束縛しても意味がない
実際に昔の同僚から、こんな話を聞いたことがあります。
妻からもらうお小遣いが少なくて、とてもじゃないけれどやっていけないので、会社からの給料を別口座に分けて振り込んでもらって自由に使っているそうです。
男性は家族のために働いているのに、遊びのためのお金を全く持たせてもらえないって、ちょっと暴力的過ぎませんか?
他には「妻にスマホを隅から隅まで見られるので、格安スマホを契約した人」も知っています。その人は不倫していたので、不倫相手との連絡用として使っていました。
このように束縛が激しいと、どこか抜け道はないか? と良からぬ方へと考えが至ってしまいます。
夜遊びも、不倫も、束縛されてもやる人はどんな手段を使ってもやりますし、束縛はあまり意味がないのです。
相手の自由を奪ってはいけない
そもそも束縛をしてしまう理由って、一体何なのでしょうか?
人それぞれだとは思いますが、ひとつ考えられるのは、自分の存在価値を相手の中に見出しているからなのでは? と推測します。
夫と結婚している自分、妻である自分のポジションしかないと思っている人が束縛してしまうのではないでしょうか。
そうではなくて、夫婦だって元は赤の他人ですから、お互いが自分の足でしっかりと立って精神的に自立するべきです。
束縛をし過ぎるのは、相手から自由を奪うこと。
《結婚しているから》といった理由で、相手の自由を搾取するのは人権侵害では? とさえ思うのです。
人としての成長が良い関係を作る
結婚しても、お互いが立ち入らないそれぞれの人間関係があって良いと思います。
お互いについて何でも把握しておきたい関係は、新婚の時は成立するかもしれませんが、結婚生活が長くなるにつれて窮屈になってくるものです。
それより、お互いがそれぞれのコミュニティに属して色んな価値観に触れられる方が、より健全で、夫婦としての密度が増すと思います。
外から持ち込んだ価値観や考え方を、自分たちでアレンジして家庭を作っていく方が楽しそうではないでしょうか?
いつも夫婦2人でべったりしているのも素敵かもしれませんが、関係性に伸びしろを感じませんし、つまらないですよね。
これは何も、「結婚しても無理して飲みに行くべき」とか「友達との関係を継続すべき」というものではなくて、自分がしたいと思ったことや行きたい場所へ《結婚しているから》と、諦めるべきではないと思うのです。
自分のやりたいことには、許される範囲で時間とお金を使うべき!
相手を束縛する前に、自分が魅力的な人間になる努力をした方が、結果的には円満な家庭を築けるのではないかと筆者は考えます。
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