リボベジ人気!ペットボトル1本で隙間ガーデニング、初心者にオススメは

斑目茂美 開運花師
更新日:2024-05-08 06:00
投稿日:2024-05-08 06:00
 新緑が美しい季節です。猫店長「さぶ」率いる我が愛すべきお花屋だけでなく、大型園芸店も色とりどりの園芸商材が店頭を彩っております。

 特に母の日前後は扱い量・種類ともにレベチに多く、毎度のことながらワタクシの無計画な仕入れにより、間の前の店内、大爆発しております。

植物の元気な季節

 そんな飾られた園芸商品の美しさに釣られてご来店なさる方々の中には「買いたいんだけど、うち庭がないのよね~」とおっしゃる方が少なくないことに、ワタクシ、気が付いております。

 マンションなどの集合住宅はもちろんでござんすが、新築の戸建てでもガーデンスペースを削って、コンクリートで埋められた駐車スペースやコミュニティスペースにしたり、あらかじめ小さく区切られた園芸スペースにはすでに木が植えてあったり、はなから「ガーデニングなんてやりません」的な構造になっていたりする…。

 共稼ぎが当たり前なご時世、とりわけ女性は毎日が必死でござんすよ。雑草取りなんてやってられんです。

 とはいえ、忙しいからこそ心に潤いが欲しいじゃございません? ワタクシが花屋になってしまった(?)のも、それが入り口で気がつけばどハマりして転職w。植物は生きる活力にもなるのです。

 今回は場所も時間もないアナタにご提案。「忙しい毎日に潤いを。小さなスペースで何植える?」の解説でございます。

ペットボトル1本でもガーデニング

 庭がなくても、マンションやアパート住まいでも、わずかなスペースに植物1つあるだけで、グッと暮らしに潤いが生まれます。たとえ花1輪でも観葉植物1鉢でもアナタを頼って生きる植物があるとのとないのとでは、その差は雲泥。

 正直ペットボトル1本で育てたって、それはもうガーデニングでございます。「隙間ガーデニング」とでもいうのでしょうか。テラスやベランダの片隅、あるいは窓辺のささやかな場所を使って、負担のかからない程度の隙間ガーデニング。でも何を植えるのが、自分に相応しいか。花? グリーン? それとも…?

園芸初心者でも抵抗なく手軽

 リボーンベジタブル(リボベジ)をご存知ですか。お言葉の通り、廃棄するニンジンの頭やキャベツの芯、根のついた野菜ごみを水耕や土耕で再生し、利用するアクションのことです。

 スポンジに蒔かれた種が育ってそのまま出荷される「豆苗」「カイワレ」なんぞはリボベジするには有名すぎるアイテム。ごみを捨てずにパックにそのまま水を入れてキッチンに置いておけば、未発達だった種が育って3回くらい収穫できます。

 根のついた小ネギも最高です。ペットボトルに根が浸かるくらいの少ない水を張れば、しばらくすると根がぐいーんと伸びてきます。

 それをそのまま土に植えれば、量にもよりますが「ちょっとだけ」切ればハッキリ言って、エターナルなんじゃないか? と思える成果でござんすよ。

 リボベジかどうかはさておき、袋の中で潰れたミニトマトはそのまま土に蒔けば、勝手に育って収穫。ワタクシも以前、駐車場に落ちたミニトマトが勝手に育ってしまったことが…。

 もちろんそんなつもりもない場所だったので、迷惑気味でござんした。もちろん食べたけどw。

 今日は切れるかなぁ、食べれるかなぁなんて成長が毎日待ち遠しい。リボベジは最初の隙間ガーデニングにはもってこいでございますわよ!

エディブルフラワーを楽しむ

 その名の通りエディブル(食べられる)フラワー(花)のこと。エディブルフラワーとして販売している種を育てるのですが、いまの時期はエディブルフラワーの苗ものも豊富です。

 代表格は、ナスタチュームやポリジをはじめとしたハーブの苗。本当にいろいろあって迷いますわ。個人的にいつも育てるのはシソやバジル、パセリ。ちょっとだけ欲しいなら隙間ガーデニングで十分でございます。シソの花なんぞ美味で綺麗~。

 また、いまならイチゴの苗も種類が豊富。大株から次々と伸びる子株を植え替えれば、もうエターナル。四季咲きのイチゴなんてずーっと食べられて、しかも白くて小さな花がまた可愛い。

 種から育てるならパンジーやビオラ、スミレが簡単でオススメです。それこそ蒔けば勝手に…でござんすよ。時期でいえば冬ですが、これからの計画に入れてもいいかも。

 隙間スペースで手軽にエディブルな植物を育てたいならいま! 野菜苗やハーブ苗が一番豊富ないまがオススメでございます。お試しあれ!

 隙間ガーデニングがアナタの生活に潤いと喜びを与えてくれますことを…遠いお空の向こうからお祈りしておりますよ~。

斑目茂美
記事一覧
開運花師
半導体エンジニアを経て花業界に転身。イベント・ホテルなどの装飾も手がける生花店を営む傍ら、コンテストで優勝・入賞を重ね、雑誌・新聞等に作品を発表する。神奈川各所にて花教室を開催。障害者支援も花で実践。悩ましくも素敵なお客様を「花」で幸せへと導く道先案内人。ブサかわ猫店長「さぶ」ともに奮闘中。Facebookやってます。

ライフスタイル 新着一覧


なんて経済的! タフでお得な花々5選。おしゃれ植物「ラックス」はゴミ捨て場でも美しく咲く
 本日も猫店長「さぶ」率いる我がお花屋に隣接している「ほっぽらかしラボ」(売れ残った二軍、三軍の花鉢商品の置き場)をボー...
もう嫌!「節約疲れ」する前に…ストレスなく試せる5つの貯金方法
「毎日毎日節約のために出費を抑えた生活をしていて、全然楽しくない」と感じているそこのあなた! それは、節約疲れが出てきて...
ツー“にゃんたま”撮影に成功!さらに茶色のイケ猫が…♡ 可愛いアクシデントあるある
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
お客は昔の恋人か? 傲慢な一言に「じゃあ、あんたがやってみろよ」と反論するか問題
 踊り子として全国各地の舞台に立つ新井見枝香さんの“こじらせ”エッセーです。いつでも、いついつまでも何かしら悩みは尽きな...
酔っ払い同士のLINEに爆笑! きのこたけのこ論争から記憶喪失コンビまで恥ずかしっ…
 人はお酒を飲むと日頃心に秘めている本音が出てきますよね。酔っ払い同士のLINEをのぞいてみると、本音同士の面白い会話が...
商店街で「縄張り荒らし」騒動が勃発! ムキムキお兄さんを近隣おじさまと奪い合う…顛末はいかに
 本コラムは、地元の“幽霊商店会”から「相談がある」と言われ、再始動の先導役を担う会長職を拝命することになったバツイチ女...
中年のニラが歯に挟まる問題。口内インフラも老朽化するのだ。治療は保険治療か、それとも自費か
 女性なら誰でも通る茨の道、更年期。今、まさに更年期障害進行形の小林久乃さんが、自らの身に起きた症状や、40代から始まっ...
ワーママも専業主婦も、みんな違ってみんないい。それでも女は“自分の収入”を持った方がいいと思う
 セックスレスやセルフプレジャー、夫婦の在り方をテーマにブログやコラムを執筆している豆木メイです。
切ない…親の老いを実感したエピソード。ゴミ屋敷一歩手前、母の死から父の独り言が急増
 GWや年末年始など、長期休みに帰省する人は多いですよね。実家で過ごすと「懐かしい」「ホッとする」と感じ、心身ともに満た...
アラフィフ独女が『人事の人見』を見て思うこと。平成の働き方はもう通用しない…私たちはどう振る舞うべき?
 アラフィフ独女ライターのmiraeです。前回のコラムでもお伝えしたとおり、アラフィフである私は、氷河期世代として社会に...
夫のいびきがうるせえ! 約6割の人が悩んでいる睡眠問題、「対処法がわからない」は卒業しましょ
 眠い眠い眠すぎる! 「春眠暁を覚えず」昔の人はよく言ったもので、つい昼間でもうとうと…。  この眠気、我が家に関して...
2025-04-29 06:00 ライフスタイル
シッポがピン!「今日のご飯は鯛だニャン♪」ご機嫌“たまたま”たちが集結したよ
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
脱「片づけられない女」宣言! この連休中こそ実行したい“断捨離”4つのコツ
 自宅の床には片方だけの靴下や、ぐちゃぐちゃのハンカチが転がり、デスク回りは書類と資料の山で作業するのも一苦労。そんなあ...
何気ない街の風景
 何気ない街の風景。  ここにいるよ…って呼ばれて振り返る。  心地良い風が吹いた。
【動物&飼い主ほっこり漫画】第95回「おーい! コテツ!」
【連載第95回】  ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、「コクハク」に登場! 「しっぽのお...
夫よ「育休=自由」じゃないんだよ! 病む寸前まで追い詰められた女たちの叫び
 子供を出産してから、育休を取得する女性は多いですよね。また、出産後の妻を支えるために、育休を取得する夫は少なくありませ...