「星の瞳のシルエット」に恋した中学生…48歳で男を知るこじらせの根源

mirae.(みれ) ライター
更新日:2024-10-08 11:39
投稿日:2024-03-25 06:00
 パートナーなしの50歳独女ライター、mirae.(みれ)です。2年前の48歳まで性体験がなかったよもやま話を綴っていますが、今回はちょっぴりこじらせた背景にある、中学生時代の恋愛観についてお付き合いください。
 これを語らずして先には進めない…!

「初恋」というものに恋をしていた

 少女漫画の世界が大好きだった小学生のころの私。毎月発売される少女漫画雑誌を購入しては、好きな漫画の中の主人公に自分を当てはめて、一緒に胸をときめかせたりしていました。

「ときめきトゥナイト」「星の瞳のシルエット」などに疑似恋愛をしていたのかもしれません。

 当時の小中学生向けの少女漫画の世界は、極めてプラトニックでした。ストーリーのゴールは主人公が片思いしていた相手との両思いであり、そのさきにキスという行為はあったとしても、必須ではありませんでした。

 私はその世界観に没入し、相手の男性キャラクターに恋をし、そして「いつか自分にもこんな素敵な人が現れて恋をするのだろう」と毎日がワクワクしていました。

 そんな状況だったので、同級生の女の子にスカートめくりをしたり、イジめたり、茶化すことばかりしているような同級生の男子は“ガキ”にしか見えず、二次元のキャラクターに恋をする日々だったのです。

 私にとっての「初恋」は、憧れであり、「初恋をすること」に恋をしていたのかもしれません。

このモヤモヤはなんなの?

 中学生になっても漫画の世界をいつまでも追いかけていました。しかし、周囲の友達などは好きな子の話をするようになり、少しずつ大人の階段をのぼりはじめていました。

 中学2年生のバレンタインデーが近くなったある日、仲良くしていたAちゃんから「T君のことが好きだから、バレンタインデーに告白する!」と宣言されました。

 T君は同級生の中でも大人っぽく、そしてとても頭がいい。周りの子供っぽい男子とは全く違う雰囲気で、女子に人気のある男の子でした。

 まさに、少女漫画に出てくるキャラクターのような存在だったのです。

 そんなT君に友人Aちゃんが告白する…その話を聞いた時、私は動悸が止まらなくなりました。

「もし、AちゃんとT君が付き合ったら…? キスしたら?」

 そう考えた時、すごく嫌な気持ちになったのです。

「あれ? このモヤモヤした気持ちは何?」

mirae.(みれ)
記事一覧
ライター
アラフィフのフリーライター。ライター歴は15年以上。いろいろこじれて48歳で処女卒業。現在は性に奔放で貪欲に、独身生活を謳歌中。
X

関連キーワード

ラブ 新着一覧


別れ話は「事前準備」がすべてです 上手な切り出し方って?
 彼氏と別れたいと思ったとき、避けては通れないのが“別れ話”。とはいえ「彼を傷つけたくない」という不安があると、別れ話を...
恋バナ調査隊 2022-06-19 06:00 ラブ
彼氏の会社に浮気情報を匿名拡散!復讐を決めた女たちのエピ
 信じていた彼氏に浮気されて黙っていられる女性は、果たしてどれだけいるでしょうか? 今回は浮気した彼氏へ復讐した女性のエ...
恋バナ調査隊 2022-06-18 06:00 ラブ
♡印を連打し手料理をねだる…セクハラ年下男に悩む女経営者
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2022-06-18 06:00 ラブ
「ガード固すぎ!」仕事から私生活に繋げたい年下男の言い分
「冷酷と激情のあいだvol.95〜女性編〜」では、取引先の男性・神崎さん(仮名)から度重なるセクハラを受け、その対処に困...
並木まき 2022-06-18 06:00 ラブ
清掃員から風俗に転職した40代シンママの話「私の天職です」
 男女問題研究家の山崎世美子(せみこ)です。母子家庭の約半数が貧困状態という日本の社会問題。主要国36カ国中24位という...
山崎世美子 2022-06-18 06:00 ラブ
梅雨デート特集がしっくりこない!筆者実践の逆手計画はど?
 梅雨入りの時期が来てしまった。しかも今年は、じめじめしているだけでなく肌寒い梅雨。これでは全てのやる気がなくなってしま...
ミクニシオリ 2022-06-17 06:00 ラブ
付き合うと冷めるのは“蛙化現象”かも!心理と対処法を知ろう
「あんなに好きだったのに、なぜか急に冷めた」――。そんな悩みを抱える女性は多いようです。相手が振り向いてくれた途端、急に...
恋バナ調査隊 2022-06-17 06:00 ラブ
彼氏が失敗した時こそ好機!“フォロー上手”な女性の実践テク
 仕事で失敗した彼氏に、どんな言葉をかけたらいいのかわからない時ってありますよね。言葉の選び方次第では、彼氏を大きく傷つ...
恋バナ調査隊 2022-06-17 06:00 ラブ
「性欲が強い女性」に告ぐ!男に勘違いされないための注意点
 性欲というと、男性をイメージする人が多いでしょう。でも、性欲があるのは男性だけではありません! 女性にも性欲が強い人が...
恋バナ調査隊 2022-06-16 06:00 ラブ
婚活初参戦のアラフォー女性必読!「パートナー探し」の鉄則
 アラフォーという年代になって初めて婚活サイトやアプリに登録し、結婚に向けて頑張り始める女性がいます。  けれど彼女た...
内藤みか 2022-06-16 06:00 ラブ
「ネックレス、郵送で返して」元彼からの痛い&恐怖LINE3選
 元彼から女性のもとに届いた痛いLINE……。男性は、別れた元カノに対していつまで「俺のもの」と思っているのか、そして元...
恋バナ調査隊 2022-06-15 06:00 ラブ
本命彼女と非本命女子の違いは?ガチで惚れられる女になる術
 気になる男性ができた時に、体の関係になっても、なかなか「本命彼女」になれない……。そんなことで悩んでいませんか? ...
若林杏樹 2022-06-15 06:00 ラブ
「仕事と俺どっち大事なの」って言っちゃう?男の本音に迫る
 好きな彼からであっても「仕事と俺どっち大事なの?」なんて聞かれると、困惑してしまいますよね。中には「重い」と感じる人も...
恋バナ調査隊 2022-06-15 06:00 ラブ
嫌われてる? 二人きりだと沈黙する彼…隠れた男性心理とは
 気になる男性と二人きりになった時、彼が沈黙すると「もしかして嫌われてる?」と不安になりますよね。  でも、男性と女性...
恋バナ調査隊 2022-06-14 06:00 ラブ
“家族割”からの独立!離婚届と地獄の名義変更で自由を得た
 ステップファミリー5年目になる占い師ライターtumugiです。私は10代でデキ婚→子ども2人連れて離婚→シングルマザー...
年上男性はデメリット多め?いえいえ大事なのは操縦方法です
 女性にとって、リードしてくれる年上男性は魅力的に映りますよね。頼り甲斐があり、経済力のある年上男性は、恋人としても結婚...
恋バナ調査隊 2022-06-14 16:31 ラブ