第21週「米田家の呪い」#105
聖人(北村有起哉)の大学進学用のお金を勝手に人に貸した永吉(松平健)の行為が、米田家の呪いである人助けだったのかどうかモヤモヤする中、結(橋本環奈)たちは思わぬところでその関係者と出会う。
そして、その人の口から当時の永吉が誰と何をやったのか真相を聞く。
【本日のモヤっと】
名前もなかった永吉の2人の娘たち
※※以下、ネタバレあります※※
こういうのを蛇足というのでは。前回(104話)の“ナレ死”でもう充分だったのに、山内惠介が来たり、ラモス瑠偉は来たり。挙句の果てには王貞治のバットに、アントニオ猪木の闘魂タオル、引田天功のシルクハットって、ここは「笑えばいいと思うよ」なのでしょうか。
永吉の話がホラじゃなかった、というのを描く方法の中で、一番おまぬけなものを選択したとしか思えません。王も猪木も天功も勝手にスベらされてしまっています。名前を借りる許諾は得ているんですよね。あとで訴訟問題にならなければいいのですが…。
このシーンで唯一得をしたのは、糸島出身の歌手・山内惠介のみ。おそらく、年末の「紅白」では「君といつまでも」を歌っているに違いありません。私には見えます。
父と息子の2役を演じた大鶴義丹に至っては、今頃、何を返しに来たのか、という話です。すぐに亡くなった父はお気の毒ですが、その父の遺品整理を50年間していなかったというのには開いた口が塞がりません。葬儀の当日(通夜の晩、たしか深夜1時に)、やって来るのもどうかと思います。
そういえば、親族席に知らない中年の女性が2人座っていました。1番前の席です。喪主の聖人、その隣に佳代(宮崎美子)ときて、見知らぬ女性が2人。歩と結たちは2番目の席にいますので、おそらく、この2人は永吉と佳代の娘、聖人の妹たちと思われます。が、彼女らはその場面のみで、一言の台詞もなく、どこかに消えてしまいました。名前もなく、存在も薄く…。
ラスト、「こっちのことは大丈夫。みんながおるけん。永吉さんありがとうね」と永吉の遺影に語り掛ける佳代。その「みんな」の中に、恐らく娘2人は入っていないのでしょう。
これはもう是が非でも永吉の娘たちのスピンオフをやっていただかないことには、モヤモヤが消えません。
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