山田まりや「別居婚」にみる日本の結婚観の変容と今後…永野芽郁「不倫騒動」に会見が必要なワケ
永野芽郁(25)と妻子持ちの俳優田中圭(40)の不倫騒動は、ほぼ活動休止に追い込まれた永野に続いて、田中が元女優の妻から三下り半を突き付けられるのではないかとの憶測が一部マスコミの間で流れている。不倫の代償は大きいということだろうが、そんな中、NEWSポストセブンが報じた、元グラビアアイドルの山田まりや(45)の別居婚も話題だ。
2008年に舞台俳優の草野とおる(57)と結婚し、12歳の長男がいるが、山田は5年ほど前から別居していることを認めつつ、「パパとママがお互いを応援して前向きでいられるように、というなかでの別居でした」などとコメント。夫の草野も直撃取材に応じ、「このままお互いがやりたいことをやって暮らすのもいいんじゃないか」などと、胸中を語っている。別居はしていても、すぐに離婚に踏み切るわけでもないというので、「新しい『家族の形』を模索している」と記事は結ばれている。
「今話題の田中夫妻だけでなく、山田夫妻についても子育て中の夫婦を中心に共感を集めていますね。長く暮らしていると、息が詰まり、険悪にもなるけれど、子どもが小さいうちは離婚することにも二の足を踏んでしまう。それで何かと我慢を強いられる暮らしの中、別居を前向きに考えて、それを実行している山田夫妻がひとつの選択肢を提示したように受け止められているようです」
とは、女性誌芸能デスク。
「婚姻関係を保ちながら、お互い合意の下で別のパートナーとの交際も認め合う結婚スタイルで、1970年代にヒットした映画『エマニエル夫人』などで描かれてきた『オープン・マリッジ』。ハリウッド俳優ウィル・スミスも2021年にその賛同者であり実践者であると公言していますが、山田夫妻への賛同は『共に白髪が生えるまで』などと、末永く添い遂げるのが結婚の理想という考え方が日本でも変わってきた現れのひとつのようにも見えます」
10年後は「不倫」自体が関心を持たれなくなる?
その日本の芸能ニュースで不倫は現在、一罰百戒のように報じられているが、芸能リポーターの小柳美江さんはこう言う。
「昨今の風潮からは信じられにくいかもしれませんけど、渡辺淳一さん原作のベストセラーで映画も大ヒットした『失楽園』は不倫愛を描き、1990年代に社会的ブームとなりました。80年代の大ヒットドラマ『金曜日の妻たちへ』も同じテーマ。芸術家の池田満寿夫さん(故人)、世界的バイオリニストで声楽家でもあった佐藤陽子さん(故人)は内縁関係にあり、その件で2人を取材させていただいたこともあります。決して不倫を『文化』などどと言うつもりはありませんけど、不倫報道が犯罪報道みたいになっていることに正直、違和感を持っています。結婚は個々人のものですが、世代共通の行為でもあり、夫婦別姓などで議論を呼んでいる問題でもあるのですから、もっと幅広く伝えていくべきだと思うのですがどうでしょうか」
永野芽郁と田中圭が渦中にある不倫騒動も、90年だったらお咎めなしで、10年後であれば今ほど不倫自体が関心を持たれなくなっている可能性もある。
「それもあって、ご本人たちは記者会見し、お考えなどを語るべきだと思うのです」
そう小柳さんは言っている。
◇ ◇ ◇
永野芽郁の「二股不倫」の動機は一体何なのか? 関連記事【もっと読む】妻や恋人がいる男性にあえて手を出す“面倒女性”は『自己肯定感が低い』のメカニズム…では、その心理に迫っている。
エンタメ 新着一覧