自問、自問、自問!「人間力を磨く」習慣化で人生変わるかも

おくげちゃん 漫画家・イラストレーター
更新日:2022-09-16 06:00
投稿日:2022-09-16 06:00
 この連載では、これまでにたくさんの記事を「〇〇な人の特徴」とか「〇〇な人への対処法」などのタイトルで書いてきました。皆さんはその記事を読んだ時、どんなことを思い浮かべますか?
 私は自分の中に、“〇〇の要素”がないかを考えるのですが、知人はそんなことは全く考えないそうです。ここには何か違いがあるのでしょうか。
 さて、どろんぱでは動画を見ているコミの後ろに、暗い顔をしたモジョ子が……。

 

 

 

自問をクセづければ、視点が増える

 わかりやすい例をひとつ出します。

 前回の記事で、同性ウケが悪い人の無意識な行動について書いた時、読んでくれた人たちの反応は2パターンでした。

①「自分もこういうことしてるかも」と改めて考える
②「こういう人いるよね」と共感する

 どちらのパターンも作者としては嬉しいのですが、ここまで真っ二つに分かれた意見を聞いたのは初めてでした。

 では、この二つの意見にはどんな違いがあるのでしょうか。

 思い当たるのが、①の意見だった人たちは、失敗談をよく人に話すタイプではないでしょうか? そして失敗したこと・やらかしてしまったことが、ずっと胸に残っているのではないでしょうか……。

 もしかしたら「いつまでもクヨクヨしてる」とか、「執念深すぎ」なんて言われてしまうかもしれません。でも、その出来事をずっと大事にしているともいえます。

自分事として考える時、人は磨かれる

 私はできれば失敗はしたくないです。失敗が少ない人を羨ましいとも思います。だけど、過去のやらかしをずっと覚えているのは、謙虚さを保つためにはものすごく大事なんじゃないでしょうか。

 何か問題が起きた時、まず自分側の不手際や問題がなかったかを探す。当たり前のようなこの姿勢ですが、胸に手を当てて考えるとできていない時もよくあります。

 普段からこういった行動をしている人は、どんな情報に対しても当事者意識を持てるのかもしれません。

「しょせん、他人事だし~」とサラリと流さず、「自分はどうか?」と一度考える。それがクセになると、日々の情報や周りの人との接し方も変わってくるのかもしれませんね。

登場人物紹介

モジョ子:自信がほしい主人公。やらかし経験が多いので、誰かの失態を笑えずに、自分の失敗と重ねてしまって凹む。ママ曰く、全然悪いことではなく、むしろ良いことみたい。

コミ:モジョ子の先輩。あまり自問して悩むタイプではないが、失敗は多い。酔うと脳のメモリーが小さくなるのか、すぐに忘れてしまう。大のビール党。

ママ:どろんぱのママ。生まれた時から自信しかない女。しかし、どんなことでもまずは自問するクセがついている。それはトラブル防止のためと、尊敬する先輩に教えられたため。

おくげちゃん
記事一覧
漫画家・イラストレーター
酒呑みまんが家。ふしぎで妖しい話を描いています。就活が嫌すぎて3年間ドイツに逃亡するなど放浪癖あり。京都市出身、東京在住。水商売歴10年。XInstagramでは毎日漫画を更新中。実績などはこちら

ライフスタイル 新着一覧


うんざりするけども!目上の人の苦労話は“秒”で遮断するのはもったいない
「今の人は恵まれてる、昔はさ~」から始まる目上の人の苦労話、みなさんもうんざりするほど聞いてますよね。  その苦労話で...
台湾最高!くまのプーさん気分も味わえる「40女激オシ台湾産ビール」3種
 仕事の後のビールは、全てを忘れさせてくれる大切な存在。そんな1日の終わりに飲む1杯にはこだわりたいですよね。  そこ...
2024-03-07 18:25 ライフスタイル
戦うべき相手は過去の自分 時には昇ってきた階段を振り返る
 時には昇ってきた階段を振り返る。ずいぶんと上がった、と誇りに思うこともあるし、まだこんなところか…と凹むことも。 ...
親を嫌いになってもええやん? 40女が手放せた“無理と我慢”
 早いものでもう2月。新年をきっかけに、今年こそは! と決意を新たにした方も多いのではないでしょうか。  筆者もそのう...
コミュ力ゼロ、ママ友関係が苦痛でしかない…テッパン切り口&対処法
 子育てをはじめるともれなくついてくるのが、たくさんの人間関係。保育園や学校、ママ友との交流の機会が多いので、コミュ力の...
愛しいおんにゃの子に猛アピール♡“たまたま”君の恋の行方は
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
悔やまれる添い乳よ…子育てが落ち着いた40代ママが語る育児後悔エピ
 子育て期間中は、何が正解なのかわからないまま日々育児と向き合わなくてはなりません。しかも、子供によって成長の速さも性格...
世界的にフラワーバレンタインが来てる!愛の告白より感謝を伝える日に
 立春(2月4日)を迎え、暦の上では春。ですが、この記事を書いている最中にもテレビ画面には「本日関東地方は雪」ニュースが...
入籍お知らせで赤っ恥!させていただきますはダメ、巷でよく聞く変な敬語
 日本語って本当に難しいですよね! 中でも、日本人ですら間違えてしまうのが、敬語です。    案外、正解を知っている...
飛び立つのは怖いけど…いくつになっても思い切りって大事
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
“万年毛玉ジャージ”のママ友ん家がレベチ!良くも悪くもドン引きしたエピ
 人は見かけでは判断できません。特に、相手の本当の部分が垣間見えるのが「家の中」です。  いつも綺麗な人なのに家がすご...
朝寝坊にイチャイチャバレ…夫の実家に帰省した時の“珍”失敗談4つ
 結婚すると、長期休みや年末年始に夫の実家に帰省する人が多いですよね。そして、夫の実家への帰省中に、夫の家族から引かれる...
発達障害児の長男 児童精神科で勧められた「プレイセラピー」を受けたら
 ステップファミリー6年目になる占い師ライターtumugiです。私は10代でデキ婚→子ども2人連れて離婚→シングルマザー...
ちょいワルと見せかけて…実はおしゃべりな“たまたま”にキュン
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
鉄橋の間をゴーゴーと風が通ってゆく…ここは夢と現実の境目
 鉄橋の間をゴーゴーと風が通ってゆく。眼を閉じて、橋と共に吹き飛ばされる自分を想像してビクッとする。  と思ったら...
太陽のように明るく!「娼」の成り立ち、知っていますか
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地...