無事、男児を出産
――続けてください。
「時を経て、私は男の子を出産しました。4歳になった息子は『おサルさんみたい』と弟を見て笑っていましたが、家族が増えて本当に嬉しがっていましたね。
Nさんも母も『元気に生まれてきてくれてありがとう』と次男を抱き上げ、写真もいっぱい撮りました。ただ、Nさんは両親とうまくいっていないようで……。
入籍したことも、子供が生まれたことも告げていないようです。夜の世界には様々な理由で働く人たちが多いので、私も彼の家族に関しては問い詰めることもしません。
そういえば昔、『私の実家で一緒に住まない?』と同居を提案しましたが、『いや、ひとりになる時間が欲しいから』と断られましたね。
彼の性格からすると、ひとりのほうが心身が休まるみたいです」
アイドル時代の仲間から復帰の誘いが
――続けてください。
「息子を出産して落ち着くと、アイドル時代の仲間が再度お祝いに来てくれたんです。グループを解散してから、4人で『C』というユニットを組んでアイドル活動をしている仲間です。
――R美ったら、産後太りなんて無縁ね。相変わらずスリムで肌艶もいい。
――本当? これでも11キロ太って、8キロ落としたの。あと4キロ(笑)。
――ねえ、また一緒にアイドル活動しない?
――えっ?
――昔みたいに武道館というわけにはいかないけど、今は小さなライブハウスでライブをやっているの。これが予想以上に盛況で昔のファンも応援してくれて……。R美が復帰したらますます盛り上がるわ!
そんな話も出ました。一瞬、アイドル時代の華やかな光景がよみがえってきたのですが、迷った末、『今はできないの……。でも、必ず戻るから』と約束したんです。
一度、彼女たちのライブをお忍びで見に行ったのですが、やはり輝いていましたね。一緒に歌って踊りたいと正直、思いました」
産後2カ月でホステスに復帰
――続けてください。
「でも、今はとにかく稼がなければと、私は産後2カ月でホステスに復帰しました。『体調が万全になったから、快気祝いに来てね』と営業すると、意外にもお客様が来てくれて……。『元気な顔を見て安心したよ』『体、無理するなよ』という温かな言葉をいただきました。
ママや店長は喜んでいましたが、久しぶりのクラブには、新しく入店した子が多く、『だれ? あの子』『出戻りホステス?』なんて、ライバル心むき出しで罵(ののし)る子もいましたよ。
そんな時、Nさんが間に入ってくれて『病気から復帰した売れっ子だから、仲良くしてやってね』などとかばってくれました。
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