「誕プレに指輪を渡しただけなのに…」恋人からの婚約破棄の慰謝料話に困惑する38歳男性

並木まき ライター・エディター
更新日:2025-03-15 06:00
投稿日:2025-03-15 06:00

普通に別れたいだけのに

 ユウタさん自身も、交際当初は「このままうまくいけば、結婚もアリかな」と考えていたのは事実だそう。しかし、今となっては「結婚したい相手ではない」と断言します。

「だから普通に別れたいんですけど、別れられないんですよ…。

 柚月が鬼の形相で『訴えるけど、いい?』『別れるなら、慰謝料払ってね』って言ってくるんで。

 うーんと…、もちろん本当に払わなくちゃいけないお金なら、僕も黙って払うつもりです。

 でもプロポーズもしていないのに婚約破棄の慰謝料を払うなんて、ちょっと違う、いやちょっとどころかだいぶ違う気がするんですよ!

 普通に別れ話をするくらいじゃ納得してくれそうもないし。そろそろ弁護士に相談したほうがいいのかなぁ…。

 向こうがそうやって自分の主張ばっかりしてくるなら、こっちも戦わなければダメかなとは考えています。

 いや、ホントは穏便に別れたいだけなんですよ…。なんでそれができないのかなあ…」

  ◇  ◇  ◇

 恋人同士であれ、夫婦であれ100%同じ価値観を有する男女は稀です。ましてや交際前の男女となれば、なおのことです。少しのすれ違いが、大きな溝に発展することも少なくないのが異性間における現実でしょう。

 まさにこれこそが、男女関係における醍醐味にもなれば致命傷にもなる“冷酷と激情”のはざまなのかもしれません。

並木まき
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ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
Instagram公式HP

日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

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