ABEMAで「卵子凍結」密着取材された元HKT48兒玉遥 病院に不快感表明し物議…《断るべきだった》という指摘も

更新日:2025-03-05 17:03
投稿日:2025-03-05 17:00

 元HKT48兒玉遥(28)の卵子凍結を巡る病院対応への投稿が注目を集めている。

 3月1日、兒玉は自身のXで、2月28日配信のABEMA「ダマってられない女たち」での卵子凍結の密着取材の際、事前に女性医師に担当してもらう希望を出していたが、撮影前日にマネジャーを通じて「男性院長の方が症例数も多く、クリニックとして院長で進めたい」と病院側の意向で、男性である院長が担当することになった経緯を明かした。

 撮影が翌日に迫っており、番組側に迷惑がかかることを避けるためにも、兒玉は病院側の意向に沿って撮影に至ったが、放送を見て、男性に局部を見られているところを撮影されていることに対し精神的な負担を感じたと、本音を吐露した。

 兒玉は今回のXでの発信について、「この件は、女性医療の在り方に関わる重要な問題であり、関係者の皆様や今、女性医療に取り組もうとしている皆様にももう一度よく考えて頂きたく、今回発信させて頂きました」と説明している。

 投稿当初は、兒玉に対する同情的な意見がネットでは大半を占めていたが、《番組にするなら病院側にだって受ける条件はあるだろうに、そこへの配慮が感じられない》《番組側に迷惑がかかるかもと考えて引き受けたことになっているけれど、結局一番迷惑がかかる形になっている》と、冷静な指摘も散見されている。

■二度目の卵子凍結が失敗した場合の病院側のリスク

「前回失敗した卵子凍結に再挑戦するということで、ABEMAが兒玉さん側に密着取材を申し出たことからスタートしている今回の件ですが、兒玉さんが指名したのは前回卵子凍結に失敗した女性医師でした。病院としては、病院名も放送で出てしまうので、もし2度目の卵子凍結失敗となれば、病院のこけんにも関わります。また担当する女性医師も、また失敗したら"2度も卵子凍結に失敗した医師"という印象がついてしまうリスクもあります。そのため症例数が多い男性医師の院長が担当するという、病院側も慎重にならざるを得ない側面はあったのでしょう」(ドキュメンタリー番組制作関係者)

 患者の意思は尊重されてしかるべきだが、芸能人が仕事として請け負ったのであれば、放送後に不満を述べるのは、プロとして問題があると見る向きもある。

「前日に男性医師という意向を伝えられ、断ると番組に対して迷惑がかかるため断れなかったという兒玉さんの気持ちは理解できますが、後になって影響力のあるXで一方的に投稿し、不満を述べるのであれば、配信を延期してでも、交渉を続け、OKを出すべきではなかったのかもしれません。このように後から抗議することで、このクリニックに通う患者の不安をあおる結果にもなっており、兒玉さんの主張は、病院側への配慮に欠けている側面も否めないかと思います」(前出の制作関係者)

 兒玉は、今回の自身の投稿に対し、「誤解を招いてしまったかもしれませんが、ABEMAの番組に対しての抗議ではありません」「最終的な判断や対応は病院側によるもので番組ではありません」とXで補足しているが、改めて病院側への不信感が強く示される内容となっている。

 卵子凍結というセンシティブな話題だからこそ、兒玉はもっと慎重に仕事として請け負うべきだったかもしれない。

  ◇  ◇  ◇

 不妊治療や卵子凍結はデリケートな問題だけに、納期やオンエアの締め切りがあるとはいえ、番組制作側にも配慮が必要だったのかもしれない。卵子凍結のリアルなどについては関連記事をご参照ください。

エンタメ 新着一覧


スズ子引退会見、“天敵の文屋”鮫島の「シャッポを脱ぐ」演出を読む
 歌手・福来スズ子(趣里)の引退会見の当日。スズ子は結局、羽鳥善一(草彅剛)とは話ができないまま会見に臨むことになってし...
桧山珠美 2024-03-27 14:30 エンタメ
超鈍感力! 羽鳥の絶縁宣言を屁とも思わないスズ子とタケシは似た者同士
 歌手引退――。スズ子(趣里)はその決断を、愛子(このか)や大野(木野花)に伝えた。  羽鳥善一(草彅剛)に絶縁す...
桧山珠美 2024-03-26 15:40 エンタメ
「GTOリバイバル」注目の新人イケメンは?松嶋菜々子は本当に出るのか
 反町隆史主演「GTO」が26年ぶりに帰ってきます。反町演じる元ヤン教師・鬼塚英吉がさまざまな問題を解決する学園モノで、...
ドヤ顔のアユミとヘイヘイブギー歌唱シーン温存の理由がわかる回だった
 昭和31年、大みそか。第7回オールスター男女歌合戦当日。スズ子(趣里)は、楽しみに会場へと向かう。スズ子が楽屋で支度を...
桧山珠美 2024-03-22 14:30 エンタメ
最終回秒読み…スズ子はブレずにお人よし、NHKと沼袋勉の手腕いかに!?
 愛子(このか)は、翌日の体育の時間に足の早い転校生と競争することになっていた。しかし、勝てる見込みがなく、愛子は学校を...
桧山珠美 2024-03-21 16:07 エンタメ
和田勉が転生したら中村倫也に!? 強烈インパクトで霞んだ礼子娘の初登場
 東京ブギウギのヒットから9年、ブギブームも下火になってきつつある中、スズ子(趣里)や羽鳥善一(草彅剛)のブギは古いとい...
桧山珠美 2024-03-18 14:30 エンタメ
「光る君へ」主人公バージン喪失!大石静氏が描く平安エロ&バイオレンス
 NHK大河ドラマ「光る君へ」は、平安中期の貴族社会を舞台に、吉高由里子演じる主人公のまひろ(紫式部)の生涯を描くもので...
沢尻エリカ不死鳥の如く女優復帰!大衆は真似できぬ人生転落リアルショー
 2月25日、沢尻エリカの女優復帰作となった主演舞台『欲望という名の電車』が千秋楽を迎えました。  「『残念プロフ...
堺屋大地 2024-03-16 06:00 エンタメ
NHK大阪が誘拐未遂事件をぶち込んだのなぁぜなぁぜ? かつ丼コント?
 誘拐犯が捕まってから、愛子(このか)は3日間も学校を休んでいた。スズ子(趣里)は、学校に行くようにと言うが、愛子は友達...
桧山珠美 2024-03-15 14:30 エンタメ
“テレ朝ドラマ”常連・ホンモノの刑事よりも刑事な内藤剛志、降臨!
 大野(木野花)が受けた電話は、3万円払わなければ、愛子(このか)を誘拐するという脅しの電話だった。そして、警察には伝え...
桧山珠美 2024-03-13 14:30 エンタメ
りつ子スパークのラインダンス必見!ワクワクズキズキと笑顔が溢れる回
 羽鳥善一(草彅剛)作曲二千曲記念ビッグパーティーの日が近づいてくる。羽鳥はスズ子(趣里)たちに、パーティーで余興をして...
桧山珠美 2024-03-11 15:30 エンタメ
“ユーミンドラマ”で見せたクソ女の夏帆、そして金子大地と中島歩に注目!
この投稿をInstagramで見る 【公式】「ユーミンストーリーズ」オムニバス夜ド...
真木よう子“まっけんセクハラ発言”はわざと?昭和の価値観をエンタメ化説
 ドラマ『SP 警視庁警備部警護課第四係』(2007年/フジテレビ系)や『最高の離婚』(2013年/同)などでの演技が好...
堺屋大地 2024-03-09 06:00 エンタメ
第111回ブギウギの“三大なぁぜなぁぜ”…畑仕事する農家の手じゃない!
 梅吉(柳葉敏郎)が亡くなった。葬儀では松吉(木内義一)が号泣しながら、遺影の自慢をする。  そんな中、スズ子(趣...
桧山珠美 2024-03-08 15:50 エンタメ
死の間際までユーモア忘れず、父娘で歌った「父ちゃんブギ」
 久しぶりに香川に戻ったスズ子(趣里)は、梅吉(柳葉敏郎)が写真館を切り盛りし、繁盛していた話を聞く。梅吉が大切にしてい...
桧山珠美 2024-03-07 15:40 エンタメ
NHKさん、経費削減のあおりですか?スズ子の米公演シーンは写真だけ
 アメリカ行きを決めたスズ子(趣里)だったが、愛子(小野美音)は置いていかれることにすねてしまう。  旅立ちの直前...
桧山珠美 2024-03-05 15:35 エンタメ