更新日:2025-03-03 19:15
投稿日:2024-10-18 06:00
おぞましい「三者面談」が行われて
「修羅場になることを想定して、娘は午前中から両親宅に預けました。もちろん、これからおぞましい『三者面談』があるなど、両親は思いもしないでしょう。胃がキリキリと痛み、今にも吐きそうなほど緊張に包まれ、LINEの履歴を削除しなかった自分をいくども呪いました」
リビングに通された宗太郎さんは始終うつむき、肩を落としてうなだれていました。私がお茶を淹れようとすると、夫は『客じゃないんだから、余計なことはするな!』と一喝し、テーブルにA4版の用紙を置いたんです。
用紙には、『今後、由奈とは一切会わない。連絡も取らない』、『もし約束を破ったら、法的措置をとる』などの文言が事細かに書かれてありました。夫が作成した念書です。ここにサインを書くよう夫がペンを渡すと、宗太郎さんは『申し訳ありませんでした』と謝罪して、震える手でペンを受け取りサインしたんです。
慰謝料を請求しなかったのは、夫としてのプライドでしょう。口調は落ち着いていましたが、いつもより低い声音が、ひときわ憎悪を孕んでいるように思えて…。
もう逢えないなんて
そのうち、『由奈は席を外せ』と命じられ、2人のみで話す流れになりました。
私は自室で膨らんだお腹を撫でながら、こぼれる涙を拭い続けました。この期に及んでも、宗太郎さんとの甘いひと時や抱きしめられた悦びが思い出されて…もう逢えないなんて生きていけない。
ひどい女と思うでしょうが、これが本心です。夫は大事なパートナーですが、宗太郎さんは心ときめかせてくれるかけがえのない男性。逢えないなんて、耐えられません」
夫の呼び声で由奈さんが我に返った時、宗太郎さんの姿はなかったという。憔悴しきった由奈さんをダメ押しするかのように、夫は『今から病院に行くぞ』と告げました。
ラブ 新着一覧
「推し」がいるあなたは、推し活にかける時間と恋愛にかける時間、どちらの方が長いでしょうか?
今回は恋愛と推し活...
もし彼氏に、仕事の愚痴を言われたらあなたはなんと答えますか? 答え方を間違えると、二人の関係を悪くしてしまう可能性も…...
「冷酷と激情のあいだvol.271〜女性編〜」では、世間ではアプリ婚が一般的になっているにもかかわらず、結婚目前の恋人・...
男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
意中の彼といい雰囲気の中、なかなか告白されず悩んでいる女性もいるでしょう。それなら、彼に“きっかけ”を作ってあげるとよ...
アプリやオンラインゲームのチャットを通じて年下の男の子と仲良くなったという既婚女性は少なくないのでは。
けれど...
世の中、不倫の話題で持ちきりだ。2024年に実施された調査によると、既婚男性の約2人に1人、既婚女性の約3人に1人が婚...
社内にどう見ても怪しい二人がいると、「さては付き合ってるな」とピンときますよね。もちろん、恋愛は二人の問題。で、周囲が...
「いつも付き合う前にフラれる」「付き合っても必ずフラれる」なんて女性は、もしかしたら男性が逃げたくなる言動をしているかも...
夫婦に関する悩みの中でも、特に最近増えているのが、夫婦の会話がないというお悩み。離婚原因にもつながりかねないので、なん...
2025-11-05 08:00 ラブ
今回は「脈ありだと思ってたけど結局違った」というガッカリエピソードをご紹介します。男性が言うこれらのセリフには、深い意...
好きな人に夢中になるあまり、自分を見失ったり理性が働かなかったりした経験はありますか? 今回はそんな黒歴史エピをご紹介...
常識がない彼氏にドン引きし、気持ちが冷めるケースもあるでしょう。今回はそんなエピソードをLINEのやりとりとともにご紹...
「冷酷と激情のあいだvol.270〜女性編〜」では、決定打となる出来事もないのに、夫のエイジロウさん(仮名)が義実家に家...
男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
物価高の影響か、副業を始めたいと考える女性が増えています。
しかし副業のオンラインコミュニティーに入会すると、...
















