結婚は躊躇し、避妊具ナシには応じてくれる彼…37歳女が目論む受胎計画

並木まき ライター・エディター
更新日:2023-09-30 06:00
投稿日:2023-09-30 06:00

関係は良好だけど結婚話は出ない

「もはや結婚の『け』の字も出ないまま、月に何回かデートをするだけの関係が続いています。体の関係は……、以前より減っていますがゼロではありません。

 普通に会話も多いほうだと思うし、会っていないときもLINEやゲームのグルチャ(グループチャット)で話をしているので、コミュニケーションも良好です。

 そろそろ関係を前に進めたいので、既成事実を先行させたくて妊娠を狙っていますが……、リョウタも応じてくれている感じはあるけれど、妊娠もしないので関係はこう着状態です……。

 私の年齢も考えると、そろそろ妊娠しないと! って焦りも出てきて、最近ではリョウタに内緒で婦人科を受診しようかと真剣に悩んでいます」

すぐに妊娠するはずが…

 佳奈さんは、リョウタさんに「避妊はしないでほしい」とお願いをして、リョウタさんもそれを了承したとのこと。

 ところが「すぐに妊娠するだろう」と考えていた佳奈さんの期待は裏切られ妊娠の兆候もないことから、授からないのには自分に原因があるのかもしれないと不安を覚えているそうです。

「今の関係を前に進めるためには、私が妊娠するしかないって思っています。40歳を過ぎると妊娠しにくくなるだろうから、とにかく早く授かりたいですね。

 本格的な不妊治療はカップルで行かないとダメなんでしょうが、今のリョウタが私と一緒に病院に行ってくれるとは思えません。なんとかして私ひとりで解決して、既成事実を作ってしまわないと。

本気度が伝わっていない?

 授かるためなら、なんでもしたいですね。あまりお金がかかることはできませんが……、リョウタの子どもを妊娠するためなら、多少の借金をしてもいいかなって考えています。

 私はそのくらい本気なんですよ。

 だけど、リョウタに私の本気度がどこまで伝わっているのか……。

 今の彼を見ていると、私がそこまで彼との将来を真剣に望んでいることに気がついていないんじゃないのって気がしてなりません」

  ◇  ◇  ◇

 今のふたりが結婚へと進むためには、何かのきっかけがないと厳しいと考えている佳奈さん。では恋人のリョウタさんは、ふたりの現状をどう考え、将来についてはどのように認識しているのでしょうか。

 次回に続きます。

並木まき
記事一覧
ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
Instagram公式HP

日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

関連キーワード

ラブ 新着一覧


別れた娘への見栄のために、なぜ俺が? 妻の「もっと稼げ」アピに鼻白む40歳男性
「冷酷と激情のあいだvol.218〜女性編〜」では、再婚相手である夫・ヒデキさん(40歳・仮名)との結婚生活に経済的な不...
並木まき 2024-10-26 06:00 ラブ
「裕福な前夫と暮らす娘がうらやましい」再婚相手に貧乏脱出を求める44歳ノンキャリ女
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2024-10-26 06:00 ラブ
浮気されない女の特徴とは? LINEの返しだけでかわいく演出するテクニシャン3選
「男は浮気する生き物」といわれますが、浮気するかしないかは彼女次第かもしれません。  今回は、一途な男性に彼女とのLI...
恋バナ調査隊 2024-10-26 06:00 ラブ
「不倫の第一歩」となった瞬間5選。元彼と関係を復活させた妻たち、きっかけは?
 いけない恋愛だと分かっていながらも不倫に足を踏み入れてしまう男女。そもそもの出会いやきっかけはなんなのでしょうか? 不...
恋バナ調査隊 2024-10-26 06:00 ラブ
不倫相手の性癖はネトラレ。「他の男にも抱かせてみたい」と相談され… 32歳ホステスの悦び #1
 不倫相手との逢瀬は、女としての悦楽を存分に味わわせてくれる。背徳感や切なさは、時に婚外恋愛の醍醐味ともいえるかもしれな...
蒼井凜花 2024-11-08 15:06 ラブ
夫がダサい。「Sanma」Tシャツって何? 頭を抱える妻たちの叫びと3つの対処法
 どんなに性格が良くて価値観が一致している夫でも、ときに気になってしまうのがダサいファッション…。とはいえ、なかなか本人...
恋バナ調査隊 2024-10-25 06:00 ラブ
嫉妬深い六条御息所は反面教師に…年下男子との恋愛を長続きさせるコツ。「光る君へ」もより楽しめる!
「源氏物語」の作者である紫式部を描いたNHK大河ドラマ『光る君へ』が話題です。  光源氏は何人もの年上女性との恋愛...
内藤みか 2024-10-24 06:00 ラブ
「女友達と遊ぶ旦那」の驚愕実態4連発! 知らぬは妻のあなただけ…
「男女の友情もある」「ただの友達ならいいんじゃない?」と楽観的に捉え、女友達と遊ぶ旦那を許している奥様もいるでしょう。 ...
恋バナ調査隊 2024-10-24 06:00 ラブ
リベラル男子って何? やばすぎる恋愛観と論破する方法。結局浮気したいだけなのか
 リベラルとは、自由主義思想を指す言葉。そして今、自由恋愛主義の「リベラル男子」がやばいと話題になっているとか…。この記...
恋バナ調査隊 2024-10-23 06:00 ラブ
「抱きしめてもいい?」セラピストの彼と観覧車デート…ズキュンの連続!
 パートナーなしの50歳独女ライター、mirae.(みれ)です。48歳で意を決して女風を体験しセックスの気持ち良さを知り...
mirae.(みれ) 2024-11-20 16:33 ラブ
日曜日メシは焼きそば一択って、なんでやねん! 夫のヘンなこだわりは笑い飛ばすのが吉
 変わり者な夫を持つ妻たちから聞いた「夫のヘンなこだわりエピソード」をご紹介します。思わず笑ってしまうおかしなこだわりや...
私たち夫婦仲が悪くなった原因はなに? “妻の言い分・夫の言い分”6選から見る改善方法
「ろくに会話もしない」「家庭内別居をしている」など、世の中には仲が悪い夫婦も存在します。永遠の愛を誓ったはずなのに、なぜ...
恋バナ調査隊 2024-10-20 06:00 ラブ
彼女を作る気がない人の「脈なしLINE」3選。気になる彼に特徴が当てはまったら長期戦覚悟で
 気になる彼が「彼女はいらない」と思っているなら、いくら頑張ってもあなたの恋は実らないかもしれません。  今回はLIN...
恋バナ調査隊 2024-10-20 06:00 ラブ
「浮気に逃げないよ、俺は」被害者ヅラする妻からの離婚を断固拒否する47歳男性
「冷酷と激情のあいだvol.217~女性編~」では、結婚3年目の夫・マモルさん(47歳・仮名)との離婚を強く望む妻・絢音...
並木まき 2024-10-19 06:00 ラブ
「夫との“授かり婚”を心底後悔…」それでも離婚理由の弱さに焦りが募る39歳女性
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2024-10-19 06:00 ラブ