田原俊彦よ、「※ただしイケメンに限る」はもう通用しない。世のオジサンは彼の“勘違い”から学ぶべし

堺屋大地 コラムニスト・ライター・カウンセラー
更新日:2025-07-14 11:50
投稿日:2025-07-14 11:50

「“真ん中の脚”はもっと上がる」発言

 6月15日放送の『爆笑問題の日曜サンデー』(TBSラジオ)にて、ゲスト出演した田原俊彦が、女性アナウンサーにセクハラをしたとして、問題視されていました。

 田原は番組内で、女性アナの手に触れたり、「“真ん中の脚”はもっと上がるんだけどね」「いまもギンギンです」と性的なニュアンスを込めた卑猥な発言をしたりしていたのですが、恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラーの堺屋大地さんはどういった見解なのでしょうか。

【関連記事】 近藤真彦がジャニーズの長男坊と呼ばれた必然、逃げ上手と無責任のプロ

  ◇  ◇  ◇

田原俊彦(歌手、64歳)

昔だとしてもセクハラはセクハラ

 田原俊彦様――今回は敬意を表して「トシちゃん」と呼ばせていただきます。

 今回の女性アナウンサーに対してのセクハラ言動はたしかにアウト。

 しかし、トシちゃんは炎上することは承知のうえで、自らが犠牲になってでも、反面教師として世のオジサンたちへ警鐘を鳴らしたに違いありません……!

 しかもトシちゃんの啓蒙活動は、ただの普通のオジサンたちに向けられたものではなく、「昔イケてたオジサン」(昔モテていたオジサン、昔かっこよかったオジサン)に向けてのものだったのです。

 どういうことか、説明していきましょう。

 まずトシちゃんのセクハラは、令和の時代のコンプライアンス意識の高まりや、ハラスメントへの認識のアップデートがあり、それゆえにアウトになった――わけではありません!

 一般論で考えると今回の言動は、平成だろうがセクハラはセクハラで、昔だったとしてもアウトです。

「※ただしイケメンに限る」が許されていた時代

 ただ、本題はここから。

「※ただしイケメンに限る」という言葉を思い出してください。

 普通に考えればアウトなセクハラもイケメンが行った場合のみ、“倫理法則”を無視して力業(モテ男パワー)でセーフになっていたケースが、一昔前までは多々あったのです!!

 セクハラは今も昔もアウト。けれどイケメンに限ってはアウト行動が不問にされていた時代が、確かにありました。

堺屋大地
記事一覧
コラムニスト・ライター・カウンセラー
恋愛をロジカルに分析する恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラー。本連載意外に『日刊SPA!』(扶桑社)で恋愛コラム連載、『SmartFLASH』(光文社)でドラマコラム連載。そのほか『文春オンライン』(文藝春秋)、『現代ビジネス』(講談社)、『集英社オンライン』(集英社)、『週刊女性PRIME』(主婦と生活社)、『女子SPA!』(扶桑社)などにコラム寄稿。LINE公式のチャット相談サービスにて、計1万件以上の恋愛相談を受けている。
公式X

関連キーワード

エンタメ 新着一覧


活動休止発表のPerfumeは「紅白」で有終の美か…背景に地下アイドル出身の“ド根性キャリア”
 3人組テクノガールズユニット・Perfumeが年内いっぱいで活動休止すると、21日に公式サイトなどで発表された。この日...
2025-09-22 17:03 エンタメ
林家ペーが日刊ゲンダイに語っていた“家族愛”…一緒に暮らしていた猫4匹が火事で死亡
 タレントの林家ペー(83)が20日にXを更新し、19日に東京都北区の自宅マンションで発生した火事を謝罪した。 《余談...
2025-09-22 17:03 エンタメ
「あんぱん」石橋蓮司の“なりきりアンパンマン”が見れるとは! 登美子(松嶋菜々子)は毒親返上か
 のぶ(今田美桜)が撮ったミュージカルの写真を見ていた嵩(北村匠海)は、こっそり来ていた登美子(松嶋菜々子)が写った写真...
桧山珠美 2025-09-22 16:22 エンタメ
粗製濫造の結果、若者がドラマを見ない…現役高校生584人アンケート衝撃の結果!
【桧山珠美 あれもこれも言わせて】  スマホには日々さまざまなニュースが流れてくる。いちいち相手にしていては時間がもっ...
2025-09-21 17:03 エンタメ
二階堂ふみと電撃婚のカズレーザーはレギュラー2本消滅…共に人気女優射止めた山里亮太と"好感度"で明暗
「メイプル超合金」のカズレーザー(41)がMCを務める人気バラエティー番組「家事ヤロウ!!!」(テレビ朝日系)と「カズレ...
2025-09-21 17:03 エンタメ
「長澤まさみ1位」は不動でも2位以下の顔ぶれは混戦模様…激変する26年の女優CMランキング
 1位は長澤まさみ(38)、2位に綾瀬はるか(40)、新垣結衣(37)、松嶋菜々子(51)が同列──。これは、9月11日...
2025-09-21 17:03 エンタメ
松岡昌宏が国分太一騒動を「これっぽっちも頭にきてない」と語ったウラ…まさかの“TOKIO再集結”の仰天プランも
 日本テレビによる国分太一(51)のコンプライアンス違反発表を受け、今年6月に解散したTOKIOのメンバーだった松岡昌宏...
2025-09-20 17:03 エンタメ
歌手misonoが「動物の為だけに」次期衆院選を目指す発言が物議…政治家は芸能界の受け皿ではない!
 18日、ユーチューバーのラファエルのYouTubeチャンネルに出演した歌手でタレントのmisono(40)が、政界進出...
2025-09-20 17:03 エンタメ
Perfumeの「9.21重大発表」に臆測広がる 2021年には「3人は婚期が同じ」と占われていた
 3人組のテクノポップユニット「Perfume」のファンが揺れている。《9月21日(日)に》《Perfumeから大切な大...
2025-09-20 17:03 エンタメ
「あんぱん」嵩とヤムさんの再会にグッときた。でも顔をよく見たら…気になった“余計な”こと
 客席はたくさんの子どもたちで埋まり、その様子をカメラに収めるのぶ(今田美桜)。ミュージカルが終了すると、会場は大きな拍...
桧山珠美 2025-09-20 11:47 エンタメ
渡邊渚“逆ギレ”から見え隠れするフジ退社1年後の正念場…現状では「一発屋」と同じ末路も
 フジテレビ出身のフリーアナ渡邊渚(28)が、自らの発言をめぐって、物議を醸している。MCを務めるYouTubeチャンネ...
2025-09-19 17:03 エンタメ
今田美桜の動きが気になる? 橋本環奈「紅白4年連続司会」がかかる“今年ならでは”の憂鬱
 NHK連続テレビ小説「あんぱん」が9月26日に最終回を迎えるまで、あと1週間。放送開始から大好評のままフィナーレとなり...
2025-09-19 17:03 エンタメ
「あんぱん」のぶの“お手柄”総決算の回。ヤムさん(阿部サダヲ)と蘭子(河合優実)の繋がりは“前世”からの縁なのか?
 のぶ(今田美桜)は草吉(阿部サダヲ)にあんぱんを焼いてほしいと頭を下げるが、断られてしまう。蘭子(河合優実)からこのま...
桧山珠美 2025-09-18 17:16 エンタメ
「愛の、がっこう。」最終回で広がる“竹千代ロス”…坂口涼太郎の"舎弟キャラ”が視聴者に愛されたワケ
 評判の良いドラマには、愛される脇役が必ずいる。今期なら、9月18日が最終回の「愛の、がっこう。」(フジテレビ系=木曜夜...
2025-09-18 17:03 エンタメ
渡部建が選んだ“不倫を許してもらえないキャラ”の賞味期限…逆風をネタに笑いを取る生き残り戦略の現実
 2000年の“多目的トイレ不倫”騒動から5年。アンジャッシュの渡部建(52)は「このところ、まだ世間に許してもらえない...
2025-09-18 17:03 エンタメ
黒木メイサの新恋人報道でジャニーズJr.ファン大パニック…発端は週刊文春公式Xの「大物ジュニア」だった
 9月18日発売の「週刊文春」に掲載されている、女優の黒木メイサ(37)の記事についてジャニーズJr.のファンが空騒ぎだ...
2025-09-18 17:03 エンタメ