「大阪芸大にピアノ科はない」ことが話題だが…“音楽はお金にならない”は本当か? 芸大卒の意外な稼ぎ口

コクハク編集部
更新日:2025-07-19 13:48
投稿日:2025-07-19 08:00

「大阪芸大でピアノ科募集→受験生ゼロ」で炎上

 参議院選挙で注目を集める参政党の「さや」候補が、街頭演説で「大阪芸大でピアノ科の募集をしたら受験生ゼロ」と発言し物議を醸した。

 大阪芸大にピアノ科は存在せず、正しくは「演奏学科」の「ピアノコース」。SNSでは「嘘をつくな」と集中砲火を浴びている。

【こちらもどうぞ】ヒカルに梅宮アンナ…短い交際→結婚のメリットは? 堀北真希ら「0日婚」で成功する夫婦の共通点

 問題は、ピアノ科とピアノコースの違いよりもその後に続いた発言である。「みんな音楽できなくなっちゃってるんですよ。楽器も買えない。ピアノも買えない。親がこんなお金にならない仕事は子供にさせられないから」。

 元シンガーのさや候補は音楽の大切さを訴えたかったのだろうか。本当に音楽は「お金にならない仕事」なのか。芸大や音大で学ぶのは単なる趣味の延長なのか。どんな就職先が待っているのか――。

 国立(くにたち)音楽大学声楽科を卒業し、現在はフリーライターとして活動する西村愛氏に話を聞いた。

音楽大学出身者の見解は

 保育園の頃から歌が好きで、高校1年生から本格的に声楽を学び始めた西村氏は、「当時の国立音大声楽科は、現役でバリバリ歌っていた教授陣が揃っていて、声楽なら一番レベルの高い大学だった」と振り返る。

 卒業後は28歳頃まで舞台活動を続け、友人とユニットを組んで400〜450席のホールでコンサートを開催。先生からの紹介でオペラ出演なども経験した。

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


子どもが通う学習塾のもやもや5選。これって保護者の私がおかしいの?
 子どもを塾に通わせている保護者の中には、「これってどうなの?」と塾のやり方に不信感や疑問がある人もいるはず。あるいは塾...
愚痴の極み。最近「バカやろー!」と思ったことをアラフォー男女に聞きました
 2月28日は“バカやろーの日”だとご存じですか? それにちなんで(笑)、皆さんの愚痴を集めてみました。いつも笑顔の明る...
TVクルーがやってきた! 大興奮の青空“たまたま”フェスティバルに嬉しい悲鳴
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
ママとの癒着が濃ゆ!! 韓国彼氏と付き合ったら「マザコンレベルチェック」を即実行すべきワケ
 韓国人の夫(30代後半)と韓国で暮らしている30代前半の筆者。最近なにかと「韓国人の彼氏がいるのでいろいろ教えてくださ...
2025-03-24 06:00 ライフスタイル
いつまでも心の中に残る人は誰?
 春は別れと出会いの季節。  3年先、5年先、10年先…  いい意味で記憶の中に残る人になれるといいな。
【動物&飼い主ほっこり漫画】第93回「ハルはうめぇー」
【連載第93回】  ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、「コクハク」に登場! 「しっぽのお...
これって洗礼? 新参者が震えた恐怖のグループLINE3選…質問したらママ友達から既読無視をくらう
 すでに出来上がっているグループLINEに入るときは少なからずドキドキしますよね。そんな新参者の気持ちを和ませてくれる人...
【数字記号探し】「∽」の中に隠れた一文字は?(難易度★★☆☆☆)
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。毎日頑張るあなたがちょっぴり得した気分になれますよう...
《体調不良につき休演》投稿で飛び交う憶測…。無理しちゃったストリッパーに見えた?
 踊り子として全国各地の舞台に立つ新井見枝香さんの“こじらせ”エッセーです。いつでも、いついつまでも何かしら悩みは尽きな...
無意識が怖っ。同性から嫉妬されやすい女性の特徴5つと賢い対策法
 女性の中には、「なぜか同性から嫌われる」という人がいます。相手に何かしたわけでもないのに、初対面から嫌な態度を取られた...
【ユニクロ】開店前に行列500人!? タマタカ店限定ロンハーマンとのコラボTシャツ、初日“惨敗”ルポ
 ユニクロ(UNIQLO)は3月20日、「玉川高島屋S.C」(東京都世田谷区)南館4階に世田谷エリア最大級の大型店「ユニ...
酒飲みは要注意! 厄介客の情報は共有される…。恐るべし、スナックママ達の深夜集会
「本当は内緒にしてって言われてるんだけど…」から始まる会話、女性ならほぼ100%したことありますね。もちろん同じ会話がス...
女の子ママが心底めんどくさい!と思う5つの瞬間。子の性別によって親の悩みも変わります
 子どもの性別によって親の悩みも変わるもの。とくに女の子をもつママは、ママ友や同性という親子関係の中で「めんどくさい」と...
にゃんたま島に春が来た♡ 桃の花の“玉座”に降臨する「たまたま」様
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...