出張ホスト、ママ活、女風…女性の金目当てに上京する男性が増えている!

内藤みか 作家
更新日:2024-01-11 06:00
投稿日:2024-01-11 06:00

地方から上京する理由

東京で稼ぐぞ(写真:iStock)
東京で稼ぐぞ (写真:iStock)

 女性目線で見れば「地方で風俗を利用するとオトク」になりますが、男性目線から見れば「東京で女性用風俗の仕事をすればオトク」になるわけです。

 今までと同じサービスをするだけで倍の金額を得られるかもしれないからです。

 この価格差は、ママ活の世界にもあるそうです。

 やはり地方だと半額以下に相場が落ちるのだとか。そもそも高額の収入を得ている女性も東京に集中していそうです。

 そういった価格格差の事情から、地方から東京を目指して上京する女性のお金目的の男性が増加傾向にあるようです。

自分はいけると思ったのに…

ニーズは人気者に集中している(写真:iStock)
ニーズは人気者に集中している (写真:iStock)

 しかし、いざ上京しても、目論見通りに稼げるとは限りません。

 東京にはすでに大勢のそうした女風的な仕事に就いている男性が多く、大変な競争になっているわけです。

 地方で稼げたホストが東京でも稼げるわけではないのと同じです。

 福岡県からママ活目的で上京した20代のJさんに話を聞いてみたところ「全然稼げない」とのことでした。

 確かに地方に比べて東京のほうがお金持ちそうな女性が多いのですが、それに群がる男性も多いので、争奪戦になり、なかなか勝てないのだとか。

ネットカフェやカプセルホテルで客待ち

待てど暮らせど…(写真:iStock)
待てど暮らせど… (写真:iStock)

 Jさんはオンラインで「今日会えます!」などと営業しながら女性からお声がかかるのを待っていたそうです。

 ネットカフェやカプセルホテルで待機していたそうですが、結局誰とも会えず、1円も稼げずに帰ることになったそうです。

「地元ではイケメンと言われて女性にモテるのですが、東京にはそれ以上のイケメンが大勢いて勝ち目がない」と悟ったそうです。

 地方の出張ホストも、「遠征」の名目で上京し、女性客を募るケースがあります。

 そうした場合は事前に女性客の予約を受け付け、場合によっては交通費を出してもらって上京します。

 短期間で複数の女性客を渡り歩き、それなりのお金を稼ぐのが目的ですが、予定がなかなか入らず苦労するホストもいるのだとか。

 東京なら稼げると思い込み、なかには友人宅に転がり込んで「東京に来たばかりで何もわからないので教えてください!」と呼びかける男性もいます。

 しかし多くの女性は自分好みの顔や雰囲気の男性を選ぶため、誰でも稼げるわけではありません。

 地方にいる時よりも、さらに男に磨きをかける必要があるのです。

内藤みか
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作家
著書80冊以上。大学時代に作家デビューし、一貫して年下男性との恋愛小説を書き綴る。ケータイ小説でも話題に。近年は電子媒体を中心に活動。著書に「あなたに抱かれたいだけなのに」など。イケメン評論家として、ホストや出張ホストなどにも詳しい。
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