NHK朝ドラ「虎に翼」~第1週「女賢しくて牛売り損なう?」#2
寅子(伊藤沙莉)がお見合いに苦戦する中、親友の花江(森田望智)は寅子の兄・直道(上川周作)との結婚準備を順調に進めていた。
在学中に結婚することが夢だった花江。寅子には女性が当然歩むべきとされる道がピンとこない。
そんな中、大学の夜間部に通う下宿人・佐田優三(仲野太賀)に弁当を届けに行った寅子は、教授・穂高重親(小林薫)、裁判官・桂場等一郎(松山ケンイチ)と出会う。
この出会いが寅子の運命を変える。
【本日のツボ】
「カーネーション」の糸子とおとうちゃんだ!
※※以下、ネタバレあります※※
「虎に翼」の語りは尾野真千子です。朝ドラのナレーションは前回の「ブギウギ」の高瀬耕造アナや、「スカーレット」の中條誠子アナのように、NHKのアナウンサーが担当するものと、今回のように俳優が担当するものがあります。
好みの問題でしょうが、どちらかといえば私は俳優の語りが好みです。アナウンサーの場合、職業柄、正確に原稿を読むことを使命としており、どうしても人間味に欠けてしまいがち。
その点、俳優は演者の一人として物語にしっかり溶け込み、見ているこちらもドラマの世界に浸れる気がします。
特に今回は、ナレーションのみならず、トラコの心の声など、演じ分けも絶妙で、もうひとりのヒロインといった存在感があります。
そういえば、最近の傾向として語りを担当していた俳優が、最終週近くに登場人物としてサプライズ出演するパターンがあります。
たとえば、「らんまん」の宮﨑あおいは万太郎(神木隆之介)の死後、遺品整理のお手伝いをする女性として、「カムカムエヴリバディ」の城田優も語学番組の講師として登場したように。
尾野真千子と小林薫
今回もオノマチさんがどこで登場してくるのかな、と楽しみに思っていたら、本日は本日で“えらい感じの人”、穂高重親教授役の小林薫が登場。
オノマチさんと小林薫といえば、あの「カーネーション」(2011年)のヒロイン糸子とおとうちゃんではありませんか。
13年の時を超えての共演に、朝ドラファンとしては激萌えの回でした。
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