タイパ重視!? いしだ壱成、田口淳之介…有名人のホスト化が止まらない

内藤みか 作家
更新日:2023-07-13 06:00
投稿日:2023-07-13 06:00

推しと結婚するケースも

推しと結婚も夢じゃない!?(写真:iStock)
推しと結婚も夢じゃない!? (写真:iStock)

 ヒカルさんの少し前の2022年3月には、元迷惑系YouTuberへずまりゅうさんも3週間のホスト勤務を体験し、合計1360万円を売り上げています。

 こうした経緯から、「ホストは稼げる」と男性たちも目の当たりにしたのでしょう。

 また、へずまりゅうさんは、このホスト勤務の際に800万円を貢いだ女性と結婚しています。これは女性にも大変な衝撃を与えました。

 大好きな人がホストになった時、応援すれば結婚できるかもしれない。そんなぼんやりとした夢がリアル化したわけですから。

有名人が続々と

いしだ壱成さん(C)日刊ゲンダイ
いしだ壱成さん (C)日刊ゲンダイ

 ホストクラブ勤務を公表したのは、いしだ壱成さん、押尾学さん、田口淳之介さん、羽賀研二さん、といった顔ぶれ。

 以前は元有名人が世間から隠れるようにそっと働いていた方もいるようですが、近頃は勤務を宣言するケースも増えています。そのほうが来店客も増えるからでしょう。

 ホストとなったからには、指名すれば隣に座ってくれて、会話もできます。

 今までは直接話す機会がなく遠い存在だったタレント(または元タレント)とやり取りできるのですから、喜んでお店に駆けつけるファンもいたのではないでしょうか。

タイパのいいシステム

お互いにウィンウィンの関係が築ける(写真:iStock)
お互いにウィンウィンの関係が築ける (写真:iStock)

 近頃の世の中、コスパではなくタイパが重視しつつあります。

 様々なツテを探してお近づきになる道を懸命に探るよりは、サクッとお金を支払えば会話できるのですから、ファンの女性目線でいえば、推しのホスト化は非常にタイパがいいのです。

 そして男性にとっても、一晩で大金を稼げるホストはタイパのいい仕事。男性は大金を得たい、女性は親しくなりたい、それぞれの夢が夜の街で交差するホストクラブ勤務。

 今後も有名人の参戦は続き、ファンの女性も喜んでお店に足を運ぶのではないでしょうか。

内藤みか
記事一覧
作家
著書80冊以上。大学時代に作家デビューし、一貫して年下男性との恋愛小説を書き綴る。ケータイ小説でも話題に。近年は電子媒体を中心に活動。著書に「あなたに抱かれたいだけなのに」など。イケメン評論家として、ホストや出張ホストなどにも詳しい。
XInstagram

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


号泣しながら「愛の讃歌」を熱唱 なぜ人はスナックでダサい姿を晒すのか
 私はこれまで多くの夜の世界を見てきましたが、スナックは本当に不思議な場所です。  完全無欠のモテ人間ほど、なぜか...
大人は「さようなら」とハッキリ言わないけど…
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
春の行楽、御朱印集めはスタンプラリーと何が違う? 作法やタブーとは
 山形県東部にある山寺(山形市)で自らの行いについて考える出来事がありました。我よ、御朱印集めがスタンプラリーと化してい...
この勇姿もあとわずか…去勢手術予定“たまたま”を記念撮影!
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
「クリスマスローズ」で究極のほっぽらかし園芸!怠け者でも花いっぱい♡
 猫店長「さぶ」率いる我が花屋のある神奈川は地球温暖化の影響もあり、ここ近年の特徴は卒業式に桜咲くでしたが、今年は入学式...
人は「趣味が合わない相手」と恋に落ちることがある
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
結婚、出産、身分の違い…仲良かった友達に会いたくないのはダメな感情?
 学生時代を毎日一緒に過ごした親友。でも、年齢を重ねるに連れて「あんなに仲が良かった友達なのに、今ではもう会いたくない」...
かわいい“たまたま”が大集合!夕暮れの集会の議題はなあに?
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
立ち止まっていても時間が進むのなら…
 立ち止まっていても時間が進むのなら、いっそのこと急がなくても良いのかも。  人は人、自分は自分。
「委ねる」は読めるかも? 「委しい、委せる」はなんて読むのかな
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地...
仕事帰り、ぶつかりおじさんのちかん被害に遭遇!?  私はどう対処すれば…
 先日、電車の中で「ぶつかりおじさん」に遭遇し、周囲に分からないような形で身体を触られました。あの時、自分はどんな対応を...
選ばなかった人生を歩む「もう1人の自分」と話してみたい
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
魅惑の“たまたま”の横から…モデル!? に立候補した茶トラ君
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
“刺身のツマ”じゃございません! 存在感爆上がりの「かすみ草」最新事情
 猫店長「さぶ」率いる我が愛すべきお花屋は、神奈川の片田舎にあります。  大企業の研究所が多数点在しているせいか、他民...
同僚A「昨夜、課長と歩いてました?」同僚B「私も見ました」って…。職場グループLINE公開処刑!!
 グループLINEは、仕事上でもとても便利な連絡ツールですが、時に意地の悪い人がいるのも現実…。  職場での公開処...
ギャラ飲み収入だけで年400万円の貯金達成!元キャバ嬢が浪費しないワケ
 経営者や著名人、人気のインフルエンサーも利用する「ギャラ飲み」なるサービスって知っていますか? 東京都内のみならず、全...