NHK朝ドラ「ブギウギ」~第23週「マミーのマミーや」#111
梅吉(柳葉敏郎)が亡くなった。葬儀では松吉(木内義一)が号泣しながら、遺影の自慢をする。
そんな中、スズ子(趣里)は、葬儀に参列していた杖をつきながら歩く初老の女性と目が合う。
それは、およそ15年前に一度だけ話をしたことがあるスズ子の生みの親、キヌ(中越典子)だった。
あのときは幼かった2人の息子たちも今では立派な青年となっていた。
スズ子は、キヌと2人で話をすることになる。
【本日のツボ】
なぁぜなぁぜ 疑問あれこれ
※※以下、ネタバレあります※※
梅吉の葬儀に参列する実の母・キヌを一瞬で見つけるスズ子。15年前に一度会ったきりなのにすぐにわかったのは、やはり血のなせる業でしょうか。
生みの母とはいえ、人生で2度しか会っていないわけで、さぞや話も盛り上がらないことでしょう。
キヌを演じた中越典子は実年齢44歳。白髪やメイクで老けて見せても、地肌のキレイさは隠せません。
なによりも驚いたのは手です。手タレかというほどそれはそれは美しい手で、とてもですが毎日、土にまみれて畑仕事をしてきた手には見えません。なんとかならなかったのでしょうか。
23年前に中越がヒロインをつとめた朝ドラ「こころ」で、中越の母を演じたのが趣里の母、伊藤蘭。そんな繋がりで今回の役に起用されたのかもしれませんが、それならばいっそ、ランちゃんのサプライズ出演でもよかったぐらいです。
もうひとつ、愛子に「あのおばあちゃんは誰? マミーのお友達?」と聞かれ、ためらいつつも「マミーのマミーや」と答えるスズ子。それを少し離れたところで聞いていたキヌの姿がありました。
自分のことを母と認めてくれたと、なんともいえない表情でこちらを振り返るキヌ。なかなかの名演技でした。
今週のタイトルも無事回収、感動の場面ですが、ふと思ったのが「マミー」ということばに反応したキヌ。若いうちから奉公に出て苦労してきたキヌが「マミー」と聞いてすぐに母のことだとわかったのはどうしてなのか、と。
その後の「愛子のおばあちゃんや」の台詞を耳にした後ならわかるのですが…。
亀は香川に残るのなぁぜなぁぜ
もうひとつの疑問は六郎の亀のこと。愛子があんなに可愛がっているのだから、てっきり譲り受けるのかと思ったら、そうではなかったようで…。
スズ子もスズ子で、亀の代わりにキヌから貰った実父の形見の金の時計を渡すって、どういうこと?
いくつものなぁぜなぁぜが湧き出た回でした。
次週、日本で一番刑事の似合う俳優、内藤剛志が刑事役で出演。こちらも右京さん(水谷豊)ならよかったのに、と思ったり。
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