「敬老の日と賀寿の祝い」ジィジとバァバにどんな花を贈る?

斑目茂美 開運花師
更新日:2022-09-14 06:00
投稿日:2022-09-14 06:00

それぞれの賀寿と色の由来は?

 日本古来より伝わる賀寿はこちら。

【60歳・還暦】赤
 お祝いする一番知られている色は赤です。十干(じっかん)と十二支(じゅうにし)が一巡し、生まれた年に還るので、60年かけて1周した人生のひとつの区切りのお祝いが還暦なのだそう。魔除けや赤ちゃんに還る色として、赤が還暦を祝う色になります。

【70歳・古希】紫色や紺
 中国の詩人、杜甫の詩の一節「人生七十古来稀なり」から引用したとのこと。70歳まで生きられるなんて稀なんですよ~という意味。

 高貴な色とされていた紫を身につけるのは特別な人にしか許されておらず、古希祝いの色とされてきましたが、それも昔のお話し。70歳なんてまだまだ現役で働いてらっしゃる方の多いこと! 稀ではございません。

【77歳・喜寿】紫色や紺色
 喜寿の喜は字体によって七が3つ重なったものになり七十七と読めるから。

【80歳・傘寿】金色や黄(紫もOK、高貴で特別な色)
 傘の略語が八と十を組合わせた形となり、八十と読めるからことが由来。黄色は太陽の色であり、縁起のよい色とされております。

【88歳・米寿】金色や黄色、紫もOK
 米寿の米の字体を分解すると八十八。末広がり縁起の良い八の字が2つ重なる年齢はとてもおめでたい。

【90歳・卒寿】白(紫もOK)
 だんだん予想がついてくると思いますが、卒寿の卒という文字の略語が九の下に十がつくから。

【99歳・白寿】白(紫もOK)
 漢字の百から一を引くと白になることが、白寿の由来。文字通り、お祝いの色は神聖な色の白に。

【100歳・百寿、紀寿】白、桃色
 百寿と書いて(ひゃくじゅ)とも(ももじゅ)とも呼びます。また一世紀生きていることから、紀寿(きじゅ)とも呼びます。祝いの色は卒寿や白寿同様に白ですが、呼び方の(もも)からとって桃色もチョイスしても。

 個人的感想ですが、ご高齢の方がまとう桃色は妙に可愛らしく、なんだか微笑ましく思えるお色です。

斑目茂美
記事一覧
開運花師
半導体エンジニアを経て花業界に転身。イベント・ホテルなどの装飾も手がける生花店を営む傍ら、コンテストで優勝・入賞を重ね、雑誌・新聞等に作品を発表する。神奈川各所にて花教室を開催。障害者支援も花で実践。悩ましくも素敵なお客様を「花」で幸せへと導く道先案内人。ブサかわ猫店長「さぶ」ともに奮闘中。Facebookやってます。

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


「豆娘」って読める? ヒント:最近、空を飛んでるかも
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地...
『ルナルナ』の呪縛から早4年、そろそろ子どもも考えたい。もう一度入れたら“副産物”が…!
 生理管理アプリとして有名な『ルナルナ』ですが、さまざまな理由からアンインストールしていた筆者。そろそろ妊活も考えたいと...
2024-09-14 06:00 ライフスタイル
「コーヒー1杯も買えない!」キャッシュレス化に乗り切れない、現金派の叫び
 コミックや書籍など数々の表紙デザインを手がけてきた元・装丁デザイナーの山口明さん(64)。多忙な現役時代を経て、56歳...
滝川クリステルに「好きになれない」の声多数。バリキャリだけど同性ウケしないのはなぜ?
 フリーアナウンサーの滝川クリステル(46)の所属事務所が9日、夫の小泉進次郎元環境相(43)が自民党総裁選に出馬表明し...
ペッ!!他人の人脈を勝手に使うな~!「距離感バグってる人」がやりがちな5つの行動
 率直に聞きますが、みなさんの周りで「この人、なんか距離感バグってるな」って人いません?  今回はスナックのママ、...
暑すぎる夏…クール系入浴剤が気持ちいい~!疲れをお湯に流せる3選
 今年の夏は特に暑かった。本当…驚くほど暑すぎました。  毎日かき氷やアイスコーヒーを摂取していたので、身体の中は...
親不孝じゃないよ! 実家に帰省しない時の冴えた言い訳6選
 シルバーウィークが終わったら、もう年末年始はすぐそこ。長期休暇に帰省をする人は多いですよね。「実家でのびのびすごそ〜♡...
頭重感とは?MRIは異常なし、頭痛の“震源地”は肩こりだった!【薬剤師監修】今すぐできる改善法
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
懐かしの「アジャパー」ポーズを激写! お茶目な“たまたま”にほっこり
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
仏様のお供えは「花」とは限らない! もうすぐお彼岸、仏花にまつわるケンミンSHOW的な話
 ねこ店長「さぶ」率いる我がお花屋は、神奈川の仏事に手厚い土地柄の片田舎にあります。とりわけ、夏のお盆からお彼岸月の9月...
ロボット掃除機より優秀!? “激落ちくん”のお掃除スリッパが突き付けた我が家の床の現実
 話題のコスメや、広告でよく見かける化粧品や日用品。「webでよく見るあの商品、本当にイイの?」「買ってみたいけれど、口...
私の心が狭いのか? 甥っ子が放った「お金持ちだから好き」発言にモヤモヤした話
 あっという間に、9月ですね。早い! 夏休みの帰省で姪っ子や甥っ子に会った方も多いのでは。  筆者にも、5歳の甥っ子が...
テーブル下でこっそり放熱中…ステンレスで涼をとる賢い“たまたま”君
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
子どものいない祭り
 都会の喧騒の中で見つけた祭り。  そこにははしゃぐ子どもの姿はなかった。  たまにはいいかな、自分のためだ...
ほっこり癒し漫画/第81回「センセッ ジカンデスヨッ」
【連載第81回】  ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、「コクハク」に登場! 「しっぽのお...
「鉄漿」って読める? ヒント:最古のメイク
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地...