更新日:2025-03-03 19:13
投稿日:2024-12-06 06:00
車で送るとの申し出に
そして、春美さんが帰路に就こうとした際、思いがけないことが起こった。
「弘道さんが、車で送ると言ってくれたんです。ママはお通夜の会場から店に行かねばならず、私はお言葉に甘えて送ってもらうことにしました。
彼の愛車はSAAB。車には疎い私ですが、それが高級車なことぐらいは分かります。ドキドキしながら助手席に座りました。
車が走り出すと、私は不思議な思いに駆られたんです。息子を産んでから、男の人と2人きりで車に乗るなんて…。
ドライブデートみたいな甘酸っぱい気持ち。弘道さんとは最初こそ昔話に花を咲かせていたのですが、次第に彼の口数が少なくなってきたんです」
信号で一時停車した際、弘道さんの口から放たれた言葉は想像を絶するものだった。
明かされた死の真相
「一瞬、言葉を失いました。弘道さんは『実は、Fさんが亡くなったのは自殺なんだ』って…。表向きはくも膜下出血だということにしているけれど、一人暮らしのマンションで縊死していたと…。
Fさんがバツイチで独身なのは知っていましたが、まさかそんな最期を遂げたなんて…」
事情を知った瞬間、春美さんは言葉を失い、手足の震えが止まらなかったという。
「弘道さんは『この件は親族と一部の人間しか知らない。ママにも黙っていて欲しい。春美さんはFさんが娘のように可愛がっていた人だから知らせておくよ』と告げられたんです」
車が青山あたりに差しかかった時、弘道さんのほうから「せっかくだから、Fさんとアフターでよく行ったバーに行かない?」と誘ってくれた。
ラブ 新着一覧
不倫に対して「自分はいいけど夫は許せない」と考える女性は、自分を省みる必要があるかもしれません。自分勝手ともいえる価値...
総人口の78%の人が利用しているともいわれるLINEですが、LINEをやっていない少数派も存在し「恋愛のスタートはLI...
夫婦だからといって、相手を100%知り尽くしているとは言えないはず。あなたの夫にも隠し事があるかもしれません。今回は6...
パートナーなしの50歳独女ライター、mirae.(みれ)です。48歳で処女を卒業し、現在はフリーで自分の時間を楽しんで...

大人の禁断の恋愛、不倫。いつか終わりが来るのはなんとなく分かっているものの、今は2人の時間を楽しみたい…。これが不倫を...
気になる彼とのデートの際、自宅や駅まで送迎してもらう場合もあるでしょう。そんなときは、他の女性と差をつけられるチャンス...
「冷酷と激情のあいだvol.223〜女性編〜」では、息子の父親である元恋人のダイスケさん(50歳・仮名)から、10年も経...
男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
症状の強さや時期は人によって差がありますが、生理や更年期障害はつらく苦しいもの。中には日常生活に支障をきたすほど強い症...
夫とのレスから女性に恋焦がれるようになった弥生さん(33歳主婦/子供ナシ)。お相手はカルチャースクールでK-POPダン...
好きな小説家の新刊を、いまいち入り込めないまま読み終えてしまい、口惜しい。それぞれ特殊な幼少時代を過ごした男女が出会い...
人妻を好む独身男性はレアな存在。本来、男性は好きな女性に独占欲を抱いたり狩猟本能が働いたりするため、自分のものにできな...
職場の同僚の旦那さんや、ママ友の旦那さん…。知り合いの女性の旦那さんと不倫する女性もいるのではないでしょうか。今回は不...
「官能小説を書きたい」という女性が増えています。主婦や会社員、それから会社社長らはなぜ、なんのために、性愛を書きたがるの...
最近肌寒くなってきて、冬を感じるようになってきましたよね。寒さを言い訳に、彼氏や気になる男性とデートでくっつくことがで...
顔も名前も知らない異性との出会いにドキドキできる、マッチングアプリ。上手に活用できれば、素敵なイケメン男性との出会いも...