こんな自分をダメだダメだと思い続けて十数年……。もしかしてこの考え方、もう古代の遺物かもしれません。というのも、仕事のできる女たちの間では、すでに違う常識が育っているのです。
ヤバいのはできない側ではなく、教える側かも?
私はどちらかといえばシゴデキ(仕事できる)タイプの人間ではありません。
なのでこれまで、至る所で「何回言えばできるの?」「こないだ言ったよね?」と言われてきました。書いててうっすら涙目になるほど嫌な記憶……。
こんな話をつい先日、バリキャリのお姉さんたちに聞いてもらった時がありました。
私は当然、「それはあんたが悪い」「仕事できないやつって、そんな感じだよね~」と言われると思っていたのですが、驚くことに反応は真逆でした。
「人間は何回言っても忘れんのよ!」と共感されてしまったのです。
これまでの経験から私は、「一回言われたことをできないのは無能なんだ」と思って生きてきたので、びっくりしました。
人はミスをしてしまう生き物
そしてお姉さんたち曰く、人は何回でも忘れるから、その度に指導すればいい。
それでも年単位でできないなら、指導してる側に問題があるとのこと。
めちゃくちゃ納得してしまいました。人気のあるスナックのお姉さんほど後輩の指導が上手だったし、何度でも教えてくれたからです。
もしかしたら、内心イラっとしていたのかもしれません。でも、そんな雰囲気を感じた時はありませんでした。
「人間は同じミスを何回もしてしまうもの」と知っている人のほうが、シゴデキといえるのかも。
みなさんの周りはどうですか? そして、みなさん自身はどうでしょうか?
登場人物紹介
モジョ子:自信がほしい主人公。いわゆるシゴデキタイプではない。怒られると萎縮して、わからないことを質問できなくなってしまう。最近は気に入ってくれるお客さんも増えている。
ママ:どろんぱのママ。コミには毎日ガミガミ怒っているが、モジョ子には甘め。下の教育には昔からとても熱心。従業員としてではなく、娘として女の子たちを愛しているため、頻繁に店を休んで自由参加の身内飲み会をしている。
ライフスタイル 新着一覧