ある日突然「離婚届」が…本当の離婚理由を知りたい妻の激白

並木まき ライター・エディター
更新日:2021-05-29 06:19
投稿日:2021-05-29 05:45

コロナ禍突入で激しくなったモラハラ

 何かと言えば「オフクロ」と口にする夫に対して、多少の嫌悪感は覚えたものの「世の中には完璧な人なんていないし、お金があるから我慢しなくちゃ」と思い続けてきたというKさん。

 しかしコロナ禍に突入し、家庭内の雰囲気が大きく変わったと言います。

「夫が家にいることが増えたのもあるのでしょうが、モラハラが激しくなりました。そして、私に文句を言うときに必ず『オフクロなら絶対にやらない』とか『オフクロも言ってたぞ』とかって、母親の話が出てくるのにウンザリ。

 母親のコピーを求められているような感じで、私は、だんだんと自信を失っていきました」

 そんなある日、買い物から家に帰ると、テーブルの上に離婚届が置かれていたそう。

 すでに夫側のサインも書かれていて、これまで離婚の話が出ていなかったKさんは、心底驚いたそうです。

ついに明かされなかった「本当の理由」

「びっくりしますよね。いきなりですから。確かに夫婦仲は悪かったし、結婚当初からレスでもあったので、結婚を続ける意義があるのかって言われたら、私も答えに困るような関係ではありましたけど。

 置き手紙も置いてあって、夫はしばらくのあいだ実家で暮らすと書かれていました」

 その後、何度か話し合いを試みるも、夫からは『直接は話したくないので、弁護士を入れる』と言われ、その言葉通りに、しばらくしてから夫の代理人を名乗る弁護士から連絡が入ったとのこと。そして、4カ月間の話し合いの末に離婚へと至りました。

 しかし、夫の弁護士からは離婚のはっきりとした理由を告げてもらえず「相性が悪い」「一生一緒にいられる相手ではないと思った」などの曖昧なことしか教えてもらえなかったそうです。離婚そのものは納得しているけれど、今後のために「離婚の本当の理由」を知りたいとKさんは話します。

「弁護士さんも、本当の理由は聞いていないって感じがしましたね。まぁ、私も離婚に合意して条件の話だけ進めていましたから、弁護士からすれば理由なんてどうでもよかったのかもですね。

 だけど、私は再婚願望があるし、今後のためにも夫がいきなり離婚へと舵を切った本当の理由が知りたいんです……」

 では、元夫の真意はどうなのでしょうか。次回へ続きます。

並木まき
記事一覧
ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
Instagram公式HP

日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

関連キーワード

ラブ 新着一覧


シンママが年収1000万超の男性と再婚するのは不可能ではない
「再婚したい」と夢見るシングルマザーは大勢います。なかには「お金持ちと再婚したい」とはっきり主張する女性はいます。  ...
内藤みか 2023-06-08 18:04 ラブ
「逃げ癖がある男」との恋愛はほぼ100%満足ムリ! 理由&特徴を解説
「早く結婚したい!」と考えているなら、恋愛するパートナーを選ぶとき“逃げ癖がある男”は避けたほうが良いかもしれません。満...
恋バナ調査隊 2023-06-07 06:00 ラブ
愛も幸せも欲しい!恋人を選ぶときに重視すべきポイントは?
 年齢が上がるにつれて、将来を見据えた恋愛はとんでもなく重要です。  ただドキドキするだけの恋愛じゃなくて、恋人に...
若林杏樹 2023-06-07 06:00 ラブ
「イタす時にお香を焚き出して…」彼氏に染み付いた元カノの影響と呪縛
 彼氏と幸せな時間を過ごしている時、ふと「今の誰の影響?」と感じる言動をされた経験はありませんか? 明らかに元カノから受...
恋バナ調査隊 2023-06-06 06:00 ラブ
夜の営み事情をママ友と話したら…レス夫婦は私だけだった
 夫婦の夜の営みの話ってママ友としますか? 「そんなの絶対にしない!」 という人もいれば「フランクにするよ~」なん...
豆木メイ 2023-06-06 06:00 ラブ
携帯ショップでも炸裂!裸になるの私じゃないw 天然夫たちの爆笑エピ6選
 天然な夫を持つ妻は、毎日夫の珍行動に困りながらも癒されているといいます。抜けすぎていて不安ばかりでも、やっぱり日々笑顔...
恋バナ調査隊 2023-06-05 06:00 ラブ
私たち両想いだよね? こじらせ男子あるある&彼の恋愛欲を刺激するテク
「彼も私のことが好きなはずなのに、まったく進展しない」。そんな状況にいるとじれったくてイラッとしてしまいますよね。  ...
恋バナ調査隊 2023-06-03 06:00 ラブ
「週1の義務的な夜の生活がつらい」心の底から“コロナ婚”を悔やむ女
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2023-06-03 10:01 ラブ
「コロナ禍マジックで再婚相手を見誤った」それでも離婚しない男の打算
「冷酷と激情のあいだvol.145〜男性編〜」では、コロナ禍に結婚をした夫・タロウさん(仮名・41歳)との結婚を早まった...
並木まき 2023-06-03 10:02 ラブ
モテ系女子ほど要注意?恋愛で「闇落ち」しやすいタイプって
 恋愛から遠ざかっている女性の中には、闇落ちしている人もいるのでは……?  大好きだった彼氏がいたはずなのに、何らかの...
恋バナ調査隊 2023-06-02 06:00 ラブ
中高年の恋愛リアリティー番組「あいの里」が斬新すぎる!
 Netflixで配信されている恋愛リアリティーショー『あいの里』が話題です。8人ほどの男女がシェアハウスで恋を育むだけ...
内藤みか 2023-06-01 06:00 ラブ
162円、駅前200円だけで会話成立! 交際10年超カップルの独特LINE3選
 付き合いたてホヤホヤのカップルは、LINEでラブラブな会話を楽しんでいますよね。その一方で、10年以上付き合っている熟...
恋バナ調査隊 2023-06-01 06:00 ラブ
家庭的アピは逆効果!彼に結婚したいと思わせる必勝アプローチ
 結婚は多くの女性にとって、大切な人生の節目です。  しかし、いままでの付き合いの中で結婚の話が出ずに、彼氏と別れ...
若林杏樹 2023-05-31 06:00 ラブ
不幸になるのは一目瞭然!今すぐ別れるべき彼氏のヤバい特徴
 どんなに好きな彼氏だとしても、別れた方が幸せになれることってあるものです。 「彼の才能に惚れたの!」「たまに優しいし!...
恋バナ調査隊 2023-05-31 06:00 ラブ
既婚者ってぶっちゃけモテる? その答えと理由を分解してみた
 結婚したらもう男性から異性として見られないのか……。  そんなことはありません!  タイトルの既婚者ってぶ...
豆木メイ 2023-05-30 06:00 ラブ
セックスに上手い下手はない? ゲイの友人とのご飯で教えてもらった
 先日ゲイの友人とご飯に行ったところ、 「ストレートはいいよね。セックスの悩みがあっても、本とかがたくさん出てるし...
ミクニシオリ 2023-05-30 06:00 ラブ