「もう限界だ」レスを理由に夫から離婚届を突きつけられた41歳女の画策

並木まき ライター・エディター
更新日:2024-07-20 06:00
投稿日:2024-07-20 06:00

レスを理由に離婚を要求

「夫は、私とのレスを理由に離婚をしたがっています。

 私たちは確かに6年以上レスなのですが、レスになってからは夫から求められたこともないですから、てっきり夫もレスについては納得していると理解していたんです。

 ところが、先日の話し合いでは『ずっと許せなかった』とか『君のせいで、僕は男としての自信を失った』と主張してきたんです。

 40代になった今、自分の自信を取り戻すために私とは離婚をして、もう一度パートナー探しをしてみたいと言い出したんですよ…」

 身勝手にも聞こえる夫の言い分でも「レスの深刻さを思うと、まったく理解できないわけではない」と話す絢音さん。

 ですが、実は絢音さんは妻として、離婚を申し入れてきた夫の不可解な様子も気になっているとのこと。

浮気をしている?

「私、夫は浮気しているんじゃないかなって気がしているんです。

 少し前から大きな荷物を家から持っていく不可解な外出が増えたし、思い返すと休日も『やることがある』と言って、ひとりで出かける日が増えたんですよね。

 少し変だな…と思っていたところに、今回の離婚の申し出ですから。

『男として自信を取り戻すために、離婚をしたら、新たなパートナーを探したい』なんて言っているけれど、実はもう浮気相手がいて、その子と同棲なり結婚なりしたいから、私と離婚をしたがっているんじゃないかなって感じているんです」

浮気されているくらいなら、離婚してもいい

 浮気の証拠を掴めていない今は、確信までは持っていないそうですが、夫の性格を思うと「ほぼほぼ浮気をしているって確定でいいと思うんですよね」と絢音さん。そして意外なことに「浮気をされているくらいなら、離婚をしてもいいかなって気もするんです」と続けます。

「相手の女性に夫を黙って渡すのは悔しいですけど、慰謝料や養育費などお金のことをキチッとしたうえでなら、離婚をしてもいいかな〜って思っているんですよ。

 夫はそこまで収入がいいわけでもないから、私もいっそのこと離婚をして新しく富豪の彼氏でも見つかれば、そのほうがいいかなぁなんて。

 だけど、夫が浮気をしているかがわからない以上は、今はまだ動かないほうが賢いですよね?

 だから私は、これからみっちり夫に関する情報収集を進めようと思っているんです」

  ◇  ◇  ◇

 夫からの突然の離婚の申し出にも、取り乱すことはなかった絢音さん。しかし夫が離婚をしたい理由の真意がわからない以上は、軽々しく同意すべきではないと考えています。

 では、夫であるシュンペイさんは、なぜ急に離婚をしたいと言い出したのでしょうか。そこには意外な背景がありました。次回に続きます。

並木まき
記事一覧
ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
Instagram公式HP

日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

関連キーワード

ラブ 新着一覧


夫や彼氏からの「ドン引き誕プレ」5選 女ゴコロが1ミリも分かってないな
 夫や彼氏からの誕プレには期待しちゃいますよね。自分のことをよくわかっている相手ですし、誰よりも「喜ばせたい」と思ってく...
恋バナ調査隊 2024-06-28 06:00 ラブ
「私、CAの試験に受かっていたの」お見合い現場で遭遇する"怪しい経歴”
 アラフォー世代の婚活で見栄を張って“怪しい経歴”を語る方がいます。これまで何件か聞いたのが、航空会社のCA(客室乗務員...
植草美幸 2024-06-28 06:00 ラブ
やる気マンマン? 起業したい系男子が増殖中…本気か、金目当てか?
 年上の女性を狙う「起業したいんです」系男子が増殖しています。そのなかには起業を口実に女性からお金を引っ張ろうとするウソ...
内藤みか 2024-06-27 06:00 ラブ
田舎に住んでるとマッチングアプリは役立たず!? 婚活女性が涙した悲劇4選
 マッチングアプリが普及してからは出会いの幅が一気に広がりましたよね。ですが、田舎ではあまり役に立たないようです。いった...
恋バナ調査隊 2024-06-27 06:00 ラブ
1年365日少年すぎる夫の操縦法 うちの旦那はピュアなの? おバカなの?
 結婚すると、女性はより現実的な思考になる人が多いのに比べて、男性はいつまでも夢を追いかけがち。時には、少年すぎる考えの...
恋バナ調査隊 2024-06-24 06:00 ラブ
夫はバツイチ。元妻の「あんた」呼ばわり“カチコミ”LINEどう対応する?
 夫がバツイチだった場合、どうしても避けられないのが元妻との関係…。理解のある人ならいいのですが、夫に未練があったり、不...
恋バナ調査隊 2024-06-23 06:00 ラブ
ゾッコンした女は恋愛上級系?それなら…交際戸惑う48歳バツ1男の胸の内
「冷酷と激情のあいだvol.200〜女性編〜」では、たまたま入ったバーで出会った男性と友達以上恋人未満の関係が続き、40...
並木まき 2024-06-22 06:00 ラブ
40代、昔なら“無い男”と告白前旅行はアリ?恋の始め方を見失う45歳女
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2024-08-17 09:01 ラブ
人気の電話占い師は20年前からお見通し 新しい彼氏が最速でできる方法
 恋をすると占い師に頼る女性がかなり多いのではないかと思います。特に梅雨時は、気持ちもじめっとしてしまうのか、思い悩んで...
内藤みか 2024-06-20 06:00 ラブ
略奪婚その後の幸せは確約されていない? 4人の女が直面したリアルな現実
 不倫の末に掴む幸せは、果たして長く続くのでしょうか?  今回は“略奪婚のその後”に迫ります。現在不倫中で、相手と...
恋バナ調査隊 2024-06-19 06:00 ラブ
【調香師監修】4タイプ別 熱い夏に負けないスパイシーな香り&オイル解説
 夏になるとスパイスの効いた料理が食べたくなりませんか? スパイスには体の代謝を高めて血行をよくする働きがあり、中東など...
太田奈月 2024-06-18 06:00 ラブ
「なぜ不倫したかって? お宅の夫に騙されたからよ」不倫女の言い分7選
 婚期を逃したり、相手の奥さんにバレて慰謝料を請求されたりと、不倫はハイリスクですよね。なのになぜ、不倫する女性が後を絶...
恋バナ調査隊 2024-06-17 06:00 ラブ
50歳独女の初体験未遂は突然始まった。オタのオフ会で男を物色したら…
 パートナーなしの50歳独女ライター、mirae.(みれ)です。あなたは大好きな人に「うちに泊まっていく?」って誘われた...
mirae.(みれ) 2024-07-14 13:57 ラブ
「俺って特別な存在?」まで聞いといて言わんのかーい! 告らせたい男と女の攻防戦はLINEでも
 好きな男性には、自分から告白するより告白されたいですよね。いい雰囲気になってきたら「今言って!」と、告白を引き出したく...
恋バナ調査隊 2024-06-16 06:00 ラブ
成長させてあげる…? 男への違和感はスルー厳禁!勘が命中したLINE
「女の直感は当たる」といわれている通り、女性の「ん…?」という違和感は意外と当たるもの。信頼している彼氏やちょっといいな...
恋バナ調査隊 2024-06-15 06:00 ラブ
「倦怠期は不可避だ」運命の女と交際2年半、絶望に占領されるハイスぺ男
「冷酷と激情のあいだvol.199〜女性編〜」では、あえて結婚も同棲もしないスタイルで生涯を添い遂げると決めた恋人・カズ...
並木まき 2024-08-17 09:10 ラブ