更新日:2024-10-08 11:39
投稿日:2024-03-25 06:00
手をつなぐチャンスは文化祭で訪れた
自分が抱いた初めての感情は一体なんなのか。バレンタインデーが来るまで、AちゃんからT君の話を聞くたびに、モヤモヤは晴れませんでした。
結局、バレンタインデーに告白したAちゃんはT君に振られ、ほっと安心したのを覚えています。
今思えばモヤモヤの正体は、Aちゃんに対する嫉妬。私はAちゃんのバレンタインデー告白をきっかけに、T君を気にするようになっていったのです。
とはいえ、いまいち恋がどういうものなのかわからない。T君を見かければドキドキしながら目で追いかける毎日。消極的で地味なタイプだった私は、同じクラスメートなのに話したことすらありません。
それなのに一挙一動が気になって仕方がない。遠くからT君を見てドキドキする毎日は、それでもキラキラ輝いていてかけがえのない日々でした。
文化祭の最終日のキャンプファイヤーに期待
中学時代最後の文化祭――。私が通っていた学校では、文化祭の最終日にキャンプファイヤーをして、全校生徒でフォークダンスをするのが恒例行事でした。
それは、男女が公式的に手をつなげる場であり、好きな人がいる人にとっては、絶好のチャンスだったのです。
そういう私も、T君と手をつなげるチャンスだと、心をときめかせていました。
その瞬間を想像してはドキドキしながら布団に潜ってニヤニヤとする時間を過ごし、いよいよ文化祭の最終日がやってきました。
次回につづく。
ラブ 新着一覧
「40代になったけど、久々に合コンに誘われちゃった…!」「十数年ぶりの合コン、どうしたらいいかわからない!」と40代の合...
「冷酷と激情のあいだvol.238〜女性編〜」では、離婚となる“決定打”はないものの、結婚4年目の夫に不満な妻・奈緒さん...
男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
咲子さん(30歳日系CA/独身)は、子供時代から「かわいい」と言われて育った美女だ。大学卒業後、大手エアラインのCAと...
彼氏の母親は、結婚すればあなたの義母になります。その義母が癖のある人でも、彼氏と結婚したいと思えますか?
「マッチングアプリはやりたくない」という女性が少なくありません。カラダやお金が目的の男性が多く、本気の恋愛を求めている人...
不倫していた彼に未練がある女性もいるのではないでしょうか? でも彼はすでに気持ちを切り替えているかも。不倫相手と別れた...
誰しも一度は「別れた恋人とヨリを戻したい」と考えたことがあるのではないでしょうか。ですが、壊れてしまった関係を修復する...
パートナーとのセックスレスに不満や寂しさを感じる女性もいるでしょう。しかし「むしろ嬉しい!」と喜ぶ女性もいるようです。...
年齢とともに恋愛観も変わりがち。アラフォーになれば多くの女性が結婚を意識するため、より「今の彼氏でいいのか」と迷いが生...
「冷酷と激情のあいだvol.237〜女性編〜」では、結婚話から逃げ続ける恋人に苛立っている柚月さん(仮名・34歳)の心情...
男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
男性に相談を持ちかけて、無理に恋愛に持っていこうとする「相談女」。厄介な彼女たちには、どのような特徴があるのでしょうか...
「ルッキズム」が謳われて久しい。やはり「若さと美貌」を兼ね備えた女の人生は圧倒的に有利――そう考える人も少なくないのでは...
「この人を生涯かけて愛していくんだ」「一生添い遂げるんだ」と思ってしたはずの結婚。でも、毎日一緒にいると、「日に日に太っ...
「アラフォーになったら女として見てもらえなくなった」という声をよく聞きます。アラフィフになったらなおさらで、女磨きに力が...