中居正広引退で、同様の状態にあるSMAP
旧事務所を退所し、新しい地図として活動していた稲垣吾郎(51)、草彅剛(50)、香取慎吾(48)が地上波で次々活躍の場を広げていた。SE社に残っている木村拓哉(52)とも、草彅が楽屋でフランクに言葉を交わしていたと報じられている。
また稲垣も中居、木村に会いたいとバラエティ番組で発言。中居と香取は「まつもtoなかい」(フジテレビ系)で6年ぶりの共演を果たしてもいた。
さらに、SMAPの先輩である男闘呼組が、メンバー全員が旧事務所から独立していたにも関わらず、29年ぶりに期間限定で再結成し、ライブを開催した。こうした流れから、SMAPも再集結が期待されていたが、中居の引退で事実上、消滅してしまった。
国分といえば、まだSMAPがデビューする前、暫定的ではあるが、SMAPのメンバーとして活動していた。TOKIOとして大人気となった後も、“SMAPのメンバーになりたかった”といった主旨を冗談めかしてバラエティ番組で話していた。
中居、国分それぞれ別グループでデビューし、司会業、MC担当として確固たる地位を築いてきた。表向きのクリーンなイメージだけでなく、後輩や関係各所ほうぼうからも、“良い人エピソード”が明かされてきた2人でもあった。
ただ、2人とも強い事務所に守られ50歳前後となり、大物扱いされていく中で、国分の公式謝罪文にもあるように、「考えの甘さや慢心」が生まれてしまっていたのかもしれない。
木村拓哉への“弟ッ気”に驚かされた
国分の無期限活動休止発表の直前、6月7日と14日には、国分が木村のYouTubeチャンネルに出演した動画が公開されていた。現在は削除されてしまったが、2人でうどんチェーンで舌鼓を打ちつつ、近しい先輩・後輩ならではの親密な会話をしていた。
そこで国分が木村に見せていたのは、近年の司会者、MCである国分とは全く別の顔だった。直属の兄貴分である木村に心から気を許し、力が抜けた“弟ッ気”がある国分の柔らかい表情だ。もう何年も、国分のこんな姿は見ていなかったなと驚かされた。
逆を言えば、司会者、MCとして場を回してきた近年の国分は、笑顔を保ちつつも番組を成立させるために、常にスイッチを“オン”にしていたのだと思わされた。中居共々、その高い地位で役割を果たす一方で、常人では考えられないプレッシャーやストレスを抱えていたのだろう。もちろん、だからといって彼らが起こしたことが許されるわけではない。
国分については、問題の詳細が伏せられているため、どれだけの期間、活動を休止しても、ファンや視聴者が「これだけ社会的制裁を受けたのだから、もう許せるよ」と判断することが難しい状況にある。無期限活動休止後の国分は、どんな決断を下すのだろうか。
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