新山千春アプリ婚に淡い期待…典型的なエサに釣られない40女の自己防衛

コクハク編集部
更新日:2023-11-10 10:48
投稿日:2023-11-10 06:00

新山千春が13歳下の“ハイスペ男性”と再婚

 タレントの新山千春(42)が、交際中だった13歳下の一般男性(29)と再婚。7日放送の日本テレビ系バラエティー番組『踊る!さんま御殿!!』に出演し、彼氏とのエピソードを語ったあとに「その彼と結婚しました! マッチングアプリで出会った彼と」と報告した。

 気になる相手は、2019年にマッチングアプリで出会った外資系企業勤務の男性で、実家は歯科医院を経営。本人は家業を継がずにニューヨークの大学でファッションを学んだと報じられている。モデルの経験もあって、新山のインスタグラムで公開された写真は横顔ながら、長身でイケメン感がぷんぷん漂う。

アプリ婚は増えている

 芸能人とはいえ、バツイチ子持ちのアラフォー女性がマッチングアプリで出会った好条件の男性とゴールインした事実……。このおめでたいアプリ婚に、SNS上では同世代の婚活女性たちがざわつきを見せているが、実際、コロナ禍も相まって、出会い系のアプリを通じて結婚する人は増加中。

 三菱UFJリサーチ&コンサルティングが21年12月に公開した統計では、ネット系婚活サービスによる結婚率は年々上昇し、20年の婚姻者の11.1%がマッチングアプリを通して出会ったカップルだという。

 また、Pairs、Tinder、タップル、Omiai、with利用経験者を対象にした「2023年マッチングサービス・アプリの利用実態調査」(MMD研究所)によると、20~60代の全体の5位が出会いの手段として「マッチングアプリ」を挙げており、40代でも実際にパートナーと出会った場所の上位になっている。

ハイスペ年下男性とのゴールインは稀

 しかし、だ。実際は新山のようなハイスペ年下男性との結婚は稀だという。甘い誘いに乗った結果、泣き寝入りしないようアプリやプロフィールの見極めが大事。婚活アドバイザーの植草美幸氏はこう警鐘する。

「女性芸能人が10歳以上年下の男性と結婚すると、半年から1年は相談所でも『年下と結婚したい』という女性の依頼が増えます。その傾向はマッチングアプリも同じで、結果的に悪い男が近寄ってくるリスクが高くなりやすい。実際、アプリで騙されたと相談所に駆け込む40代女性は一定数いますね」

 植草氏によると“乙女ゴコロ”につけ込んだ最も多い被害は投資詐欺で、次に既婚者に遊ばれたケースだという。

「被害に遭った女性たちに聞き取りすると、プロフィールに『ハーフか海外で育った日本人』と記し、たどたどしい日本語で話していた男性が投資を持ちかけてきたとか、『若気の至りで結婚したが、別れた。今度は長く一緒にいられる女性を探している』などと独身を匂わせ、近寄ってくる手口に騙されたというケースはひとりやふたりではありません」(前出の植草氏)

好条件は疑ってかかる

 一流企業勤務や年収1000万円以上などのスペックも“典型的なエサ”というから、まずは疑ってかかることだ。

「独身証明書の提出を義務付けていて、男女ともにある程度の利用料を取っているサービスに絞るだけでも、真剣な出会いにたどり着ける可能性は高まります」(前出の植草氏)

 新山が利用していたマッチングアプリは男女ともに基本無料だともいわれているが、新山千春に続くのはそう簡単な話ではない……。

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