「買い物でも夜の生活でも満足させたい」恋人のために“プロ練習”もいとわない60代男性

並木まき ライター・エディター
更新日:2024-08-17 08:48
投稿日:2024-08-10 06:00

大富豪ではないけれど

「まぁ大富豪ってほどではないですけれどね、食事でも買い物でも旅行でも、美雪さんの好きにしてあげられるくらいのお金はありますよ。

 僕には前妻との間に娘がふたりいまして、その子たちにある程度のお金は残してあげたいけれど、それ以外は僕自身が使い切るつもりでいます。

 美雪さんといろんなところに行って喜ばせてあげたいなっていう気持ちが強いんです」

夜の相手だって満足させられる

 トシオさんが考える理想の交際について尋ねてみると、年齢を感じないほどの前向きな答えが返ってきました。

「同棲くらいはしたいですね! 結婚は…、どうかなぁ。でも美雪さんが望むのであれば、入籍してもいいですね。

 まだ僕は60代で、周りからは『若く見える』って言われるから、美雪さんの夜の相手だって満足にできる自信はありますよ。まぁ今から子どもを作るっていうのは現実的ではないから、そこはないでしょうけど。

 でも、“その時”のために、夜の腕もちゃんと磨いておこうと思います。美雪さんを満足させてあげたいですからね。あ、素人じゃなくてプロと練習ですね(笑)。プロなら浮気にならないでしょう?

 独身の気ままな生活も楽しいんですけど、パートナーがいる多少は窮屈さを感じる生活が懐かしいっていう思いもあるんですよ。

 だから美雪さんともうちょっとお付き合いが深まったら、今よりも関係を進めていこうと考えています」

  ◇  ◇  ◇

 恋人同士であれ、夫婦であれ100%同じ価値観を有する男女は稀です。ましてや交際前の男女となれば、なおのことです。少しのすれ違いが、大きな溝に発展することも少なくないのが異性間における現実でしょう。

 まさにこれこそが、男女関係における醍醐味にもなれば致命傷にもなる“冷酷と激情”のはざまなのかもしれません。

並木まき
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ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
Instagram公式HP

日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

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