あなたの推しは何色ですか? 推し活するお客様から学んだ“推し色植物”のアンチエイジング

斑目茂美 開運花師
更新日:2025-03-26 06:00
投稿日:2025-03-26 06:00
 猫店長「さぶ」率いる我がお花屋、閉店間近のある夕暮れのお話です。頻繁ではないものの、社用として花が必要な時に来店くださるお客様Aさんがやって来ました。いつもなら端的でスマートなご注文をなさるのに、今回に限っては「あのー」「あのー」とモジモジなさって…。

推し活といえばフラワースタンド!

 来店時、さぶ店長と珍しくまったりを楽しんでいた時間だったので、A様からじっくりとお話を伺うと「なるほどなぁ」。新しいお花の楽しみ方を教えていただきました。

 今回は「推しのメンカラは何色ですか? トキメキ感じる推し色のお花」の解説です。

  ◇  ◇  ◇

ファンにとって推し色は重要

 アイドルグループのライブやイベント、アニメのイベントに出かけると、会場にお花やバルーンで装飾されたド派手なフラワースタンドを見かけたことがある方も多いかと思います。

 とりわけお気に入りのメンバーやキャラクターの「生誕祭」ともなると、ファン有志たちの熱い結束により、イメージカラーで彩られたそれが会場を埋め尽くします。

 しかもそのフラワースタンド、結構な高額商品! 日頃より推し活運動に余年がない方々にとっては「そんなお金ははした金! 掛けた金額は愛情の深さに比例するのよ!」と言わんばかりの貢献度で、お買い上げになっておりますな。

 ワタクシの花屋仲間に、年間4桁もの本数でアイドルグループやアニメのイベント会場に特別なフラワースタンドを制作している強者がおります。

 彼が作る推し色のフラワースタンドは類を見ず、お目当てのキャラクターまで花やバルーンの中に挿入し、そりゃぁ派手なことこの上なしw。

 しかも、ご来場なさった方々のフォトスポットにも変身していて、なんだか幸せそうでいいですわ。

【読まれています】「旦那死ぬよ!」住職から叱られて以来、大事な“トイレのあれ”。運気アゲアゲ狙うなら「水回り」が狙い目

推し色は魔法

 ファンにとって推し色は、日々の生活に組み込むことでトキメキをもたらすヒントにもなる模様。

 インテリアや雑貨、飲食品や身につけるものなど何気ない日用品の中に推し色があるだけで気分が上がり、推しを身近に感じられるそうでございます。

 推し色を身につけることでファン同士が交流するきっかけにもなり、ライブ会場などで言葉を交わさずとも、一体感を抱ける魔法なんだとか…素敵な魔法の使い方ですわ。

 話は戻って、前述のお客様Aさん。

 なかなか教えてくださらなかったのですが、どうやらあるボーイズグループのピンクの君の誕生日に、ご自分のSNSでお仲間との交流会を開催するのだそう。

 心ゆくまで推しメンについて語り合うためのお部屋の雰囲気作りに「推し色の花はマストです!」とのご要望でした。

「へー! いいじゃないですかー! いいお話なのに、なんでそんなにモジモジしちゃってるんですか」と伺うと、SNSの交流会やその演出は娘さんの発案で、「同じファンと一緒にこんなおばちゃんもSNSに流れるなんて、なんだか恥ずかしいわ」。

推し色の花は新しいアンチエイジング法

 A様、年齢なんて関係ないですよー! 推しの話をなさる時のお顔、トキメキでキラキラ! 美しいです。

 新しいアンチエイジング法でしょうか。推し色を使った素敵な花の飾り方、いくつになってもトキメキを忘れない生き方を見習いたいと思います!!

 アナタが推し色のお花や植物を飾って推しを身近に感じてトキメキで若返ってくれますことを…遠いお空の向こうから応援しておりますよ~。

斑目茂美
記事一覧
開運花師
半導体エンジニアを経て花業界に転身。イベント・ホテルなどの装飾も手がける生花店を営む傍ら、コンテストで優勝・入賞を重ね、雑誌・新聞等に作品を発表する。神奈川各所にて花教室を開催。障害者支援も花で実践。悩ましくも素敵なお客様を「花」で幸せへと導く道先案内人。ブサかわ猫店長「さぶ」ともに奮闘中。Facebookやってます。

ライフスタイル 新着一覧


【動物&飼い主ほっこり漫画】第102回「夏のバカンスだワン!」
【連載第102回】  ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、「コクハク」に登場! 「しっぽの...
【漢字探し】「妍(ケン)」の中に隠れた一文字は?(難易度★★☆☆☆)
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「校閲婦人と学ぶ!意外と知らない女ことば」では、女性...
夫の「相手」と直接対決した結果…妻が抱いた不思議な感情。ベッドでありえない“未来”を夢想する夜
 亜理紗は夫・慶士の不自然な泊り大阪出張の真相を探るべく、浮気相手である女のインスタを見て、大磯のプールリゾートへやって...
“清純系”女の視線にゾッ…地獄を見せるはずだったのに。29歳の妻が企んだ稚拙な復讐
 亜理紗は夫・慶士の不自然な泊り出張の真相を探るべく、浮気相手である女のインスタを見て、大磯のプールリゾートへやってくる...
「なめられてたまるか」出産直前、夫は女と沖縄へ…密会場所に乗り込む“元ギャル妻”の計画
「明日の本社への出張さ、やっぱ早朝に出て新幹線で行くわ」  1カ月前から予定されていた夫・慶士の大阪出張。 ...
「ウチは犬派だ」で険悪に…義両親との会話がハードモードすぎ! 帰省時のテッパン会話5つ
 お盆の帰省で、頭を悩ませるのが義実家との付き合いです。義実家とは年に数回、長い休みの時しかにしか会わないという方も多い...
65歳の男が「完璧な人間=幸せ」じゃないと気づいた瞬間。やっぱり人間は好きなことでしか頑張れない
 コミックや書籍など数々の表紙デザインを手がけてきた元・装丁デザイナーの山口明さん(65)。多忙な現役時代を経て、56歳...
スナックで見た! 実際にあった“ホステス同士”の陰湿なバトル「京都の女、嫌いなんだよねー」にヒヤッ…
 夜の世界を描いたドラマや漫画、きっとみなさんも一度は見たことありますよね。  その中に出てくる女同士のケンカって...
“毒親”に我慢しないで。酒で暴力、友人と肉体関係…絶縁を決意した5人のエピソード
 実の親子であっても分かり合えなかったり、親に苦しめられたりする人もいるもの。場合によっては、縁を切る選択がふさわしいケ...
賃貸の壁、将来の不安…独女が「ひとりで生きていく」ってどうすれば? これからの“住まい”を考える
「アラフィフ独女、51歳、フリーランス」この3点セットで生きていると、ふとした瞬間に「このまま、ひとりで歳を重ねていくの...
41.8度だってよ! 暑すぎて働けない…夏のやる気ゼロ→私がモチベUPできた対処法4つ
 夏本番。朝から照りつける日差し、ムワッとした湿気、汗が止まらない毎日…。そんな中で「今日も仕事か…無理かも」と思ってし...
ゴクリ…日本最大級“にゃんたま”様に出会ってしまった。撮影困難な生きる伝説にひれ伏す!
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
大切な“お盆”は何を供える? 花屋がオススメする4選。ホオズキにはご先祖様を導く願いが
 もうすぐお盆がやって参ります。  お盆の時期は地方によって7月か8月に分かれますが、お盆とは、仏教でいうところの...
中年の会話は「あれ、あれ」のオンパレード。それでも“物忘れ”は悪くないと感じた女同士のとある会話
 女性なら誰でも通る茨の道、更年期。今、まさに更年期障害進行形の小林久乃さんが、自らの身に起きた症状や、40代から始まっ...
この夏「帰省しない」派は4割。理由は“夫の態度”にある? 妻が悩む2つのケース
 大型連休になると訪れるイベント、“義実家への帰省”。せっかくのお休みなのに、「帰省のことを考えるだけで憂鬱」という声は...
1時間の「孫を見せて~」攻撃がキツ…。電話魔の義母に妻がついた“大胆なウソ”
 令和を迎えた今の時代にも、姑の行動に深刻な不快感を示す妻もチラホラ…。一方、激しい対立をするほどの事柄ではなくても妻が...