イライラ虫よサヨナラ! 夏を快適にする「虫除け植物」おすすめ6選

斑目茂美 開運花師
更新日:2023-07-12 06:00
投稿日:2023-07-12 06:00

タイム

 キッチンハーブとしても知られているタイムは、置き場所によっては「ゴキブリ除け」としての効果も期待できます。ナメクジや蚊、ハエを寄せ付けないタイムは種類も多く、花が咲けば庭のグランドカバーとしても美しいので、ワタクシは主に観賞用として植えました。

 玄関やベランダや窓辺、台所の勝手口などGちゃんの侵入経路として考えられる場所に鉢植えとして、ローズマリーやオレガノ(アリ除け)などと合わせたキッチンハーブの寄植えを置くのも良いかも。

【失敗例】庭植えにしたら、あまりに丈夫でタイムであることを忘れ、形の良い雑草と間違えて引っこ抜いてしまった。

ミント

 爽快さが特徴のミントの香り成分は、ゴキブリ除けとしても有名な「メントール」。アリや蜂、ネズミにもてきめんといわれていますが、繁殖力旺盛なので鉢植えでの管理が絶対条件です。

【失敗例】地下茎でどんどん広がっていくミント。庭に植えたら繁殖し過ぎて近くのコンクリート部分まで達成、コンクリートを突き破る“地獄”を見ました。

ローズマリー

 香りの高いハーブなので、肉や魚料理の香り付けによく使われます。タイム同様、キッチンハーブとしておすすめ。衣類の防虫剤の成分「カンファー」を多く含むので衣類の防虫剤としても重宝されますな。蚊や蛾、ダニ、ノミにも効果アリ。一家に一鉢!

【失敗例】料理に使うもんねー! と、強気なほっぽらかし園芸でどんどん「巨大化祭り」へと発展。木になるので、時には大胆な刈り込みが必要。

バジル

 蚊が苦手な香り「シネオール」が多く含まれていますが、室内でも育てやすく、置くだけで効果が期待大。利用頻度も高い身近なハーブかもしれませんな。

【失敗例】簡単に育ち、かつおいしいので調子に乗って大量に種をまいたら全部発芽。呪われたみたいにバジル料理が続いたら、主人に「一生分食べたから二度と食いたくねー!」とキレられました。育てる量は考えてくださいませ。

小さな子供や動物がいるお家へ

 大変な企業努力で、害虫除けの薬剤もたくさん売られております。シュッと一吹きで長期間蚊やゴキブリを寄せ付けない夢のように優れた薬剤も登場しております。

 本当は使いたい! ですが、我が愛すべき花屋のさぶ店長は素足で店内を歩き回る高齢のデブ猫。しかも、自分の体を舐める習性がある生き物でございます。

 害虫だけでなく植物も小さな子供や動物にとって有害なものもあります。極力自然に彼らの快適な暮らしを守ってあげることが大人の人間の努め――。ワタクシと同じ悩みを感じていらっしゃる方に、この思いが届けば幸いです。

 アナタにとっても大切な家族にとっても快適な植物ライフが送れますことを……遠いお空の向こうからお祈りしておりますよ~。

斑目茂美
記事一覧
開運花師
半導体エンジニアを経て花業界に転身。イベント・ホテルなどの装飾も手がける生花店を営む傍ら、コンテストで優勝・入賞を重ね、雑誌・新聞等に作品を発表する。神奈川各所にて花教室を開催。障害者支援も花で実践。悩ましくも素敵なお客様を「花」で幸せへと導く道先案内人。ブサかわ猫店長「さぶ」ともに奮闘中。Facebookやってます。

ライフスタイル 新着一覧


子育ては「完璧主義」だと詰む! SNSの“キラキラママ”に振り回されないためには?
 セックスレスやセルフプレジャー、夫婦の在り方をテーマにブログやコラムを執筆している豆木メイです。
小馬鹿にする人って実は…。隠された心理とメンタルを死守するための3つの対処法
 会話の節々で「私のことを小馬鹿にしてる…?」と感じるような言動をとってくる人、いますよね。今回は、他人を小馬鹿にする人...
「寝香水」って知ってる?【10月前半】調香師が睡眠の質を高めるアロマをタイプ別に解説
 少しずつ寒くなる季節の変わり目は、しっかり睡眠をとって自律神経を整えましょう。今回は、調香師ならではの裏ワザ【幸福感に...
秋の祭りを共に過ごす時間
 このひと時が宝物だなって気が付くのは、  まだまだ先の話。
老化、苦労、ボトックスとも無縁な御年50のハローキティちゃん
 踊り子として舞台に立ち、エッセイも書く新井見枝香さんの月イチ連載です。アラフォーいろいろあるけど、楽しいよ…!
見せ場もばっちりにゃん! プロレスごっこの“たまたま”が可愛すぎる~
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
ほっこり癒し漫画/第82回「ウシオの大変身」
【連載第82回】  ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、「コクハク」に登場! 「しっぽのお...
「破瓜」って何歳? バージン喪失の意味もある!?
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地...
昭和レトロぎゃふん!「ほの字のカレのため、がんばりマッスル」あえての昭和言葉がエモいLINE3選
 令和の今、昭和は遥か昔の時代に感じますよね。40代女性の皆さんは、必死に「昭和感」が出ないよう、細心の注意を払ってきた...
令和のコメ不足、その手があった!価格高騰の秋も使える我が家の対策6選
 新米シーズンに突入し、少し落ち着きを見せているものの、この夏みんなが気になって仕方なかったニュースといえば、令和の米騒...
刺さるわあ…親の“結婚しろ圧”LINE3選。OVER30が涙した「いつまでも元気でいられないから」
 30代半ばを超えると、親からの結婚に対する圧もより一層強くなってきますよね。  LINEに忍ばせた小さなプレッシャー...
自己顕示欲バンザイ! スナックママが教える「自分らしく生きる」ヒント
 みなさん、SNSとかで目立つ人は好きですか? 私はついこの間まで、正直めちゃくちゃ苦手でした。  でも先日、スナ...
東京のごちゃごちゃに疲れる…貸切コンパクトボートで“泡飲み”東京湾クルージングが当たりだった
 都会とは、長年いると何をしていいのか分からなくなる場所である。おいしいご飯もお酒も、どの街にいても味わえる。新しいスポ...
イイ男が大集合♡ 素敵“たまたま”がいっぱいで目の焦点が合わない~!
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
面倒な“かまってLINE”への返信うざ。寂しがり屋のド定番「寝てないアピ」は華麗にスルーがよろし
 いつも話題の中心にいたくて、寂しがりやな「かまってちゃん」。時々ならいいですが、LINEメッセージでもかまってアピール...
諦めないで!猫と共に送る安全な植物生活。花屋が実践する「3つの心得と6つの対策」
 植物は我々の心豊かな生活を送る癒しですが、残念ながら猫にとって有害なものはたくさんあります。  種類によっては中毒症...