M-1王者・ウエストランドの芸風は偏見ではあるが悪口ではない
先週の「M-1グランプリ2022」(朝日放送/テレビ朝日)ご覧になりましたか? 昨年の優勝者「錦鯉」のおかげで、今年のエントリーは7261組と過去最多だったとか。たしかに50歳の長谷川さんが優勝し、一夜で人気者になったのですから夢があります。
審査員もオール巨人、上沼恵美子の超ベテラン師匠から、博多大吉、山田邦子と若返った今大会、いろんな意味で注目でした。
最高だった「ある・なし」クイズネタ
で、その7261組の中から頂点に立ち、第18代王者に輝いたのはウエストランドでした。「ある・なし」クイズのネタには大笑いしました。「YouTuberにはあるけど、タレントにはない」のが、「若くして大金を得てるからまともではない!」「それが明るみに出始めてる!」「警察に捕まり始めている!」とまくしたてるところ、最高でした。
巷では“悪口漫才”などと言われていますが、みんなが思ってくれることを代弁しているだけで、偏見ではあるけど悪口ではないですよね。ツービートや同じ事務所の先輩、爆笑問題の芸風を継ぐ、毒舌漫才といいますか……。
そういえば、井口さんと爆問の田中さんは身長や体型がほぼ同じなので、井口さんは田中さんから洋服のお下がりを貰ってるというようなことを以前、どこかで喋っていましたが、これからは自分で買えますね。なんといっても賞金1000万円ですから。羨ましい限りです。
さや香に優勝して欲しかった…
とかなんとか言いつつ、本音をいえば、さや香に優勝して欲しいなあ、と思っておりました。やっぱりイケメンソムリエとしては、ねっ。目の保養という意味ではさや香に優勝していただけるとありがたかったのですが……。
松本人志委員長に「気持ちよかったし美しい漫才」と評されたように、正統派の漫才を見せてくれたのもよかったですね。
ネタも面白かったし、これは優勝間違いなし! と思ったのですが、決勝でさや香に入れたのは博多大吉さんだけで、残念ながら準優勝。とはいえ、これでさや香の名前と顔はしっかり覚えられたのではないでしょうか。
ちなみに、背の高いほうがツッコミ担当の新山士彦、山田邦子に小さいほう呼ばわりされていたのがボケ担当の石井誠一です。
2人とも既婚者
残念ながら2人とも既婚者です。関西ではレギュラーもあり、すでに売れっ子です。
新山は大阪教育大学卒のインテリ芸人でもあるので、「Qさま」あたりのレギュラーが決まれば、東京進出も夢ではありません。大阪吉本芸人にしてはシュッとしていて、むしろ東京向きだと思うのですが……。
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