NHK「あさイチ」で氷河期世代の苦労語った壇蜜に称賛 続々と上がる「代弁ありがとう」の声
タレントの壇蜜(44)が5月21日放送の情報番組「あさイチ」(NHK)に生出演。その際に発したコメントに、X(旧ツイッター)で共感の輪が広がっている。
この日、同番組では「就職氷河期世代」を特集。内閣府の定義によると、氷河期世代とは1974~83年に生まれた世代とされており、招かれたゲストは80年生まれの壇蜜の他に、75年生まれで作家の雨宮処凛(50)、73年生まれでお笑い芸人の青木さやか(52)だった。特集では就職活動やブラック労働に苦しんだ人たちへのインタビューVTRに始まり、3人が実体験を語るなどしたが、その中で、壇蜜が語ったひと言が視聴者に刺さったようだ。
2003年に大学を卒業したという壇蜜は「(大学3年生の)2001年から就職活動をしておりました。サービス業を中心にホテル、スーパー、総合レジャー施設など、面接までこぎつけて30、40社、頑張ったけど、それ以上には進めず」と実体験を吐露。さらに「『助けられませんよ』っていう拒絶があったっていう経験も、言いにくいですけど伝えていきたいと思います」と語った。
この発言に対しては、《助けてって言えないのは「助けられませんよ」って言われたことがあるから、と言った壇蜜さんの言葉に納得》《壇蜜さんの仰る通り 「助けて」って言うの苦手 自分でなんとかしてきた》《壇蜜さん、代弁本当にありがとう》といった声がXに続々と上がる事態に。大きな共感が広がった形だが、ある週刊誌記者は「氷河期世代の中でも壇蜜さんは特に泥水を飲んできた学年」と、こう指摘する。
「就職氷河期で最も内定率が低かったのは2002年度の大卒と、先月報じられたばかりです。この年の内定率は55.1%で、壇蜜さんが卒業した03年度はわずかに上がれど55.8%。ほぼ2人に1人は内定がもらえなかったわけで、非常に厳しい時期に社会に出たと言わざるを得ません。就活がうまくいかなかった壇蜜さんは昭和女子大卒業後、専門学校で調理師の免許も取得したり、銀座のクラブでホステスとして働くなどした苦労人。さまざまな経験が今のタレント業に生きているとも言えますが……」
当事者ならではの言葉が、同じ就職氷河期世代の大きな共感を呼んだようだ。
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一応、この人たちも氷河期世代には入るが、その人生は一般人とは大きく違うものだったのは間違いない。関連記事【もっと読む】小泉進次郎×櫻井翔が話題で「谷間の1981年度生まれ」ついに覚醒! 「松坂大輔学年」「吉田沙保里学年」に遅れること20年以上…では、眠れる1981年度の覚醒について伝えている。
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