令和ロマンの「苗字あるある」に一部がザワッ
『M-1グランプリ』(ABC・テレビ朝日系)で前人未到の2連覇という快挙を成し遂げた令和ロマン。ファーストラウンドでは昨年と同様トップで出場し、名字あるあるを取り入れたしゃべくり漫才で会場を揺らしました。そのネタの中で、最強の苗字と評されていたのが「ワタナベ」です。
令和ロマンのネタに喜ぶワタナベさんもいる中、謙遜する人や恥ずかしさを感じるワタナベさんもいたよう。何人かのワタナベさんに、苗字の苦悩を尋ねてみました。
ワタナベさん「さほど最強の苗字ではない」
令和ロマンがネタの中で訴える「ワタナベが最強」の理由はというと、「学校の出席番号の席順で、一番後ろの角の席でどっしり構えられる」「(渡邊、渡邉などという漢字ではあるが)簡単な“辺”でいいといえる優しさがある」からなのだそう。
しかし、実際のワタナベさんは、さほど最強とは感じていない様子です。むしろ、出席番号が一番後ろとなり、「健康診断などの順番を待たされる」(45歳・男性)「余ったプリントを渡しに行くのは面倒くさい」(30歳・女性)のだそう。
令和ロマンの言う「簡単な“辺”でいいと言える優しさ」も、優しさというわけでなく、単純な面倒くささから。ワタナベさんの中には本来は難しい方の渡邉や渡邊であるにもかかわらず、公的な書類以外の記入は渡辺という簡単な方で済ませている人が多いと言います。
「口(邉)か、方(邊)かで間違えられても腹が立つので、指摘が無ければ辺と書いている」(31歳・男性)という方も。前出の女性は「本人確認ありのライブで免許証と漢字が違うからと、入り口でひと悶着」(30歳・女性)もあったと言います。
小学生の子供に自分の名前の漢字を教える際も、テストで時間をとるからと表向きは名前の漢字を「渡辺」として教えている保護者もいるそうです。
令和ロマン曰く「簡単な漢字にするだけで怒るサイトウさん」と違い、ワタナベさんが「簡単な方で」と言えるのは、前述した面倒くささやその漢字が難しいこと以外にも、あまりにもワタナベ姓が多い為、ワタナベという苗字に対してさほど愛着を持っていないこともあるでしょう。
「渡辺さん」だけでも、全国に100万人以上いると言われていますからね。ワタナベは同じ苗字の人がクラスや会社にいても、さほど気にすることはないとか。
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