松本人志ファン待望「新年復帰プラン」は幕引きに納得しない声で白紙に…会見要請に応じるのか?
在京キー局や在阪準キー局を“お詫び行脚”したと伝えられるのは、ダウンタウン松本人志(61)が在籍する吉本興業幹部。これら一連の動きは、自身の女性問題を報じた「週刊文春」発行元の文藝春秋との裁判を先月8日に終結させた松本の復帰のための地ならしと見られた。しかし、その後、決まりかけた復帰プランは早くも白紙になってしまったというのだ。なぜなのか。
「2つの復帰案が候補に上がっていました。一つが、新年に吉本のホームグランドであるなんばグランド花月で、相方の浜田雅功とダウンタウンとして漫才をする案。もう一つが、朝日放送『探偵ナイトスクープ』などでの復帰でした。松本ファンからは早期復帰を熱望する声があがっているものの、それに反対する声が想像以上にあったことで仕切り直しを余儀なくされたようです」(お笑い関係者)
テレ東の長田隆専務は28日の定例会見で次のコメントしている。
「基本的にこういうことが起こった場合は、視聴者の方、一般に向けてきちんとしたご説明をしていただきたいということは基本にある」
局側からあがっているのは、松本の説明責任を問う声だ。松本側は提訴取り下げの際に、「松本が訴えている内容等に関し、強制性の有無を直接に示す物的証拠はないこと等を含めて確認いたしました」などとコメントしている。しかし、文書だけで幕引きを図る姿勢に納得する声は少なく、松本復帰にテレビ各局が及び腰な背景に、スポンサーや視聴者の存在があるようだ。
「結局、松本の性加害は認められませんでしたが、女性の告発に端を発した文春報道をほぼ垂れ流しにしてきた情報番組の放送や、コメンテーターのファクトに基づかない発言が世論に与えた影響の大きさは否めないでしょう。しかし、女性たちとの飲み会に参加していた事実のほか、不特定多数の女性に対して『不快な思いをさせたのであれば謝罪してます』とコメントしていることから、まったくのシロではないという印象を多くの人が持っているのは確かで、こうした世間の空気が松本の即復帰を難しくしているようです」(芸能ライター)
その一方で、文春に告発したとされるA子さん、B子さんの動向を指摘する声もある。
■告発女性への影響
「法廷に出て証言すると宣言していたA子さんが、なぜ提訴取り下げに応じたのかなどの疑問も残ります。もう一人のB子さんは『性的行為強要の認識はなかった』と知人に話していたと女性週刊誌に報じられている。A子さん、B子さんの素性をSNSにあげつらうなど、松本ファンの行動がエスカレートしていたことなども今回の結末に至った理由と見られています。双方ともに不毛な争いを終わらせることが建設的と判断したのでしょう。しかし、このどっちつかずの終わらせ方が松本復帰に少なくないダメージを与えているのではないでしょうか」(前出・芸能ライター)
芸能界では、映画監督や舞台演出家が自らの立場を利用した女優への性加害が社会問題になった。♯Me Too運動の世界的な高まりからも、テレビ局は慎重にならざるを得ないのだろう。
一部からは松本の記者会見を求める声も出ている。しかし、松本側はこれに応じるつもりはないとのこと。
もはや配信番組などを活路にしていくしかないのか。松本のお笑いを再びテレビで観たいという声も根強い。松本復活はいつ実現するのか。
(本多圭/芸能ジャーナリスト)
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