佐々木希が「メンタル最強」よりレベチなもの。それは、夫の不倫も職人トラブルもナシにする鈍感力

堺屋大地 コラムニスト・ライター・カウンセラー
更新日:2024-10-22 06:00
投稿日:2024-10-22 06:00

金銭トラブルが勃発! それでもマイペースに動画を更新

 2つめは8月下旬からジュエリー職人との金銭トラブルが報じられたこと。

 希様がとあるジュエリー職人にアクセサリーを発注したものの、支払期限を過ぎても希様側から代金振込がないといったことが重なり、軽視されたと感じた職人が激怒。職人側がことの経緯や希様の理不尽な言動を告発し、複数のメディアで報じられたのです。

 職人が希様とのLINEのやりとりも公開していましたが、職人の主張が事実であればたしかに希様がずいぶんと不義理な対応をしていたように見えます。

 けれどそんな騒動の渦中でも、希様はマイペースにInstagramや前述のYouTubeチャンネルを更新し続けていたのです。

「メンタル無痛」のプロフェッショナル

 YouTubeの内容やジュエリー職人とのトラブルなどで、改めて希様を「メンタル最強」と評する声がネット界隈で挙がっていますが、筆者の分析は少し違いました。

 希様は「メンタル最強」なのではなく、“「メンタル無痛」のプロフェッショナル”に思えて仕方がないのです。

「最強」というと精神的な強度が強いことになりますが、希様の場合は強度が強いというよりは、どんなに叩かれてもそもそも痛みを感じない域に達しているのではないか、と。

 渡部さんと離婚しなかった時点でどんな精神構造しているんだとは思っていましたが、夫のスキャンダルが一切なかったかのような一流女優然としたYouTubeや、ジュエリー職人との騒動が一切なかったかのようなSNS更新など、「メンタル無痛」だと考えると納得。

レベチな「鈍感力」で生き抜く

 作家・渡辺淳一先生や小泉純一郎元首相らが説いた「鈍感力」に通ずるところもありますが、ともかく常人とは“レベチ”なメンタルを持っていることは間違いありません。

 些細なことでもすぐに炎上して叩かれてしまうSNS時代を健やかに生き抜いていくためには、希様のような「メンタル無痛」が理想なのかもしれません。“「メンタル無痛」のプロフェッショナル”である希様は自らの生き様を通じて、我々に進化の道筋を示してくれているのではないでしょうか。

 きっと「メンタル無痛」の希様こそ、人類の進化系なのです。

堺屋大地
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コラムニスト・ライター・カウンセラー
恋愛をロジカルに分析する恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラー。本連載意外に『日刊SPA!』(扶桑社)で恋愛コラム連載、『SmartFLASH』(光文社)でドラマコラム連載。そのほか『文春オンライン』(文藝春秋)、『現代ビジネス』(講談社)、『集英社オンライン』(集英社)、『週刊女性PRIME』(主婦と生活社)、『女子SPA!』(扶桑社)などにコラム寄稿。LINE公式のチャット相談サービスにて、計1万件以上の恋愛相談を受けている。
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