更新日:2024-04-13 06:00
投稿日:2024-04-13 06:00
関係を進めることに抵抗感
千津さんに対して不満はないと強調しながらも、今よりもふたりの関係を一歩進めることには、強い抵抗しかないと話すナオトさん。
そのために、交際1年を過ぎても一度も肉体を重ねたこともないと言います。
「千津ちゃんを抱いてしまったら、そこで僕たちの関係って、今よりも進んでしまうじゃないですか。深入りしちゃうっていうか。
それが僕には、どうしても決断できないんですよね。
もっと気楽になって、ダメになったらそのときに考えればいいっていう方法もありますけど、僕はもともと性格的に、恋愛にも仕事にも楽観視ができないタイプです。
なかなか吹っ切れない
今の若い子たちは、アプリでバンバン出会って、とりあえず付き合ってみて、合わなかったら別れて、またアプリで次を探すスタイルで恋人を次々に作っているというのも見聞きしています。
でもねぇ…、自分にそれができるかっていうと、試してみたけれど、ちょっと難しいよなぁというのが、本心なんですよ。
千津ちゃんは真剣交際を求めてアプリに登録をしていたのを知っているから、僕がこういう気持ちで千津ちゃんと付き合ってしまっていることを考えると、申し訳ないなぁとも思います。
だから、どこかで僕が吹っ切って、アプリでの出会いでも、普通に深入りできるようなマインドに変われればいいんですけどね…。
すみません、まだまだ僕は、そこまで達観できそうにありません」
◇ ◇ ◇
恋人同士であれ、夫婦であれ100%同じ価値観を有する男女は稀です。ましてや交際前の男女となれば、なおのことです。少しのすれ違いが、大きな溝に発展することも少なくないのが異性間における現実でしょう。
まさにこれこそが、男女関係における醍醐味にもなれば致命傷にもなる“冷酷と激情”のはざまなのかもしれません。
ラブ 新着一覧
「冷酷と激情のあいだvol.65〜女性編〜」では、結婚後何年たっても口先ばかりで結果を出せない夫・トモアキさん(仮名・4...
これまで東大出身の既婚男性にインタビューをしてきた当連載「東大生の結婚観」。今回はスピンオフ企画として、東大出身のご主...
満月には、不思議なパワーがあるといいます。潮の満ち引きを生み出す月がもっとも大きくなる満月には、恋愛を“引き寄せる”パ...
久しぶりに再会した男友達に、恋をしてしまった経験はありますか? 幼馴染や同級生、元同僚など、当時はなんの意識もしていな...
「告白したいけど、なんて伝えたらいいかわからない!」という人は多いですよね。でも、しっかり内容を考えておかないと、相手に...
積極的に楽しませようとしてくれたり、連絡もマメにしてくるヤリモク男性と、本命として考えてくれている人の行動って少し似て...
男性にとって、料理上手な女性は魅力的に映るもの。家庭的な姿を見て、結婚を意識する男性も少なくありません。しかし、男性と...
毎日好きな彼と顔を合わせることができる「社内恋愛」。仕事にやる気が出ますし、交際を公表すれば、堂々と付き合うこともでき...
女性はアラサーになると、どうしても結婚を視野に入れる時期に差し掛かるため、気楽な恋愛ができなくなる人が多いです。年下彼...
気になっている男性といい感じに距離が縮まって、告白はされていなくても「もしかして、私たち付き合うのかな?」と思ったこと...
男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
「冷酷と激情のあいだvol.64〜女性編〜」では、憧れの仕事を手にした自分を応援しない夫・ケンイチさんに苛立つ妻・愛佳さ...
男女問題研究家の山崎世美子(せみこ)です。可愛くなりたい、綺麗になりたいと願うオトナ女子の美へ執着は尽きることなく、美...
女子の中でも「肉食系女子」と呼ばれる人たちは、とにかく恋に対して貪欲で押しが強いですよね。「愛しの彼を手に入れるためな...
片思いと思いきや、実は相手も片思いだと思い込み、お互いに気持ちを伝えぬまま進展しないことがあります。でも、これでは、せ...
大好きな人とカップルになれても、常に男女の間を取り巻く「浮気」という不安……。浮気の定義は、男女でも差があるようですね...