3度目でも終わらせ方が迷宮入り コロナ禍で不倫の掟を破った50男の困惑

並木まき ライター・エディター
更新日:2024-01-06 06:00
投稿日:2024-01-06 06:00
冷酷と激情のあいだvol.176〜女性編〜」では、不倫相手とのセックスレスに悩み、それを理由に生活費が受け取れなくなるかもしれないと悩む咲子さん(47歳・仮名)の不安についてお届けしました。
 では、咲子さんの不倫相手であるシンゾウさん(52歳・仮名)は、ふたりの現状や未来について、どう捉えているのでしょうか。

深入りするつもりじゃなかった

「咲子との関係はこんなに深入りするつもりがなかったので、どうしたらいいのか正直決めかねています。

 最初は、“コロナ禍で退屈だからちょうどいいや”という軽い気持ちで、咲子との関係を始めました。

 しかし、短期間で急速に距離が縮まってしまったのと、コロナ禍のあいだは外食も避けたかったので、咲子の家で食事をする機会が増えてしまって…。

 成り行きで相手の家にも出入りする仲になってしまったんですよ」

コロナ禍で狂った不倫のルール

 聞けば、シンゾウさんはこれまでにも不倫経験があり、咲子さんで3人目とのこと。

 これまでの不倫では「相手の家には行かない。会うのはホテル。食事も外食」を貫いていて、相手の生活圏に入らないのをポリシーとしてきたそうです。

「相手の生活圏に入れば、別れるのが難しくなるじゃないですか。

 だから僕は自分なりにルールを決めて、スマートに遊んできたつもりです。それがコロナ禍のせいで、調子が狂ってしまった。

 そのときには『社会が正常化したら、普段の自分に戻ればいいや』と思っていたのですが、実際にコロナ禍が明けた今、以前の僕のような遊び方に変えるのは難しい。

 すでに咲子の生活に深入りしすぎているのを感じています」

並木まき
記事一覧
ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
Instagram公式HP

日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

関連キーワード

ラブ 新着一覧


「着衣のままコトに及ぶなんて…」愛の営みが機械的すぎると不満炸裂な女
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2024-01-20 06:00 ラブ
占い好きな女性がモテないって本当? びくびくしながら本音を聞いてみた
 女性が恋愛や結婚に悩んだ時、占いに頼る人は結構いるはず。でも実は、「占い好きな女性は男性にモテない」という噂が…。 ...
恋バナ調査隊 2024-01-20 06:00 ラブ
「A型の女=めんどくさい」に涙…男性が敬遠するポイントと対処法を解説
 血液型によって、ある程度の性格の傾向があると考える人は多いですよね。特に恋愛においては、A型の女性は「めんどくさい」と...
恋バナ調査隊 2024-01-20 06:00 ラブ
黒島結菜と宮沢氷魚の発表に賛否…「非入籍」のデメリットと続ける意義
“朝ドラカップル”がこのたび公表した「事実婚」が世間の注目を集めている。  女優の黒島結菜(26)が16日、俳優の...
アイドルオタク夫は許せるor許せない? 妻たちがブチ切れる境界線は…
 アイドルオタクの男性は多いですが、もしも自分の夫がアイドルオタクだった場合、とても微妙な気持ちになりますよね。本来、一...
恋バナ調査隊 2024-01-19 06:00 ラブ
マチアプで成功する人・失敗する人 初心者のアラサー女性が騙された実例
 コロナ禍以降、利用者が増えたマッチングアプリ。今ではアプリで知り合って結婚したのを隠さないカップルも少なくありません。...
内藤みか 2024-01-18 06:00 ラブ
経験者に聞く!ズバリ、離婚で大変だったことって何ですか?
「夫と離婚したい」と思っている女性は、経験者の“離婚で大変だったこと”を参考にしてみると良いかもしれません。  一筋縄...
恋バナ調査隊 2024-01-18 06:00 ラブ
金持ちの彼氏はケチ説は本当かっ!ケチケチぶり&ケチケチになる心理3つ
 恋人が金持ちだと、なんとなく優雅なデートが楽しめそうなイメージがありますよね。でも世間では「金持ちな彼氏ほどケチ説」が...
恋バナ調査隊 2024-01-18 06:00 ラブ
イケボ男子しか勝たん! 声がいい人がモテる4つの理由に納得
 男性を好きになる時、顔やルックスなどのほかに「声」に魅力を感じる人はたくさんいますよね! 同じセリフでもイケボ男子に囁...
恋バナ調査隊 2024-01-17 06:00 ラブ
スタメンのラブグッズはリビングに堂々収納! 皆はどこに収納してる?
 セックスレスや婚外恋愛、セルフプレジャーをテーマにブログやコラムを執筆しているまめです。  2024年になったの...
豆木メイ 2024-01-16 06:00 ラブ
二股されたのに別れないのは正解? 同時進行恋愛が平気な男たちの言い分
 彼があなたと同時進行で、他の女性と交際していたらどうしますか? 彼への想いが強く、二股されても別れない選択をする人もい...
恋バナ調査隊 2024-01-16 06:00 ラブ
あえて「好き♡」と告白しなくても…大人が自然に付き合う流れを解説
 今回は、大人が恋愛でよくある自然に付き合う流れを3つ、紹介します。お互い告白せずに気づいたら交際をスタートしていた…な...
恋バナ調査隊 2024-01-15 06:00 ラブ
最初からそれ目的!?「楽しかった~気をつけて」が最後のLINEで自然消滅
 付き合っているのか、それとも別れたのかハッキリしない自然消滅は、気持ちを切り替えるにも時間がかかる終わり方ですよね。 ...
恋バナ調査隊 2024-01-14 06:00 ラブ
共同生活が苦手なTBS安住アナが選択した「別居婚」うまくいくタイプは?
 元日に結婚を発表したTBSの安住紳一郎アナウンサー(50)。お相手は、38歳の元タレントの西島まどかさん。地元が同じ北...
「また仲良くしたいな」と飼い犬の画像を送る女…仲直りはペットが鉄板♪
 彼とどんなに仲良しでも、時には大喧嘩することもありますよね。  そして、一度喧嘩してしまうと、意地を張ってしまい...
恋バナ調査隊 2024-01-13 06:00 ラブ
「49歳の妻がトドかカバに見える」慰謝料なしで離婚したい晩婚男の思惑
「冷酷と激情のあいだvol.177〜女性編〜」では、50歳を目前に控えたタイミングで、お互いが初婚で結婚をした香奈子さん...
並木まき 2024-01-13 06:00 ラブ