クリスマスや年末年始の9連休、被害者Mさんの飛行機チケ事件。遠距離恋愛男の“交通費タカリ”に要注意!

内藤みか 作家
更新日:2024-12-19 06:00
投稿日:2024-12-19 06:00
 遠距離恋愛のカップルにとって、クリスマスや年末年始は交際相手に会えるチャンス。恋が盛り上がるシーズン到来です。
 しかしその裏で、女性に交通費をタカってくる男性もいるので注意が必要です。

「金がない」が口グセの彼氏

 都内在住のMさん(30代)には、オンラインゲームを通して知り合った5歳年下の彼氏がいます。親しくなってから居住地を聞くと、なんと北海道でした。

 遠いと感じましたが、ゲームの世界で優しくしてもらったこともあり、かなり気持ちが傾いていたMさんは遠距離交際を決意します。

 1カ月ほどすると「そろそろリアルで会いたいね」という話も出てきました。交通費を割り勘しようかと切り出したところ、彼は「金がない」と繰り返し、「金ができるまでちょっと待って」と言い出したのです。

 フリーターの彼は、生活費を稼ぐだけで精一杯とのこと。

自腹で彼に会いにいく

 待ちくたびれたMさんは、自腹で札幌までの航空券を購入し、彼に会いに行きました。彼はMさんを空港に迎えに来ることもなく、彼が出て行きやすいという札幌の繁華街で初対面を果たします。

 実際の彼は、おとなしそうでひょろっとした好男子で、Mさんは一目で気に入りました。彼のほうもまんざらでもなかったようで、2人はMさんの宿泊先のホテルで、ラブラブな夜を過ごしたのでした。

 そして別れ際に彼は、「次は僕がそっちに行くから」と言ってくれたのでした。


【こちらもどうぞ】東京⇔鹿児島の遠距離恋愛 彼の旅費を全額負担するアラフォー女性の本音

スローな彼を待てなくて

 しかし、その後も彼は「飛行機のチケットを買う余裕がない」と繰り返し、Mさんが待つ東京にいつ来れるのかわからない状況でした。

 そうこうしているうちに、Mさんの誕生日が近づいてきます。誕生日には一緒にテーマパークに行きたかったので、それを実現させたい気持ちが日に日に強くなって行きます。

 都内で正社員として働くMさんは、彼よりはお金に余裕があるため、思い切って彼の分の航空券を払ってあげることにしました。

 それを伝えると彼は「それは悪いよ」と一度は断ったのですが、次第に「誕生日をテーマパークで過ごしたい」というMさんに根負けし、東京にやって来ることになったのです。

いつか一緒に暮らしたい

 Mさんに交通費を出してもらい上京した彼は、一緒にテーマパークを楽しみ、近くのホテルで濃密な時を過ごしてくれました。お金がないと言うので、テーマパーク代もホテル代もMさん持ちでしたが、幸せな時間を過ごせたのでそれでもいいと納得できたのです。

 ベッドの中では、いつか一緒に暮らしたいという話にもなりました。彼が上京して、Mさんと同棲したいというのです。いつかパートナーになる男性なのだし、お金はあるほうが出せばいい、とMさんも考えるようになったといいます。

 翌日、彼はMさんをほったらかして秋葉原に買い物に行ってしまいましたが、久しぶりに東京に来てうれしいのだろうと好きにやらせてあげたのだとか。

内藤みか
記事一覧
作家
著書80冊以上。大学時代に作家デビューし、一貫して年下男性との恋愛小説を書き綴る。ケータイ小説でも話題に。近年は電子媒体を中心に活動。著書に「あなたに抱かれたいだけなのに」など。イケメン評論家として、ホストや出張ホストなどにも詳しい。
XInstagram

ラブ 新着一覧


不倫相手同行の家族旅行でニアミスぼっ発!「妻バレ防止はジョギング姿で…」56歳眼科医の告白 #3
 信一さん(仮名・56歳眼科医/妻子アリ)は、地元のスナックで知り合った美香さん(仮名・46歳無職/夫と死別・子供なし)...
蒼井凜花 2024-09-27 06:00 ラブ
男性占い師ゆえ説得力あり マチアプで「信頼できる男性」を見抜く3つのポイント
 大勢の男性から「いいね」がやってくるマッチングアプリ。たくさんのコンタクトのなかから、誠意ある男性を見抜く方法はあるの...
内藤みか 2024-09-26 06:00 ラブ
「身分違いの恋」の悲しい現実。年収1億“モラハライケメン”と年収500万楽しい男、恋愛するなら…
 多くの女性が羨むのが、玉の輿。「イケメンでお金持ちな男性と結婚して、悠々自適な人生を送りたい!」と思ったことが、女性な...
恋バナ調査隊 2024-09-24 06:00 ラブ
男女別浮気がバレた“意外な証拠”6選。絶対にバレないと過信している人、今すぐ確認を!
「結婚する前にちょっとだけ遊んでおきたい…」「とにかくモテたい」なんて願望があり、浮気に興味がある人もいるのではないでし...
恋バナ調査隊 2024-09-24 06:00 ラブ
不倫で残ったものは多額の慰謝料だけだった…シタ女が後悔する4つの瞬間
 大人の恋愛といわれる、不倫。「決して結ばれることのない、禁断の恋」をしている自分に酔って不倫に燃えてしまう女性も多いで...
恋バナ調査隊 2024-09-23 06:00 ラブ
セラピストが「とても綺麗な肌をしてるね…」社交辞令でも十分うれしくなる言葉だった
 パートナーなしの50歳独女ライター、mirae.(みれ)です。48歳で意を決して女風を予約し、セラピストと一緒に初のラ...
mirae.(みれ) 2024-10-08 11:46 ラブ
そうめんでいいよって何だよ! 夫婦喧嘩や離婚の原因になる「夫の無神経な一言」6選
 どうして夫という生き物は、無神経な一言を発してしまうのでしょう。最も身近な存在で理解してほしいのに、何気ない一言が容赦...
恋バナ調査隊 2024-09-22 06:00 ラブ
「離婚か義母と同居か、それが問題だ」究極の二択を迫られ右往左往する52歳男性
「冷酷と激情のあいだvol.213〜女性編〜」では、夫を連れて実母のもとで暮らしたい妻・有紀子さん(48歳・仮名)の心情...
並木まき 2024-09-21 06:00 ラブ
「そうだ、実母と同居すればいい!」夫とふたりきりの生活が窮屈な48歳女性の計画
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2024-09-26 10:52 ラブ
シンパパとの仲が「♡」に進展したLINE3選。距離を縮めたくなる女性にある共通点が!
 1人で子どもを育てるシンパパに、恋愛感情を抱いている女性もいるでしょう。ただ、気持ち的にも時間的にも恋愛する余裕がなさ...
恋バナ調査隊 2024-09-21 06:00 ラブ
真田広之も“シタ夫”組…裏切られたサレ妻が離婚後も「また一緒にいたくなる男」にある共通点
 9月15日、米ロサンゼルスで行われた「第76回エミー賞」で、俳優の真田広之(63)が主演・プロデューサーを務めたドラマ...
前代未聞の妻子&不倫相手とのW同時旅行。56歳眼科医が講じた計画は#2
 信一さん(仮名・56歳眼科医/妻子アリ)は、地元のスナックで知り合った美香さん(仮名・46歳無職/夫と死別・子供なし)...
蒼井凜花 2024-09-27 18:03 ラブ
夫婦喧嘩でも絶対に言わないほうがいいNGワード5選。破滅を招きます…
 夫婦喧嘩をしている時は相手の言動に心底腹が立つものですが、何を言ってもいいわけではありません。夫婦喧嘩にも絶対に使って...
恋バナ調査隊 2024-09-20 06:00 ラブ
子なし夫婦の老後の不安。後悔はなし、幸せな未来のために今からできること
 結婚をしてもさまざまな理由で「子なし夫婦」として生きていく人はたくさんいます。でもなかには「老後はどうしたらいいのだろ...
恋バナ調査隊 2024-09-20 06:00 ラブ
増えるアラフィフからの婚活。60代男性とお見合いした50代女性が悟ったことは?
 アラフィフで婚活を始める女性が増えています。同い年か年下の男性を希望する人が多いのですが、結婚相談所からはシニア層ばか...
内藤みか 2024-09-19 06:00 ラブ
40代独女が「彼氏欲しい」と思う瞬間、「やっぱりいらね」と思う瞬間
 40代でバリバリ仕事をこなし、自由な生活を満喫している独女たち。でも、ふとした瞬間に「あぁ…彼氏が欲しい」と実感するこ...
恋バナ調査隊 2024-09-19 06:00 ラブ