令和ですよ?「女は従順で」という呪縛。時代錯誤な男性と“自分を責めてしまう”女性に伝えたいこと

豆木メイ フリーライター
更新日:2025-06-03 06:00
投稿日:2025-06-03 06:00
 夫婦の在り方などテーマにブログやコラムを執筆している豆木メイです。

「主張の強い女は可愛げがないから抱きたいと思わない」「性欲のある女って珍しいよね」「レスは、奥さん側に原因があることが多いよ」YouTubeのコメント欄に、ときどき見かけるこんな言葉。

 え、ちょっと待って? 今って令和ですよね?

「可愛げのない女に性欲はわかない」という偏見

 女性が性について語ると“はしたない”。意見を持てば“可愛げがない”。求めても“ガツガツしてる”、求めなければ“レスの原因扱い”。意見をはっきり言う女性に対して、「生意気だ」「可愛くない」「そんな女、抱きたくない」といったコメントが寄せられます。

「男に守られる女が一番魅力的」「自分がいないと生きていけない女性に性欲を感じる」といった声もまだまだ根強くて、思わず「いつの時代の話?」とツッコミたくなることもあります。

 自立して働き、自分の考えを持ち、自分の人生を生きようとする女性が、“女としての魅力に欠ける”とされてしまう。それって、やっぱりおかしいよな…と感じる反面、「これが男性の“本能的な感覚”なのかもしれない」とも思ってしまう自分がいます。

 もしそうだとしたら、私たちはどうすればいいのでしょう? 意見を飲み込んで“守ってもらいたいフリ”をしてまで、相手に「女」として見られる努力をするべきなのか。

 いや、そこまでしてまで抱かれることに、どれだけの意味があるのか。誰かに求められるために、自分の人生や価値観を曲げるなんて、本末転倒じゃない?

 そんなことを、YouTubeについたコメントたちを見ながら考えていました。

【読まれています】永野芽郁を「異常に叩く」人へ。不倫は絶対ダメ、でも…矛盾を生きている現代の既婚者たち

性欲のある女性は珍しい…って本当に?

「性欲がある女性は珍しい」とコメントされたこともあります。でも、実際はそうじゃない。

 SNSやYouTubeのコメントで、レスに悩んでいる女性、パートナーに求められなくなって傷ついている女性、女性として見られないことに不安を抱えている女性はたくさんいます。ただ、そういった気持ちを“公に話してはいけないもの”とされてきたから、声が上がりにくいだけ。

“性欲があること”を恥ずかしいと思わされ、“受け身でいなきゃいけない”という呪縛が残っているから、誰にも打ち明けられずにいるだけなんですよね。

豆木メイ
記事一覧
フリーライター
アラフォー2児の母。2人目の子供を出産後からセックスレスになる。各SNSでセックスレスのつらさについて発信したところ多くの方から反響をいただく。5年後離婚するために経済的自立を目指して奮闘中。趣味は飲酒。
XInstagramnoteYoutube

関連キーワード

ラブ 新着一覧


いざ離婚!公正証書作成で養育費月6万円、元夫は顔面蒼白に
 ステップファミリー5年目になる占い師ライターtumugiです。私は10代でデキ婚→子ども2人連れて離婚→シングルマザー...
彼と価値観が合わない…コロナ禍で浮き彫りもすぐ別れるな!
 コロナ禍になり、生活スタイルが変わった人は多いでしょう。恋人がいない不安や寂しさから恋活に力を入れる人が増えた一方で、...
恋バナ調査隊 2022-04-12 06:00 ラブ
本気で結婚したいなら「遊び終わった男性」が買いって本当?
 過去に浮気をされた経験がある人は、彼氏を選ぶ時に「浮気するタイプかどうか」を基準にしている人が多いでしょう。中には、女...
恋バナ調査隊 2022-04-11 06:00 ラブ
男が失いたくない彼女って? 若さより“人生経験”に勝算あり
 アラサー&アラフォーになると「これを最後の恋にしたい」「失いたくないと思われる彼女になりたい」など、切実に思うようにな...
恋バナ調査隊 2022-04-11 06:00 ラブ
排卵検査薬ない? 絶賛不倫中の子から届いたドン引きLINE5選
 芸能人や著名人による不倫報道はたびたび世間を騒がせていますが、あなたの身の回りでも、不倫をしている人は意外と多いかもし...
恋バナ調査隊 2022-04-10 06:00 ラブ
デートがしたいだけ! 女性から誘う時の秘訣3つと男性の本音
 恋愛中に「彼からデートに誘ってくれたらいいのに!」と思う女性は多いでしょうが、現実はそう甘くはありません。でも、だから...
恋バナ調査隊 2022-04-10 06:00 ラブ
ビビビッを信じて!「一目惚れカップル」の恋は意外に長続き
 恋に落ちる瞬間は人によってさまざま。時には「一目惚れ」をしてしまうこともあるでしょう。一目惚れは成就しづらいというイメ...
恋バナ調査隊 2022-04-09 06:00 ラブ
男性は繊細な生き物デス…彼のプライドを傷つける彼女の言葉
 男性には「男のプライド」があります。雄々しく見えるこのプライドですが、実はちょっとした彼女の言葉でも傷ついてしまうデリ...
恋バナ調査隊 2022-04-09 06:00 ラブ
結婚10年目で発覚!“鬼嫁”と吹聴する夫に不信感が募る38歳妻
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2022-04-09 06:00 ラブ
“鬼嫁”と吹聴すれば楽…切実な事情を抱える41歳劣等夫の選択
「冷酷と激情のあいだvol.85〜女性編〜」では、3歳年上の夫・トシキさん(仮名)から、自分の知らないところで“鬼嫁”呼...
並木まき 2022-04-09 06:00 ラブ
交際中の彼が別の女と結婚! 2年間尽くしまくった女性の悲劇
 男女問題研究家の山崎世美子(せみこ)です。SNSの普及で簡単に連絡を取り合えるツールが増えました。しかし、ここが“落と...
山崎世美子 2022-04-09 06:00 ラブ
実は周囲からウザがられてる? 痛い「バカップル」5つの特徴
 仲が良いカップルを見ると、羨ましくなってしまうことってありますよね。でも、中には羨ましいどころか、敬遠される痛いカップ...
江戸時代?私をドーターと呼ぶお客様からの巻物式ラブレター
 涼香(リョウカ)と言います。銀座で長らくお仕事をさせていただいています。といって、接客型のクラブではなく、カウンター越...
涼香 2022-04-14 18:20 ラブ
イチャイチャタイムに♡ 彼氏と一緒に使える美容アイテム4選
 以前と比べると男性の美意識は上がっていますよね。化粧水を使う人も多く、中にはパックや美容液を使うなど女性と同じくらい美...
恋バナ調査隊 2022-04-07 06:00 ラブ
婚活必勝!春は別れの季節…彼とさよならしても幸せになれる
「春は別れの季節」って、婚活中のアラサー女子にとってはあまり聞きたくない言葉ですよね。結婚を視野に入れ、時間をかけて育て...
恋バナ調査隊 2022-04-07 06:00 ラブ
人妻不倫に悩む本命彼…その心を着実に転換させる3つの方法
 近頃、不倫関係にも男女逆転の波が押し寄せています。今までは既婚男性と恋愛して悩む女性が多かったのですが、最近は既婚女性...
内藤みか 2022-04-07 06:00 ラブ