令和ですよ?「女は従順で」という呪縛。時代錯誤な男性と“自分を責めてしまう”女性に伝えたいこと

豆木メイ フリーライター
更新日:2025-06-03 06:00
投稿日:2025-06-03 06:00

女性のレスは「努力不足」のせいにされがち

 さらに厄介なのは、「レスなのは自分のせいだと思ってしまう」女性が多いこと。「もっと見た目に気をつけていれば」「家事や育児を完璧にできていれば」なんて、自分を責めてしまう。

 でも、本当にそうでしょうか?

 たとえ家のことを頑張っていても、仕事と家庭を両立していても、相手にとって“女”として見てもらえないことだってある。それは決して、その人の努力が足りないわけではなく、夫婦関係における相互のズレや環境的な要因があるだけではないでしょうか。

「レスの悩みを抱える女性」はどこにいるのか

 私のSNSフォロワーは圧倒的に男性が多いのですが、コメントで悩みを打ち明けてくれる女性は少なくありません。つまり、悩みを抱えている女性はたくさんいるのに、発信したり声を上げる場所が限られているということ。

 それは「家庭のことを話すのは恥ずかしい」「性の話をするなんてみっともない」といった空気の中で育ってきた私たちの世代の背景もあるのかもしれません。

 ネットで叩かれるのは、正直しんどい。

 でもその経験を通じて、今もなお古い価値観に縛られたままの人が、想像以上に多いことを知りました。特に「女性はこうあるべき」という考えを無意識に持っている男性たちの多さに、驚かされることもあります。

 それでも、「レスで悩んでいるのは自分だけじゃなかった」とか、「女だからって、こうしなきゃいけないってことはないよね」なんて声をもらえるたびに、発信してよかったと思えます。誰かの心が少しでも軽くなるきっかけになれるなら、私はこれからも発信を続けるつもりです。

豆木メイ
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フリーライター
アラフォー2児の母。2人目の子供を出産後からセックスレスになる。各SNSでセックスレスのつらさについて発信したところ多くの方から反響をいただく。5年後離婚するために経済的自立を目指して奮闘中。趣味は飲酒。
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