「コーヒー1杯も買えない!」キャッシュレス化に乗り切れない、現金派の叫び

山口明 プロ童貞・現代アーティスト
更新日:2024-09-14 06:00
投稿日:2024-09-14 06:00

お金がなければ幸せになれない?

 生活する上で生じる大きな悩みのひとつにお金の多寡がある。オレも50代で仕事が激減したり、親の介護がきっかけでデザイナー業を引退したり、ここ10年くらいは本当に悩むことが多かった。

 お金が潤沢にあって経済的な懸念が1ミリもなかったら? きっともう少し気楽に過ごせたはずだし、ある程度はお金で解決することもあったかもしれないね。

 では「お金がなければ幸せになれないのか」というと、残念ながらそう単純でもない。

 あるデータによれば、貧しい家に生まれて「大人になっても貧しい人」というのは、あまり幸せを感じないらしい。だけど、金持ちの家に生まれて「大人になっても金持ち」という人も同じように幸せを感じにくい、というんだよ。

 一方、貧しい家に生まれても「自分の力で金持ちになった人」は強く幸せを感じるという。つまり、お金そのものが人を幸せにするのではなくて、お金を手に入れるプロセスこそが人を幸せにするんだ。

 ちょっと逸れるんだけど、17世紀のオランダの画家レンブラントの話してもいい?

――なんですか? ちょっと急展開すぎてついていけませんよ!

(気にせずに続ける)レンブラントは若くして画家として大成功した人なんだけど、本人の浪費癖が災いして50歳くらいで財産を失い、顧客も離れて借金がかさみ破産に追い込まれる。

 人生転落して気力を失うかと思いきや、その後も創作意欲は衰えることなく、大胆で荒々しいタッチに変化した作品をつくり続け、どうやら充実した晩年を送ったとされている。

 レンブラントのようにお金から解放されて、自由になることもひとつの幸せのかたち…。オレもお金はないけど心の自由はあるよ!! 皆さんはDOなのYO!! 次回もお楽しみに。

(聞き手・箕浦恵理/コクハク編集部)

【童貞のつぶやき(おまけトーク)】

 新しい1万円札の顔になった渋沢栄一を大河ドラマ「青天を衝け」で演じたのは吉沢亮さん。ちょっと前に若い時のオレの写真を見て「吉沢亮さんにソックリ」と言ってくれた人がいたんだよ(自分で言ったワケじゃないからね!)。

 もし、若い時のオレが今の吉沢さんに似てるのであれば、今のオレは「吉沢亮の64歳の姿」ってことになるよね…?

 全国の吉沢亮さんファンの方に朗報です! ここに未来の吉沢さんが無傷の状態で売れ残ってますよ! 早いもの勝ちですよ〜。未来からタイムスリップしてきた(?)初老の吉沢亮なオレって、まさにリアル・ガチな東京リバンジャーズじゃないの?

山口明
記事一覧
プロ童貞・現代アーティスト
1960年生まれ。プロ童貞しかし、あるときは現代アーティスト。そしてまたあるときはオナニストにして予言者。しかし、その実体は無職のオシャベリ・クソジジイ。毎日、地元MAD CITY(松戸市)の平和を守る為、猫背&早歩きでパトロール。本日も童貞戦線異状なし!!
著書の「ワイルドチェリーライフ山口明 童貞力で一億総クリエーター時代を生きる」が発売中。代理人による公式Xも更新中。

ライフスタイル 新着一覧


「何で後ろから撮るにゃ?」“たまたま”の質問攻めにきゅん♡
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
年末大掃除、夫が戦力にならない…今年こそやる気を出してもらう方法4つ
 年末の大仕事といえば、家の大掃除ですよね。やはり、一年の汚れを綺麗にしてから、新しい一年を迎えたいものです。でも、何か...
コスパ最強!シクラメン超長生き育成術、この冬は美しい姿をキープさせる
 暖冬にも程がある2023年師走ですね。  カントリー風情たっぷりの立地にある猫店長「さぶ」率いる我が愛すべきお花...
日用品は見た目も大事よね♡ 好みの香りで良質な睡眠時間を
 コクハクリーダーズ1期生の「あんず」と申します。今回、ワクワクしながら新商品を使う機会に恵まれました。  日常生活で...
2023-12-16 17:32 ライフスタイル
「見慣れる」ってこわい 散らかった部屋を眺めて考えたこと
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
温泉旅行を計画中! でも浴衣の下は何が正解? オトナ女性の3つの選択肢
 彼氏や女友達と楽しむ温泉旅行。最近では旅館に添えつけの浴衣が用意されているところも多いですよね。  でも浴衣姿で...
悪臭漂う子どもの地獄汚部屋にもう限界!私がブチ切れた“ゴミ袋事件”の夜
 ステップファミリー6年目になる占い師ライターtumugiです。私は10代でデキ婚→子ども2人連れて離婚→シングルマザー...
尾道の町並みより絶景也! 恥ずかしがり屋のクロ“たまたま”
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
ふわっと何かが降り立った? 神々の宿る土地の光は優しい
 夜道を歩いていたら、ふわっと何かが降り立った気がした。  振り返ると黄色い稲穂が揺れていた。でも全然怖くはなかっ...
『姑息(こそく)』本来の意味は“ずるい”ではなく、一時しのぎ
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地...
ぼっちの年越し最高!大人の女性だからこそ許される“心の洗濯”プラン5選
 お正月といえば、恋人と過ごしたり、実家に帰省したり、賑やかに過ごす人が多いですよね。でも実は今、ぼっちでも一人のお正月...
【45歳からの歯科矯正】まじか。矯正8カ月で主治医から衝撃の提案が…
【これまでのお話し】 45歳で歯科矯正を始めようと思ったワケ(#1)/45歳女、5年越しにワイヤー矯正を決断!(#...
ほっこり読み切り漫画/第63回「フクフクモフモフ規格外ナノダ」
【連載第63回】  ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、突然「コクハク」に登場! 「しっぽ...
子、姪、甥への「お年玉適正価格」問題 親戚と決めた我が家のルールは…
 子供たちのお正月の楽しみといえば、なんといっても「お年玉」ですよね。でも、大人にとっては「親戚の子へのお年玉の額をどう...
「自信がない人」必見! 必要なのは“勇気”なのかもしれない
 突然ですが、みなさんは自信と勇気の違いって説明できますか? 私はよく自信がなくて悩むのですが、本当は「勇気のなさ」こそ...
鮮やかな朱色にハッとする 見つけたのは秋が忘れていった物
 ずいぶんと歩いたけれど、ひときわ映える朱色にハッとして顔を上げた。 「秋の忘れ物」もきっと鳥に見つかって、最後は...