更新日:2025-12-22 08:00
投稿日:2025-12-22 08:00
クリスマスが近づくと、ふと昔の恋を思い出してしまう人もいるのではないでしょうか。
今回はアラサー女性が大学時代のもどかしい恋を告白します。友達関係から恋が動き出す――そんな苦しくて切ない瞬間とは。
今回はアラサー女性が大学時代のもどかしい恋を告白します。友達関係から恋が動き出す――そんな苦しくて切ない瞬間とは。
ただ手をつないだだけなのに
「初めて“手をつないだ夜”がすべてを変えた──」
この話を聞かせてくれたのは、私の友人・美帆(仮名・30)。大学時代、ずっと片想いしていた人との“忘れられない夜”があるという。
美帆が言うには、その夜は派手さも劇的な展開もない。ただ“手をつないだだけ”。それなのに、今でも胸の奥がふっと熱くなるほどの記憶だという。
【読まれています】「とりあえず付き合う」は古い? 恋愛経験ゼロの20代が増えた現代、私たちが見直すべき“たった一つ”のこと
冬の終わりの思い出
美帆が大学2年の頃、ゼミが同じだった祐介という男子がいた。
派手なタイプではない。むしろ地味で、背も高くない。でも話すといつも穏やかで、会話のテンポが美帆と不思議なほど合った。
特別仲がいいわけでもないし、二人きりで出かけたこともない。それでも美帆はいつからか、祐介と目が合うと胸がぎゅっとするようになった。
ある冬の終わり、ゼミの飲み会の帰り。まだ夜風が冷たく、街の灯りがやけに遠くに感じる季節だった。みんなで笑いながら駅まで向かったものの、気づけば美帆と祐介だけが終電を逃していた。
「タクシーで帰る?」
祐介が聞くと、美帆はなぜか首を横に振った。
「少し歩こっか。酔い醒ましたいし」
そう言った自分に、あとで美帆は苦笑したという。終電を逃したことより、二人きりになったことのほうがずっと心臓に悪かったからだ。
ラブ 新着一覧
【『元夫から「ロミオメール」が届いた件について』あらすじ】
『あの頃、まだ若い僕たちはなにが真実の愛なのかもわからず、...
街中がイルミネーションに包まれて、ロマンチックなムードが高まるクリスマス。心ときめくメッセージが届くのを期待していたの...
「冷酷と激情のあいだvol.277〜女性編〜」では、結婚2年目にしてモラハラ疑惑が浮上した夫と、離婚以外の方法で問題を解...
男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
【『元夫から「ロミオメール」が届いた件について』あらすじ】
『あの頃、まだ若い僕たちはなにが真実の愛なのかもわからず、...
ヤンキーばかりが共同生活を送るNetflixの恋愛リアリティー番組『ラヴ上等』が大きな話題を呼んでいます。
マ...
世の中、不倫の話題で持ちきりだ。2024年に実施された調査によると、既婚男性の約2人に1人、既婚女性の約3人に1人が婚...
最近、「オープンマリッジ」という言葉を耳にする機会が増えています。結婚していても、パートナー以外と恋愛をしてもよいとい...
他人の恋の自慢話なんて聞きたくない! 羨ましくなるだけ! という領域を超え、他人の恋バナでいいから聞きたい! きゅんを...
2025年、恋が実った幸せな人もいれば、失敗に終わってしまった人もいるでしょう。今回は後者のエピソードを募集しました。...
「冷酷と激情のあいだvol.276〜女性編〜」では、日々の出費に細かく指示を出す夫が、その裏では自分だけマッサージやサプ...
男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
恋人がほしいシングル女子にとってのクリスマスは、独り身を強く実感する日ではないでしょうか? そうした中こんなLINEが...
世の中、不倫の話題で持ちきりだ。2024年に実施された調査によると、既婚男性の約2人に1人、既婚女性の約3人に1人が婚...
悪気はないけど、後で思い返して自己嫌悪になるような“恋愛の悪い癖”。今回はそんな「無意識にやってしまう恋愛のこじらせ行...
私は最近、彼氏と別れました。理由は私の家族です。私の妹は身体が不自由で病院にもかかっています。しかし、障害者雇用をして...
















