パワハラ疑惑は華麗にスルー!
そう、NHKはジャニー氏の問題に対して「メディアの責任を果たせなかったと自省」しており、そのうえで「人権侵害は決して許さない」という断固たる決意っぽいことも語っていながら、その直後に降って湧いた環奈様のパワハラ疑惑はスルーしているのです。
もちろん、「疑惑」なだけなので環奈様がパワハラをしていたという事実はなく潔白の可能性もありますが、問題なのはNHKが疑惑のまま放置しているということ。
メディアとして徹底的に取材し、環奈様を徹底的に追及し、そのうえで彼女の疑いが晴れたのであれば、朝ドラヒロインを最後まで演じてもらえばいいし、『紅白』の司会も務めてもらえばいい。
しかし残念ながら、NHKは取材も追及も放棄しているように見受けられます。
なぜなら、環奈様は11月17日放送のNHKのトーク番組『土曜にスターがやってくる!』に生出演していたのですが、そこで彼女がパワハラ疑惑を否定することもなければ、NHK側が追及することもしていなかったからです。
ジャニー氏の事件で公共放送として強く自省し、人権問題に改めてしっかり向き合っていくと宣言していたはずのNHKが、直後に起きた「朝ドラヒロイン&紅白司会者」の疑惑は完全スルーという矛盾…。
NHKにチャンスを与えていたに違いない
さて、前述したように環奈様は生放送のトーク番組に出演するも、自らパワハラ疑惑について釈明することはありませんでした。そんな彼女に対して「疑惑をうやむやにするつもりか!」「ヒヨッて逃げている!」なんて評して、ガッカリしているとしたら早計すぎます。
むしろガッカリしているのは環奈様のほうなのではないでしょうか。彼女はいま、NHKにひどく落胆して呆れているはず。
それは、環奈様がNHKに汚名返上のチャンスを与えていたに違いないからです…!!
「朝ドラヒロイン&紅白司会者」という看板を背負っている自分のスキャンダルにどう対応するかで、NHKが生まれ変わったことを世間にアピールする絶好の機会を与えてくれていたのです!
実際、環奈様へパワハラ報道を毅然と追及したり、疑惑がある限り起用を取り消したりしていれば、NHKへの信頼が回復していたことでしょう。
環奈様がわざわざ自身を犠牲にしてまで、名誉挽回できるようセッティングしてくれていたのに、NHKはそんな彼女の心意気を汲むことができなかったようです。
――結果的に、橋本環奈は“公共放送NHKの悪しき体質を白日の下にさらすプロフェッショナル”になってしまったということでしょう。
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