妙な視線を感じたら…
深いため息をつきながら、困惑した表情になる真里さん。
聞けば、現在の義父は恋人や親しい女性がいないばかりか、友だち付き合いもほとんどなく孤独な毎日を送っていると言います。
「だからなんですかね?
私に向ける視線が、本当に気持ち悪いです。私の体を舐め回すような視線でじーっと見てきたり、胸元ばかり見ていたり。
タチが悪いなって思うのは、触ってくるようながっつりセクハラに当たる行為はしてこないところ。
逆にセクハラをしてくれれば、証拠を押さえられるし、大騒ぎもできるのに…。そこまではいかず気持ちの悪いギリギリの行動なんです。
この前なんて妙な視線を感じるなと思ったら、片付け作業をしている私のお尻を気味の悪い目で凝視していました」
義父を介護したくない
このほかにも、夫婦で決めた「子どもをつくらない選択」に絡めて、夜の生活を匂わせるような際どい発言もあるそうで、義父への嫌悪感は日増しに強まっていると話します。
「ヨウヘイに、話したんですよ。これはマズイでしょう? このままにしておくべきじゃないんじゃない? って。
ところが、夫から帰ってきた返事は私が想像していたものとはまったく違って『まぁ、放置でいいんじゃない?』でした。
まったく良くないですよね。これから先、介護が必要になってくれば、義父のお世話をメインで担うのは私になりそうだし。問題行動の“芽”は、小さいうちに刈り取っておくべきだと思うんですよ。
それなのに、真剣に取り合わないのはわざとなのか、本当に認識が欠けているのか…」
それなりの行動に
このままヨウヘイさんと籍を入れたままでは、近い将来には息子の妻としての立場から、義父の介護を免れられないと考えている真里さん。そうなる前に、ヨウヘイさんと籍を抜いて義父と関わらない環境にしておくべきかと悩んでいます。
「ヨウヘイに問題があるわけではないので、離婚をするのは惜しい気もしますけど、それほど義父が嫌なんですよね。
義父問題に夫が向き合わないのであれば、こちらもそれなりの行動に出るしかない。夫が思っているよりも、私はこの件について真剣に捉えています」
◇ ◇ ◇
では、真里さんの夫であるヨウヘイさんはこの問題をどう考えているのでしょうか?
次回に続きます。
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