「マーガレット」はズボラ初心者でも簡単! 元気な花を見ると不思議な力が…認知症の母もお世話になった

斑目茂美 開運花師
更新日:2025-03-19 06:00
投稿日:2025-03-19 06:00
 合格祝いと卒業祝い、加えてお彼岸と、お花の需要が爆上がりシーズンは仕入れ価格も爆上がりw。身体もお金も忙しいお花屋の3月です。

3月はマーガレットが主役!

 この時期、俄然元気で色とりどりなのは鉢物で出回るマーガレット。小・中学校の卒業式の花道を飾るのは、今やマーガレットが主流といっても過言ではなく、そもそもトップシーズンなうえ、色も形も猛烈に豊富なバリエーションで店頭を飾っております。

 ガーデニング初心者、またはガーデニングを頑張ろうなんてご興味のない方でも適当に育てて、大きくなったら切り花としても楽しめるお利口さんな花が今回のテーマです。「テキトー人間が育てても、あらキレイ! コスパ最強のマーガレット」の解説です。

マーガレットで恋占いをする時は「好き」から

 小さなお子ちゃまが描く花の絵の大半が「ガーベラ?」「ひまわり?」「マーガレット?」というくらい、ベタな形状のマーガレットの花言葉は「真実の愛」「信頼」など。

 色味によっても変わってきますが、好き、嫌いと言いながら、花びらを1枚ずつ切り離す「恋占い」は、各色共通の花言葉です。

 マーガレットで恋占いをする場合には、必ず「好き」から始めてください。

 花びらの数が奇数のマーガレットなら「好き」で始めれば最後は「好き」で終わるはずなので。

 それじゃ占いにならねーじゃねぇか!? とお思いになるでしょうが、何事もポジティブであれば、大概は悪いことにはなりません。気は持ちようでございますわよ。

【読まれています】「旦那死ぬよ!」住職から叱られて以来、大事な“トイレのあれ”。運気アゲアゲ狙うなら「水回り」が狙い目

初心者でもマーガレットを簡単に育てるコツ4カ条

 マーガレットといえば、白い色のイメージが強いと思いますが、赤やピンク、オレンジもあれば黄色もあります。

 咲き進むほど最初の色からはかけ離れた色に変化するものもあれば、形まで変わってしまうものも。

 変幻自在なマーガレットは、ポイントを押さえれば比較的初心者でも育てやすいお花といわれています。数少ないポイントは以下の通りです。

1. 水やり

 高温多湿を嫌うため、水やりは過度に気にしなくて大丈夫。土の表面が乾いたらたっぷり水を上げましょう。ただし、気をつけたいのは風が強い日。春の風の強い日は土の乾きが早く、バサバサに乾いてしまいます。そんな時期はまめに水をあげてください。

2. 置き場所

 マーガレットは日当たりがとても好き。日かげでも充分育ちますが、花付きは日光浴の量に比例します。

 マーガレットは彩りが豊富ですが、実は日光コントロールで花色に変化を与えられます。濃い色をお好みなら日当たりの良い場所。薄い色をお好みなら若干日陰に。そうすることで、本来持っている花色の強弱をつけられますわよ。

3. 剪定

 マーガレットは育っていくと木質化します。木質化が進むと、花は枝の先にしか付かなくなります。

 別に私は構わんの場合はほっぽらかしでも良いですが、株いっぱいに次々と花をたくさん咲かせる意味でも、樹形を整えながらの剪定をお勧めします。剪定の時期は9月。

4. 植え替え

 成長旺盛なマーガレットは、大きくなっていきます。植木鉢も気持ち大きめのものへの植え替えをお勧めします。植え替えの時期は春か秋です。

母との思い出、そして不思議な力のあるマーガレット

 マーガレットを見るたびに思い出すのは花好きだった母との思い出です。

 ワタクシとは正反対のおっとりとした優しい性格で、年老いてまもなく認知症を患いました。同時期には父も病に倒れ、ワタクシは両親の介護と仕事を同時にこなすことになり、職場と病院、自宅、実家を往復し、夜半からは父の病室で仮眠という日々を送っていました。そんななか、時間を割いて実家に戻ると、母が大事に育てていたたくさんのランの花が全てゾンビ状態に…。

 花に興味を示さない母を見るのが悲しくて、簡単に育てられる園芸商材を買い与えましたがたいして興味を示さず、「あんなにお花が好きだったのにどうしたの?」と尋ねれば、「泥棒がこの家に入ってくるので、ママはいろいろ大事なものを隠さなきゃならないから忙しい」と。

 それでもたくましく生き残ったのは「マーガレット」でした。駆け足で毎日を過ごす中でたいした世話などできずとも、どんどん大きく立派に成長し、株いっぱいに花を咲かせてくれていました。

 そして、日々「妄想泥棒対策w」に忙しい母ではありましたが、たまに外に出て発見した時には自らすすんで水をあげていたので、マーガレットには格別は思いがございます。マーガレット、良いですよ。

 ガーデニングに興味が無い方でも、思わずお水をあげたくなる。そんな不思議な力を見せてくれますよ。

 安価でコスパ最強! 秋と春には満開のマーガレットがアナタを癒してくれますことを…遠いお空の向こうで応援してますよ~。

斑目茂美
記事一覧
開運花師
半導体エンジニアを経て花業界に転身。イベント・ホテルなどの装飾も手がける生花店を営む傍ら、コンテストで優勝・入賞を重ね、雑誌・新聞等に作品を発表する。神奈川各所にて花教室を開催。障害者支援も花で実践。悩ましくも素敵なお客様を「花」で幸せへと導く道先案内人。ブサかわ猫店長「さぶ」ともに奮闘中。Facebookやってます。

ライフスタイル 新着一覧


黒模様の絶妙な配置よ♡ デザインかのようなパターン美を誇る“たまたま”
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
東京都も国もおばさんたちをガン無視か? 更年期割引、お願いいたします
 女性なら誰でも通る茨の道、更年期。今、まさに更年期障害進行形の小林久乃さんが、自らの身に起きた症状や、40代から始まっ...
「ごPDF化」「させていただきました」馬鹿丁寧なLINEで赤っ恥!うっかりやりがちな間違い敬語にご用心
 日本語は、本当に難しい言語ですよね。ひらがなやカタカナ、漢字が混ざっているだけでなく、丁寧語、謙譲語、尊敬語など状況に...
40代だけど友達がいないのはやばい? 気の合う仲間の作り方3つ・楽な関係をキープする方法3つ
 40代でふと気がつくと、友達が誰もいないことに気がつき、不安になる人は多いようです。とはいえ、友達を作れば自分がしんど...
【3COINS】5軒目のスリコでギリ獲得!悩める花粉症の民を救う神品3選
 3月も早いものでもう半ば。ポカポカ陽気な日も増えてきました。  そうなると、とたんに威力を増すのが、にっくきスギ花粉...
最近「卒業」したこと7選。SNS、婚活、親の言いなり…手放したら幸せが増したかも
 数十年人生を生きていれば、「これ、やめてよかったな」「あれを卒業してから人生が変わった」と感じるものが一つや二つありま...
乱発されすぎじゃない?『LDK高評価』うるおいアイテム3品をポチった40代女の不満・疑問・納得
 話題のコスメや、広告でよく見かける化粧品や日用品。「webでよく見るあの商品、本当にイイの?」「買ってみたいけれど、口...
天国のおばあちゃんがAV好きに? 米国で起こった笑えないタトゥー失敗の裁判トラブル
 アメリカといえば、タトゥー文化が根付いている国のひとつ。街を歩けば、腕や足、首、果ては顔にまでタトゥーを施している人を...
2025-03-11 06:00 ライフスタイル
ロマンチックおばさんですがなにか? 親の小言もスルーし、好きな服を着続けてきた51歳独女の決意
 パートナーなしの51歳独女ライター、mirae.(みれ)です。先日、SNSで話題になった「ロマンチックおばさん」。とあ...
尊すぎる! 親子“たまたま”に遭遇♡ パパを超える日は来るかな?
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
東日本大震災津波伝承館にて~伝えて、記憶する。
 伝えてゆくということ、そして、記憶するということ。  東日本大震災から14年目となる、2025年3月11日、何を...
【動物&飼い主ほっこり漫画】第92回「町のちいさな動物病院にハルがキタ」
【連載第92回】  ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、「コクハク」に登場! 「しっぽのお...
【女偏漢字探し】「燗」の中に隠れた漢字は?(難易度★★★★☆)
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「校閲婦人と学ぶ!意外と知らない女ことば」では、女性...
56歳で初めて包丁を握ったYO! 万年実家暮らし男性が力説する「テキトーな自炊」の愉しみ
 コミックや書籍など数々の表紙デザインを手がけてきた元・装丁デザイナーの山口明さん(64)。多忙な現役時代を経て、56歳...
主婦vs丸の内バリキャリの「マウント合戦」は漫才よりも笑える。“負け顔”ができる女芸人の観察
 かつて西大井にあったお笑い養成所に通っていた3人の女。SNS・mixiのコミュニティに麻梨乃が書き込むと、2人の同期生...
早稲田卒、商社OLの称号は「貧乏な夢追い人」とは違うの。誰よりも高い“現在地”は私だよね?
 かつて西大井にあったお笑い養成所に通っていた3人の女。約20年後、懐かしさで当時使用していたSNS・mixiのコミュニ...