「発達遅めの我が子を横目に、夫はまだ独身気分…」離婚の決定打はなくても夫婦関係が苦痛な35歳女

並木まき ライター・エディター
更新日:2025-03-22 06:00
投稿日:2025-03-22 06:00

話し合いしても意味がない

 夫婦で話し合いをしても、実際には何も変わらない状況にも奈緒さんは憤りを感じています。

「話し合いしても意味がないんですよ、うちの夫とは。

 その場では『ごめん』『わかった』と言うけれど、口先だけ。また同じことの繰り返しです。

 しかも独身時代の夫は、いろいろと気遣ってくれていたのに、今となっては一切ありません。

 典型的な『釣った魚に餌をやらない』タイプの男です」

 浮気や借金などの決定打はなくても、一緒にいるのが苦痛になっている現状を、奈緒さん自身はとても重く受け止めています。

誰もわかってくれない

「決定打がないので、友人や親に相談してもあまり親身になってもらえません。

 だけど、離婚原因でよく聞く“性格の不一致”って結局はこういうことじゃない? って思うんですよ。

 どうしても離婚したいわけではないんですけど、夫がこのまま変わってくれないのであれば、もう一緒にいる自信がないんです。

 夫自身も私の悩みを軽く考えすぎだし、誰もわかってくれなくて…。とても苦しいんです。どうしたらいいんでしょうか…」

 子どもへの影響も考慮して、普段はなるべく夫婦問題について深く考えないように努めていると奈緒さんは言います。

 しかし今の環境は文字通りの“苦痛”で、このままの状態が続くのであれば、離婚をして夫とは離れたいと思う気持ちも強いと話します。

 夫であるハルキさんが、奈緒さんの苦しみに気付く日は来るのでしょうか。

並木まき
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ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
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日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

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