更新日:2024-01-20 19:17
投稿日:2023-10-15 06:00
知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地名などをピックアップ。毎日頑張るあなたがちょっぴり得した気分になれますように……。
【今回の女ことば】女々しくて
ゴールデンボンバーの「女々しくて」という曲を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。
《あんなに好き》と言い合っていた恋人が、ある時、新しい人の元へ行ってしまった。それでも《愛されたい》、《君と居たい》、《君が欲しい》と懇願する未練たらたらの女々しい男性の心情が炸裂した歌です。
「女々」と、女を2文字も重ねているのに、なぜ男性を形容するときに使うの?
「女々しい」という言葉は、『ふるまいなどが女性のようであること。柔弱で、いくじがない。未練がましい』(広辞苑 第7版)とあり、まさしく、この歌のよう。
あの時ああしておけば、もしかしたら変わっていたかもと、過ぎた事をいつまでもダラダラと話された時には、「あぁもういい加減にして、女々しいよね。男のくせに」と一蹴したくもなりますよね。
記者ハンドブック(共同通信社 第14版)によると、「女々しい」や「男(女)のくせに」という言葉は、『女性や男性を殊更に強調、特別扱いする不適切表現』とされています。
金爆が歌うからこそ
そのような言葉ですが、「4人からなるヴィジュアル系エアーバンド」(ゴールデンボンバー公式サイトより)が、体を張ったパフォーマンスと、リズムにうまくのった「女々しくて」の連呼によって、発売から10年以上たった今でも、いろんな意味で記憶に残る一曲になっているのかもしれません。
今年あるいは、来年(デビュー20周年)あたり、久しぶりにNHKの紅白歌合戦出場はいかがでしょうかね。もちろん「女々しくて」で。
(日刊現代校閲/タダ美)
ライフスタイル 新着一覧
「まあまあ、みんな我慢してるんだから」と、なだめられた経験はどのくらいありますか?
私は少なくない回数あるし、人にそ...
住宅街で湧き水と出会うなんて。東京には知らない場所がまだまだある。
「東京の名湧水57選」のひとつにも選出されて...
Koji Takano
2023-08-18 06:00 ライフスタイル
住み慣れると忘れてしまいがちですが、多くの人は上京後に田舎とTokyoのギャップに仰天しています。上京後数年経った人も...
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
近年、健康志向の人やダイエット中の人に話題となっている「完全栄養食」をご存知ですか? 現代人は忙しく時間がない人が多い...
故人へのお供え花を作らせていただく花屋の感覚として、暑さ寒さが続く日や季節の大きな変わり目はお悔やみ花を作る機会が多い...
この夏休みは、千葉から夫の実家のある岡山県に帰省しました。帰省中、パソコンを開きたかったのですが、夫の実家は人の出入り...
街に人が戻ってきた。大阪はこうでなくっちゃね。
でも、ココは誰もいなくても賑やかな街だ。
ちょっと見上...
Koji Takano
2023-08-14 06:00 ライフスタイル
最近、世界の妊婦の間で流行っているのが「ジェンダーリビール」です。日本ではまだまだ聞き慣れない言葉ですよね。今回は「ジ...
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
「ムスコン」とは、息子から子離れできない親に対して使われる言葉だとか。特にムスコンの被害を受けやすいのが、お嫁さん。義母...
2023-08-13 06:00 ライフスタイル
お正月やお盆の時期などに、頭を悩ませるのが親戚付き合いです。年に数回しか会わない親戚とは、何を話したらいいかわからず、...
ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、突然「コクハク」に登場! 生きものたち、その生きものたちをこよな...
ねこまき(ミューズワーク)
2023-10-13 18:29 ライフスタイル
最近ちまたで注目を集めている「平成レトロ」。平成レトロとは「平成を懐かしく想う文化的風潮」のこと。1989(平成元)年...
2023-08-12 06:00 ライフスタイル
結婚すると気になるのが、義母との関係。仲良くいられるかどうかで、結婚生活が大きく変わってしまいますよね。特に多いのが、...
「なんだか部下との関係が良くない気がする」「後輩に避けられているのはなんで?」と悩んでいる方必見! 今回は、職場の後輩や...