ルドベキアってなんですか
ルドベキアは、北アメリカ原産のキク科、一・二年草あるいは多年草で、鮮やかな色で暑い夏の花壇やプランターを彩ってくれるお花でございます。
北アメリカではおよそ30種類が自生しており、日本に入ってきたのは明治時代。暑さに強く、花付きもいいので夏から秋にかけて次々と花を咲かせます。花の色や形態は種類によって異なりますな。
なかでもはっきりとした色味の黄色やオレンジが多いのですが、最近は「オータムカラー」なんてカラーカテゴリーの緑がかった茶色や渋いピンクなどもございます。
植えて育てるならラストチャンス!
花の表情は小さなヒマワリが一株にたくさん咲くものもあれば、八重のコスモスのようなもの、はたまた小さな子供が描いた「花の絵」のような分かりやすい形状もあり、多種多様です。
花丈は40cm程度から150cmを越すものもあり、これまたさまざま。正直、お花屋さんのワタクシでさえ「これってルドベキアだったのね」と驚くものもございます。
そんな育てやすさ抜群でビギナー向けのルドベキアは寄せ植え商材としても人気。一年草の種類が多く、開花期は7月から10月あたりまでなので、ちょうど植え付けのラストチャンスかしら~。今頃だとお花屋さんでは大きく育った花鉢が並び、これから咲く気満々のツボミをたくさん蓄え、秋まで俄然ヤル気の様相のものが購入できるのでございます。
花言葉は「正義」「強い精神力」
植物学者・ルドベックの名前がルドベキアの由来で、名付けたのは、彼の教え子で多くの植物の名付け親である植物学者リンネ。花言葉の「正義」「強い精神力」も、公明正大だったルベックの性格が花言葉になったようでございます。ルドベキアの花を見ると、納得の花言葉に思えてきますな。
簡単すぎる!ルドベキアの育て方
「なんか難しいことあります?」ってなぐらい気にしなくてもいいように思います。
カンカン照りな真夏の炎天下、他のお花がヘタってもヒマワリ並みに元気に涼しい顔でメッチャたくさんのお花が咲き誇ります。多少の水やりを忘れても大丈夫。水が切れて葉がダラ~っとしちゃっても、気付いた時に適当にあげれば、何事もなかったかのようにいつの間にか復活しております。
たっぷりの日光、暖かい温度、水はけの良さ
ポイントは「たっぷりの日光、暖かい温度、水はけの良さ」でございます。逆にいえば、日当たりが悪いと花はまばらで、冬の寒さに弱く、ベチャベチャな湿気は嫌う、ということですな。
植え付け時に日当たりや土壌に気を付ければ、手間がかからず、よく育ってくれます。日当たりの良さは絶対譲れません。
とにかくお花がメッチャ咲くので、植物の“ゴハン”である肥料はよくお召し上がりになります。肥沃な土地がお好きなようですので、腐葉土などが入ったフカフカで栄養のある土壌に植え付け、穏やかにきく緩効性肥料なんぞを適当にばら撒いてあげれば、なんだかんだで良くお育ちになります。
ライフスタイル 新着一覧