なんで婚約したの？
全ての画像を見る婚約指輪を渡してもらったときには嬉しくて仕方なかったのに、今となっては指輪を見るたびにため息しか出てこないと話します。
「私は35歳までに結婚をしたいっていうのがずっとあったんですね、もうすぐ35歳になっちゃうから…正直、かなり焦っています。
私の焦りはこれまでもユウタに何度も伝えてきたので、ちゃんと知っているはずです。
なのに…、今の段階になって『別れたい』って言うなんて。あまりにも自己中ですし、じゃあなんで婚約したの？ って感じじゃないですか。彼は自分の気分だけで動いているように見えて、イライラします」
このまま結婚の話が具体的に進まないのであれば、法的手段をとってでも慰謝料を請求しないと気が済まないと、柚月さんの怒ります。
裁判をしても…
「まだ弁護士や専門家にも相談していないけど、婚約破棄って確かお金が取れましたよね？
裁判しなくちゃいけないなら、ちゃんと裁判までしたいですね。
もちろん、できればそんなことはしたくないですけど…、このままユウタがのらりくらりと結婚を先延ばしにするのであれば、いつまでも待ってはいられないし。
大人のケジメとして、ちゃんとお金はもらおうと思っています。
本当は、ちゃんと予定通りに結婚が進めばいいんですよ。だけど彼は結婚式の話も進めてくれないし、入籍の日取りだって私が“決めよう”って言っても無視ですから。
無視して逃げていれば、そのうちに私が諦めるとでも思っているのでしょうか…。
ここまで拗れちゃったら、別れも仕方ないですけど、あまりにも無責任な逃げ方をしている彼を見て、ものすごく情けないです」
どうすればいいの？
一方的に婚約破棄を告げ、逃げ続けるユウタさんに柚月さんの苛立ちは募る一方。
どうしたら今の状況から抜け出せるのかーー。柚月さんは答えを探し続けています。では、婚約者であるユウタさんは、どのような想いを抱いているのでしょうか。
次回に続きます。
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