更新日:2025-04-05 06:00
投稿日:2025-04-05 06:00
男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人差があります。ひとつの出来事への解釈や目的が、男性と女性では異なる場合もしばしば。男性と女性では、夫婦のあり方への認識が大きく異なる場合も少なくありません。
魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様分析を得意とする並木まきが、そんな男女の“冷酷” と“激情”のあいだを垣間見るエピソードをお届けします。
魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様分析を得意とする並木まきが、そんな男女の“冷酷” と“激情”のあいだを垣間見るエピソードをお届けします。
43歳、恋人が別人に…
43歳の杏里さん(仮名)は交際10年目を迎えたひと回り年上の恋人・ハルトシさん(仮名)との関係に問題を抱えています。
杏里さんたちは交際スタート当時から、お互い法律婚をする気はなく「自由に行き来できるパートナー的な関係」を理想とする誓約書を交わしています。
しかしここへきて、ふたりの関係に暗雲が立ち込めているのだとか。
「年齢のせいなのかわからないんですけど…。ハルトシさんの性格が、10年前とは別人みたいに変わってしまったんです。
以前はおおらかで包容力のあるタイプで、自分にも自信があったように見えました。そんな彼が好きでお付き合いを始めたんですけど…。
最近では小さなことにも目くじらを立てて、まるでクレーマーみたいなんです。
どこへ行っても店員さんや知らない人にブツブツと文句ばかりで恥ずかしいし、何より周囲に申し訳なくて」
老害予備軍?
そのため杏里さんはハルトシさんとの外出が苦痛になりつつあると深くため息をつきます。
「こういう表現が正しいのかわからないんですけど、“老害予備軍”っていうのかな。自分が正しい、偉いみたいな口調が多くて…。一緒にいるとけっこうつらいんです。
私との会話も社会への不満が多くて、聞いているだけでうんざり。私だけがそう思っているんじゃないみたい。昔より彼のまわりは人が減っていますし、古い友だちからも距離を置かれているようで」
ハルトシさんは手に職があり、40代前半で独立。フリーランスとして活動中も、杏里さんから見ると「前ほど仕事も順調ではなさそう」らしく、今のままの関係を続けることに強い不安を抱いています。
関連記事
ラブ 新着一覧
世の中、不倫の話題で持ちきりだ。2024年に実施された調査によると、既婚男性の約2人に1人、既婚女性の約3人に1人が婚...
「優しそうで誠実な人がいいな」――そんな言葉を繰り返していた友人のマキが、「まさに理想通りの人に出会った」と目を輝かせて...
筋トレ男子が人気です。今までは「マッチョはちょっと怖い」と言っていた女性も、「やっぱり逞しい人がいい」と気持ちが切り替...
友達の恋愛は応援したいですよね。でも「その彼氏はやめておいたほうがいい!」と思うときもあるはずです。今回はそんな体験談...
多くの女性が理想の男性像に“優しい人”を挙げるものの、“優しいのにモテない男性”が存在します。この矛盾はいったいなぜ生...
恋愛は、人の数ほどストーリーがあります。胸が熱くなる純愛エピソードもあれば、時には信じられない最低最悪彼氏に出会うこと...
あなたは、男女の友情はあると思いますか? もちろん「ある」と答える女性もいるでしょう。でも、友達だと思っているのはあな...
「冷酷と激情のあいだvol.259〜女性編〜」では、コロナ禍に定めた「夫の実家にはもう帰省しないでいい」というルールを、...
男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
世の中、不倫の話題で持ちきりだ。2024年に実施された調査によると、既婚男性の約2人に1人、既婚女性の約3人に1人が婚...
「もっと痩せた方が可愛いよ」「笑うときに口元を押さえると品が出るよ」
そんな“アドバイス”を、あなたはどこまで許...
夫に対して「家事を積極的にやってほしい」「考え方を変えて欲しい」と思っている女性は必見! 今回は、夫を進化させる方法を...
近頃話題の女性用風俗。ドラマやマンガでは、イケメンが気持ちよくマッサージしてくれるので、利用したくなるかもしれません。...
男性に彼女の浮気に寛大なのかと聞くと「彼女が浮気をしたら別れる」と考える男性はかなり存在します。
そんな相手に...
SNSで頻繁に話題にのぼる“勘違いおじさん”。自己評価がやたら高く「まだまだ俺は若い、イケる!」という勘違いのもと、だ...
出会いのきっかけとしていまや定番のマッチングアプリ。近年ではその出会いが結婚につながることも多いそうで、純粋な恋愛に活...