キンプリ永瀬廉が菊池風磨超え!? 主演ドラマ「御曹司に恋はムズすぎる」ポンコツナルシストのギャップが圧巻

こじらぶ ライター
更新日:2025-01-25 06:00
投稿日:2025-01-25 06:00

「御曹司に恋はムズすぎる」永瀬廉、ポンコツナルシストぶりが早くも話題に…!

 2025年冬期ドラマが順次スタートした。King & Prince・永瀬廉(26)が主演を務める「御曹司に恋はムズすぎる」(カンテレ・フジテレビ系)では、永瀬演じる主人公のどうしようもないポンコツナルシストぶりが話題だ。

 永瀬は2021年前期のNHK朝ドラ「おかえりモネ」で、ヒロインに想いを寄せる繊細な青年・及川亮を好演し「りょーちんブーム」を巻き起こした。以降、広瀬すずと共演した「夕暮れに、手をつなぐ」(TBS系)、大ヒット日曜劇場「ラストマン-全盲の捜査官-」(TBS系)などに出演。直近では昨春「東京タワー」(テレビ朝日系)にて、人妻との恋に溺れる小島透役で大人の色気を放ち話題となった。

「御曹司に恋はムズすぎる」で永瀬は、大手アパレルメーカーの御曹司で、イケメンすぎる自分に自信満々なナルシストの天童昴を演じている。このドラマでは滑稽なほど、昴が歩くだけで道行く女性たちがメロメロになり、「カッコいい!」「素敵!」「アイドルなんじゃない!?」と黄色い歓声をあげてしまうのだが、2023年に同局系同枠で放送されたtimelesz(旧Sexy Zone)・菊池風磨(29)主演の「ウソ婚」でもそっくりなシーンが何度もあった。

【こちらもどうぞ】timelesz 菊池風磨に「優秀な面接官」と称賛。人事のプロはどう見た?

菊池風磨は正統派王子キャラの山田涼介を意識

 菊池演じる女性にモテまくる社長・夏目匠に、すれ違う女性が次々と「カッコいい!」「芸能人!?」と歓声を上げるが、匠はそんな女性陣に対しても、幼馴染のヒロインに対してもクールで平静を装っていた。

 だが、実は匠はヒロインに対し猛烈に想いを寄せており、少しでも距離が縮まると本性を現し発狂するほど歓喜する。その匠のギャップこそがこのドラマの真骨頂だった。

 ただ、浮かれて舞いあがる面白おかしい匠は、菊池が普段バラエティ番組で無双して見せるその姿に近く、こっちが本当の匠(菊池)だよね、と納得したものだった。

 菊池にとって容姿端麗でクールなモテまくり社長という設定については、自分自身を同じ事務所の正統派王子キャラであるHey! Say! JUMP・山田涼介(31)だと思って生きると語るほど、気恥ずかしさがあったようだ。

「国宝級イケメン」殿堂入り・永瀬の説得力

 一方、2020年に女性ファッション誌「ViVi」(講談社)の「国宝級イケメンランキング」で「NOW部門」の殿堂入りを実際に果たしている永瀬は、無駄に女性からキャーキャー騒がれるシーンすらも本当に様になっている。その上で、昴は「超わがまま」、「天然」、「世間知らず」、「恋愛偏差値は0」というポンコツぶりで、こちらも匠と同じく特大級のギャップを持っている。

 永瀬は自身の冷静で真面目なパブリックイメージとは裏腹に、この昴の振り切ったポンコツイケメンを実にコミカルに巧みに表現している。「クールなモテ男」と「とにかくポンコツ」というギャップをどちらも説得力を持って、気恥ずかしさなく演じられているという意味では、菊池演じた匠より永瀬演じる昴に軍配が上がるように思う(もちろんどちらも魅力的なキャラなのだが)。

ポンコツ御曹司を自然体で演じる意外性



 実際大阪育ちの永瀬はバラエティ番組にも体当たりで挑み、天然なところも見せているが、これまで演じてきたのは朝ドラの「りょーちん」や、「東京タワー」の小島透のように、しっとりと陰のある役どころが多かった。

 今作で、ここまでどうしようもないポンコツぶりをナチュラルに演じられてしまうということも、彼のファンではない一般視聴者にとっては意外なのではないだろうか。

元乃木坂46の山下美月演じるヒロインの存在

 昴のポンコツぶりを際立たせているのは、元乃木坂46の山下美月(25)演じる花倉まどかのまっすぐさだ。御曹司相手でも物怖じせず、正しくないものは正しくないとはっきり指導する。

 それだからこそ、接する女性が全員自分を好きだと思い込んでいたり、怖くて電車にも乗れないなど、5歳児とも揶揄されてしまうほどの昴のダメダメっぷりが炙り出される。そして、まどかから得た学びにより、ポンコツ御曹司・昴の内に秘める真面目さや、人を思いやる気持ちが少しずつ滲み出てきている。

 今後は思い通りにいかないまどかとの関係や、恋のライバルも現れて、ますますポンコツ5歳児からの脱却を求められる昴。永瀬がどんどん昴を自分のものにしていく姿と共に、昴の成長ストーリーを見守りたい。

こじらぶ
記事一覧
ライター
STARTO ENTERTAINMENT、秋元康系女性アイドル、ローカル、地下アイドル等数々の現場を経験。Xでもご意見を募集しております。

エンタメ 新着一覧


「あんぱん」羽多子らの“あの言葉”にあんぐり…のぶも感動してる場合か。落語家の年齢も気になる
 嵩(北村匠海)は「まんが教室」という番組に出演してほしいという健太郎(高橋文哉)の頼みをしぶしぶ承諾する。そして第1回...
桧山珠美 2025-08-28 15:06 エンタメ
戦後80年ドラマ「八月の声を運ぶ男」は「被爆者とは何か」「被爆を伝える意味とは何か」という難テーマに挑んだ
【碓井広義 テレビ 見るべきものは!!】  13日に放送された「八月の声を運ぶ男」(NHK)は実話に基づくドラマだ。元...
2025-08-20 18:08 エンタメ
今なら炎上必至も…大多亮プロデューサーのリアルな言語感覚
【あの頃、テレビドラマは熱かった】 「愛という名のもとに」(1992年/フジテレビ)   ◇  ◇  ◇  バブル...
2025-08-20 18:08 エンタメ
フジテレビのプロ野球“軽視”また露呈…ナイター開催中に「ジャンクSPORTS」でプロ野球OB特集放送の違和感
 NPBのフジテレビへの心証が、さらに悪化しそうだ。8月9日、土曜のゴールデン帯で「ジャンクSPORTS プロ野球トーク...
2025-08-20 17:03 エンタメ
福山雅治「フジ不適切会合」問題が好決算のアミューズを直撃? 活動への影響は“世間の空気”次第か
 フジ・メディア・ホールディングスが設定した第三者委員会の報告書で指摘されていた「不適切な会合」に参加していた“男性有力...
2025-08-20 17:03 エンタメ
YOSHIKIの止まらない"病み投稿”…アニメ「ダンダダン」めぐる“陰謀論者の思考”に心配の声も
「今、日本でも、アメリカでも、ヨーロッパでも、中東でも、自分の周りで色々なことが起こり過ぎていて、メンタル少しまいってい...
2025-08-20 17:03 エンタメ
福山雅治は“チーム大多”に踊らされた? フジ女子アナ飲み会問題は参加したら断れない“闇バイト”スキームか
 フジテレビを巡る一連の問題で、第三者委員会が調査報告書で指摘していた元専務取締役の大多亮氏(66)と「男性有力番組出演...
2025-08-20 15:08 エンタメ
清原果耶は“格上げ女優”の本領発揮ならず…「初恋DOGs」で浮き彫りになったミスキャスト
 後半になってようやく物語が大きく動き出した、清原果耶(23=写真)主演の連ドラ「初恋DOGs」(TBS系=火曜夜10時...
2025-08-20 10:58 エンタメ
フジテレビ「不適切会合」出席の福山雅治が連発した下ネタとそのルーツ…引退した中居正広氏とは“同根”
 フジテレビ第三者委員会認定の「不適切な会合」への参加を報じられ、それを認めた福山雅治(56)は今後どうなるのか、業界内...
2025-08-20 10:58 エンタメ
藤原竜也「全領域異常解決室」映画化の背後にあるフジテレビの“オトナの事情”
 2024年10月期にフジテレビ系列で放送された、藤原竜也(43)主演の連続ドラマ「全領域異常解決室」が、来年26年に映...
2025-08-20 10:58 エンタメ
「世界で一番怖い答え」と「魔法少女山田」には共通する怖さ…“令和のホラーブーム”トレンドとは?
 7月28日、8月4日と2週にわたり「世界で一番怖い答え」(フジテレビ系)の第10弾が放送された。解答者は、一見すると普...
2025-08-19 18:08 エンタメ
福山雅治のフジ「不適切会合」出席が発覚! “男性有力出演者”疑惑浮上もスルーされ続けていたワケ
 元タレント中居正広氏(52)の女性トラブルへの杜撰対応から始まるフジテレビ騒動で、フジの第三者委員会認定の「不適切な会...
2025-08-19 17:03 エンタメ
福山雅治がフジ第三者委「有力番組出演者」と認めた衝撃…NHKの仕事にも波及不可避、ファンは早くも「もうダメかも…」
 お盆明けの日本に“激震”が走った。「女性セブン」は8月18日、歌手で俳優の福山雅治(56)のインタビューを掲載。内容は...
2025-08-19 17:03 エンタメ
"籍抜いた"告白の加藤ローサが元サッカー日本代表・松井大輔と「結婚したくなかった」過去と同居離婚
 17日放送の日本テレビ系「おしゃれクリップ」に出演した女優の加藤ローサ(40)が、サッカー元日本代表の松井大輔氏(44...
2025-08-19 10:58 エンタメ
「あんぱん」のぶ、議員のコネ入社なのに“クビ”の謎。急成長したアキラ君と老けないオトナ達に酔いそう…
 嵩(北村匠海)が書いた詞にたくや(大森元貴)がメロディーをつけて生まれた「手のひらを太陽に」は、「みんなのうた」でも紹...
桧山珠美 2025-08-28 15:06 エンタメ
磯村勇斗「ぼくほし」高評価なのに低空飛行の《不思議》…生徒役にも左右される学園ドラマの厳しい現実
《心があったか~くなる素敵なドラマ》《右肩上がりで好きになってる》と好意的なレビューが増えてきた磯村勇斗(32)主演の連...
2025-08-18 17:03 エンタメ