「遊ぶ女の子はいるけど…」パパ活沼に落ちた男が妻に心底隠したいこと

並木まき ライター・エディター
更新日:2023-08-05 06:00
投稿日:2023-08-05 06:00

ネットで見つけた副業が大当たり

「ぶっちゃけ結婚生活が、こんなに虚しいモノだとは思ってもいなかったからな〜。もしも今、若い彼女がいない状態で結婚生活だけを続けろって言われたら、俺はすでにノイローゼになっていたかもしれないよ。

 コロナ禍のときは出社にも制限がかかって、妻や子どもと顔を合わせる時間が増えていたんだけど、あの頃は本当に地獄のようだったね。

 妻からも子どもからも邪魔者扱いをされて、家にいるだけでめんどくさそうな顔ばかり向けられてさ……。あれ以来、妻や子どもに対するこっちからの愛情も、以前と比べれば冷めたままだよ」

 そんなときに、トシヒロさんはたまたまインターネットで見つけた副業を始めたところ、最初のうちこそ採算が合わなかったものの、続けていくにつれて少しずつ利益を出せるようになったとのこと。

 今では安定して月に数十万円の副収入を得ていて、そのお金をパパ活に使っているそうです。

パパ活は人生の活力

「危ない副業をしているわけじゃなく、単なる物販ですよ。法律にもまったく触れていない、きちんとした仕事です。

 僕はたまたま副業としてやっているけれど、本業でやっている人も多いジャンルだし、危険なことには一切手を出していません。

 でもね、この副業を妻に知られたらお金を巻き上げられるから、絶対にバレるわけにはいかないんですよ。これがバレたらパパ活もできなくなるし、そうしたら俺の仕事や人生への活力がすべて失われてしまうじゃないか!

副業だけは絶対に知られたくない

 実は最近、妻が俺のことを調べているような気がしてならないので、今までよりも警戒を強くしています。

 だけどこれは、絶対にバレるわけにはいかない。パパ活はバレても代わりの女を見つければいいだけですけど、副業がバレたら妻にお金を取られるだけで、また同じくらい稼げる副業を見つけるのは大変な労力が必要ですからね」

 ◇  ◇  ◇

 恋人同士であれ、夫婦であれ、100%同じ価値観を有する男女は稀です。ましてや交際前の男女となれば、なおのことです。少しのすれ違いが、大きな溝に発展することも少なくないのが異性間における現実でしょう。

 まさにこれこそが、男女関係における醍醐味にもなれば致命傷にもなる“冷酷と激情”のはざまなのかもしれません。

並木まき
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ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
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日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

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